朝ドラ「カムカムエヴリバディ」

稔が教えてくれたラジオの英語講座は、たくさんの人との出会いを作ってくれた。安子・るい・ひなた、家族の繋がりも深く尊いものになって行った。

クリスマスの夜、るいの歌声は母・安子を引き寄せた。ずっと探し続けた母にやっと会うことができた。それは少し寒いクリスマスの夜だった。

ひなたは空港でアニーと会えなかった。もう二度と会えないかも知れない、るいはステージに立つことの意味が分からなくなった。

ラジオからアニー・ヒラカワの声が聞こえる。戦争で夫を失った、娘を授かったことを伝えることもできなかった。その声にるいは母親を重ねた。

るいと錠一郎はクリスマスフェスティバルに参加する。るいはステージに立ち唄うことになっていた。2人のため懐かしい人が駆けつけてくれた。

雪衣がついたウソは、安子とるいを引き裂いた。みんな間違える、るいも安子を信じることができなかった。自分を責め続けていた。

『サムライベースボール』で雉真繊維の旅が使われることになった。ひなたが話すと勇は泣いて喜ぶ。錠一郎はクリスマスイベントのステージに立つ。

虚無蔵がハリウッド映画に出演する。ひなたと五十嵐は、とても喜んでいた。そんな時に五十嵐は、ひなたを飲みに誘った。そこで思わぬ告白をされる。

アニー・ヒラカワは、虚無蔵に手紙を書いていた。『サムライベースボール』にキャスティングしたい、虚無蔵は返事を書かなかった。

ひなたは五十嵐と再会する。10年前に別れた2人、五十嵐は夢を追いアメリカに渡っていた。前よりカッコよくなっている五十嵐にひなたは揺れる想いを抱える。

ハリウッドの視察団の中に日系アメリカ人がいた。ひなたは、なぜか惹き付けられる魅力を感じる。英語は思いもよらない場所へと連れて行ってくれた。

榊原は美咲すみれと一緒にいた。一恵はその姿を見て動揺した。ひなたの前で辛い思いをぶつける。そこへ一恵を探していた榊原が現れる。

ハリウッドの視察団が来ることになった。ひなたは英語の通訳を頼まれることになった。そんな時、友人・一恵の相談にのることになった。

あんこのおまじない、それは安子からるいへ受け継がれた。ひなたは英語の勉強をしながら、あんこのおまじないの話を聞く。

るいは、ひなたと一緒に『カムカム英語』の歌を唄う。懐かしい母との思い出を振り返る。るいは母・安子を探すため勇から話を聞く。

るいは喫茶店で母を思い出す。安子と稔がつけた名前は、自由な未来を願ってのことだった。その頃、ひなたは母・るいの思い出に触れていた。

家族で過ごす時間が少しだけ、算太は最後に家族を求めた。るいは岡山に帰ることで母・安子への疑念が溶けようとしていた。

るいと算太は岡山で暮らしていた。雉真の家は大きくて、ひなたと桃太郎を驚かせる。懐かしい家には、るいの思い出が詰まっていた。

るいの前に現れた算太は、懐かしい話を始める。ひなたと桃太郎は、初めて知る両親の過去の話だった。

錠一郎はトランぺッターとしてプロを目指していた。母・るいとの出会い、ひなたと桃太郎は初めて知ることだった。