昭和20年8月15日、日本は戦争に負ける。たくさんの人が悲しみに包まれた。
第89話、戦争が終わって残されたモノ
「おちょやん」89話視聴率
第18週「うちの原点だす」第89話が、4月8日木曜日に放送されました。気になる視聴率は、発表され次第報告します。
大正5年、竹井千代は大阪の南河内の貧しい家に生まれる。9歳の時に芝居茶屋に奉公に出る。そこから華やかな芝居の世界に魅了されていく。
「おちょやん」89話あらすじ
やり場のない気持ち
「お茶、淹れましょ。戦争が終わったら淹れよ思うて大事にとっておいといたんだす。」
しずは、美味しいお茶を淹れてくれた。みつえは部屋から出てこようとしなかった。失ったものがあまりにも大きすぎた。
「ウソつきや、絶対に勝つ言うてたくせに。日本が勝つためにお父ちゃんは命かけて戦こうたんと違うんか。」
一福はやり場のない気持ちでいた。無駄死にではない。福助が戦ったのは、みつえと一福を守るため。
「戦争が終わって、みつえと一福が無事だった。それを何よりも願うてたはずや。」
千代は一福の肩を抱き寄せた。
「私はただ、しようと思うことはぜひしなくちゃならないと思ってるばかりです。」
泣きながらセリフの練習を続けた。
ウチの芝居の原点だす
千代は空を仰いだ。『人形の家』は、高城百合子が演じた作品。千代の芝居の原点だった。
「社会と私とどちらが正しいのか決めなくてはいけませんから。」
大きな声を出すのは久しぶりだった。その5日後、一平は稽古場に向かう。
「戦争が終わったら必ず連絡するって、ぼんに言われてたんや。」
家庭劇のみんなが集まっていた。小山田は引退した。
「きっと百久利も応援してくれてるわ。」
全国を回って芝居をする。一平は決めていた。
「芝居はどこでやるかやあらへんや、誰がやるかじゃ。」
みつえは部屋に閉じこもっていた。
「ウチらは芝居で全国を回ることになってる。もうあんたのこと構ってられへん、堪忍してなみつえ。」
道頓堀で1度だけ芝居をすることになった。みつえに見に来て欲しい。
「見に来てな。」
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朝ドラ「おちょやん」89話感想
言葉が見つからないなー。
みつえと一福にごめんねと伝えたい。みつえをこれ以上悲しませたくない、
普通に夫婦喧嘩して、普通に息子と遊んで、普通に大好きなトランペット吹きたかった。富川家らしく、のほほんと暮らしたかったね。
未だに戦死が信じられない、信じてない#おちょやん #朝ドラ #福助 pic.twitter.com/vq24Vwxy2j— 井上拓哉【劇団Patch】 (@tak_1107) April 7, 2021
ああ、千さんの「吹かれへんのかい」のツッコミでどれだけ救われたか。こんな小さいことに、笑いの、喜劇の、ほとんど神聖な意味があるんだな。 #おちょやん
— 玉川 薫 (@tamagawakaoru) April 7, 2021
千代の原点が『人形の家』で、そのセリフ「神聖なる義務」が千代にとっての芝居となるだけでなく、戦時中のそれぞれの思いを「社会と私、どちらが正しいのか」の言葉に落とし込んでいく。この脚本、やっぱりすごいよ! #おちょやん
— 酒上小琴【サケノウエノコゴト】 (@raizou5th) April 7, 2021
一福がまともにトランペットを吹けないの、当たり前といえば当たり前だし、でもここくらいは高らかな音色をとわたしたちが期待してしまうところで、やっぱり吹けないのw、これこそ”泣き笑いのエピソード”であり、#おちょやん という物語のひとつの精神だよね😭✨
— つくよみ (@shoshitsukuyomi) April 7, 2021
千さんは万太郎という存在がいるから生きられたしシズさんは戦争が終わったら美味しいお茶をみんなで飲むんやとその日を信じてお茶っ葉を守って生きたんだな。誰しもが心の中にささやかでも何か支えがないと生きられない。 #おちょやん
— マチチマコ (@machichimako) April 7, 2021
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