『わんぱく牛若丸』のライブアクションが始まった。なつ(広瀬すず)は、目で必死に追いながら絵を描いていた。
第71話、なつは牛若丸が馬にのる絵を描いた。その絵が波紋を広げている。
朝ドラ「なつぞら」71話視聴率
第12週「なつよ、千遥のためにつくれ」第71話が、6月21日金曜日に放送されました。気になる視聴率は、20.8%でした!
草創期の日本アニメーション界を支えた女性アニメーター・奥山玲子さんがモデルになっていると言われています。
朝ドラ「なつぞら」71話あらすじ(6/21放送)
なつの絵は矛盾している
ライブアクションは、ディズニー映画で使われている。『東洋動画』でも本格的に取り入れることになった。
「そなたなど知らぬ。すぐにここから出てお行きなさい。出てお行き。出て行かねば人を呼んで追い払いますよ。」
常盤御前は、牛若丸を追い払おうとする。母親に会いに来た子どもに辛く当たる。演出助手の坂場一久(中川大志)は、カチンコをするがうまく使えなで笑われてしまう。
『東洋動画』では、三つ穴のタップが使われるようになった。重ねた紙がズレる心配がなくなり、日本のアニメーションの技術革新に繋がった。
「ちょっとお聞きしたいんですが、この動画これでいいんでしょうか?この動画の動きはおかしくありませんか?」
坂場が作画課に来る。それは、なつの描いた絵だった。馬が崖を下って行く、地面がせまってくる牛若丸も馬も怖がりながら走っている。
「そこが分からないんです。怖がっているなら、なぜ体が前につんのめってるんですか?怖がっているなら体を後ろにのけぞろうとしませんか?」
体をのけぞると速く走っているように見えない。怖がっているのは、表情で表している。
「表情で説明していれば、それで済むんですか?」
アニメーションに求めるモノは何か?
馬と牛若丸が崖を下るシーンでは、顔が伸びたり縮んだりしている。これをアニメーションでは、ストレッチ&スクワッシュと呼ぶ。
「そういう表現は、動きにリアリティがなければ、ただの説明になりませんか?」
わんぱくな牛若丸だから怖くても後ろに引かない。なつは苦しい言いワケをする。
牛若丸は、危ないと言われても坂を下る。それが後に鵯越の逆落としに繋がる大切なシーン。坂場の言葉の意味が、なつには理解できなかった。
「リアリティって何ですか?アニメーションのリアリティって、実際の人間や動物の動きをそっくり同じに描くってことですか?」
それで子どもは楽しいのか?アニメーションにしかない動きをするから楽しいのではないか?なつは疑問に思った。
「子供が見るモノだからリアリティは無視してもいいということですか?」
『東洋動画』は、アニメーションの作り方の方向性が決まっていない。今のやり方が正しいとは思えない者もいた。なつは桃代とお昼を食べる。
「うん、東大出身の。哲学を専攻してたって。そういう情報は仕上課には、すぐ回るから。」
アニメーションは、やろうと思えば何でもできる。どこに向って絵を描くのか?そんなことも考えなくなっていた。
朝ドラ「なつぞら」71話感想
『なつぞら』第71話では、坂場(中川大志)がなつ(広瀬すず)の描いた絵に疑問をぶつける https://t.co/x716ihuinF pic.twitter.com/UK0J7v8rZp
— リアルサウンド映画部 (@realsound_m) 2019年6月19日
なつが描いた馬の動画を理詰めで指摘する坂場一久。絵は描けないけどアニメーションに関する知識は豊富で理論派の高畑勲監督っぽいですね。東京大学出身という点も本人になぞってます。#なつぞら pic.twitter.com/Nr7xwQx4CV
— キャッスル (@castle_gtm) 2019年6月20日
東大出、理詰めでガンガンに攻めてくる。坂場くんに高畑勲さんを思い出して「ちょっと~!ここに宮さん連れてきて!もっと面白くなるから」てなった #なつぞら
— ぬえ (@yosinotennin) 2019年6月20日
#なつぞら【鵯越の逆落とし】兵力に勝る平家が圧倒的有利と見られた一の谷の合戦において、源氏の総大将・義経が平氏に仕掛けた奇襲戦。1184年2月 義経の一軍は一の谷の急峻な絶壁を 騎馬で上から駆け下り、平家の本陣を背後から突いた。予想だにしなかった奇襲攻撃に平家軍は総崩れとなり、敗北する。 pic.twitter.com/mdxIgvl7sv
— ひぞっこ (@musicapiccolino) 2019年6月20日
なつ「何かおかしいですか?」
坂場「おかしくないですかと僕が聞いてるんです」この進め方が高畑勲っぽさが出てるw
まず聞いて相手に説明させて、でもその説明を理屈で粉砕。
— げらゴン (@flyinggeragon) 2019年6月20日
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