青天を衝け

栄一は日米関係の改善に尽力する。手を繋ぎ、みんなで幸せになる。栄一の戦争のない明るい未来を描いていた。

アメリカに向かった栄一は、伊藤博文の暗殺の知らせを聞く。平和を求める演説は人々に感動を与えた。その頃、日本では家族の問題が勃発してしまう。

栄一が倒れてしまう。生きてくれたら何でも話す、慶喜は涙ながらに語った。その後、体調が回復した栄一は慶喜の話を聞くことになった。

栄一は、たくさんの産業に関わり多忙だった。嫡男・篤二は跡継ぎの重責から逃げ出してしまう。偉大な父を持つゆえの悩みを抱えていた。

栄一は共同運輸を設立する。三菱・岩崎との熾烈な争いが続いて行く。そんな中、栄一は家族を守るため兼子との再婚を決める。

栄一は三菱の独り勝ちを阻止しようとしていた。そんな時、千代が病に倒れてしまう。あなたの道を必ず生きて、千代は最後の言葉を残した。

アメリカの元大統領・グラントの来日、栄一は千代と一緒にもてなす。郷土料理の味にグラントが喜んだ。栄一は深く感謝する。

事業は国利民福を目指す、才覚あるもんが強うあってこそ国利。栄一と岩崎の考え方は、真っ向からぶつかった。

栄一は、小野組の犠牲により第一国立銀行を守る。蚕卵紙の買い控えには、売り控えでやり返す。値崩れはさせない、強い意志を通した。

栄一が大蔵省を辞めて銀行を作ることになった。紙幣や切手など、みんなが便利になるような世の中を描いていた。

栄一は新しい経済の仕組みを作ろうとした。三井組と小野組からは不満が出る。栄一は力ずくで動かそうとした。

大阪・造幣局で新しい硬貨が作られた。栄一は五代に再会する。フランスで受けた苦い思いをぶつける。しかし、日本を変えたい気持ちは一緒だった。

栄一は改正係でやるべきことを打ち出す。通信や戸籍など、やるべきことは山積みだった。そんな改正係を大久保は面白く思っていなかった。

篤太夫はフランスでの功績を認められ新政府に出仕を求められる。東京に向かった篤太夫は、大隈重信から意外な言葉を投げかける。

篤太夫は駿府の財政改革に乗り出す。武士は刀をおく、商人は矜持を持つ。駿府は少しずつ財政難を回復しようとしていた。

栄一が6年ぶりに血洗島に行く。無事に戻ったことに家族は喜ぶ。妹のていは、戻らなかった平九郎のことで栄一を責めてしまう。

パリから戻った篤太夫は、慶喜の話を聞かされる。平九郎は若い命を絶つ、巻き込んでしまった篤太夫は、どこにも行けない怒りに震えた。

大阪で戦が始まった。慶喜は戦の中で江戸に戻ってしまう。篤太夫や昭武は、その知らせをパリで聞くことになった。先行きの不安を抱える。

慶喜は政権を帝に返すことを決める。岩倉具視は朝廷に戻ることを許される。薩摩は幕府を攻撃するため準備をしていた。

篤太夫はパリで行う万博の視察を行う。そこには最先端の技術を見せれる。日本のブースでは薩摩の紋が並び幕府は抗議する。