「みをつくし料理帖」ネタバレと感想!いよいよ最終回、無心に精進を重ねた澪の料理

2017年ドラマ

*当サイトはアフィエイト広告を利用しています

5月13日(土)からNHKから放送がスタートした「みをつくし料理帖」、江戸時代を舞台にした時代小説です。

高田都さんが描いた時代小説は、累計発行部数330万部の大ヒットになりました。小説の中の澪は、黒木華さんにピッタリです。

最終回は「寒鰆(かんざわら)の昆布締め」です。澪は、源斉から小松原の正体を聞かされてしまう。

時計の間の小野寺(小松原)は、江戸城で公方様の御膳奉行をしている。

ある日、御膳奉行が不正をしたため詰め腹を切らされた。それを知った澪はケガをしてしまう。

みをつくし料理帖

大阪に生まれた天涯孤独な澪(黒木華)は、天満一兆庵の女将だった芳(安田成美)に救われます。

天満一兆庵が火事になり、ひとり息子の佐兵衛を頼りに江戸に渡ります。

佐兵衛の行方は分からず、天満一兆庵の主だった嘉兵衛は気に病み無くなってしまう。

澪は江戸で「つる家」の主である種市に出会い働くことになる。澪は、大阪と江戸との味の違いに苦労しながらも道を切り開いてゆきます。

澪が料理を通して、まわりにいる人々を幸せにしてゆく姿が描かれています。

スポンサーリンク

みをつくし料理帖 最終回あらすじ

料理の腕比べ

つる家では、料理番付けを作っている版元から腕比べの話が舞い込んだ。大関をかけて登龍楼との料理対決をする。

つる家と登龍楼は、澪の作った料理を真似されたこともあり因縁の相手だった。

御膳奉行の不正

江戸城では、御膳奉行が公方様の上前をはねる事件が起きていた。その中のひとりが詰め腹を切らされてしまう。

時計の間の小野寺が小松原ではないのか?澪は心配のあまり料理に集中できない。指を滑らせて包丁でケガをしてしまう。

小松原への想い

登龍楼との腕比べを控えているのにケガをしてしまった澪。化け物いなりの前で泣いていると小松原が現れる。

よう下がり眉。久しぶりに会うのがこことはな。あ~そうか悪い夢でも見て眠れなくなったか?

俺もたまにそういうことがあってな。つい先達ては、海の中でキスに追いかけられる夢を見た。

腕比べのこと聞いておるぞ。どうだ登龍楼には勝てそうか?

それが、それが久しぶりに会っていうことですか?六月ですよ。土用の膳を食べに来てから六月。

もう、そんなになるか。あれこれとせわしなくてな。

時計の間のお勤めがですか?小野寺様なのでしょう?小松原様は小松原様ではなくて、時計の間の小野寺様なのでしょう。

下がり眉、なにゆえそれを。

ええんです。小松原様でも小野寺様でも、どのみち私にはどこから来てどこへ行くかもしれへんお侍様なんですから。

そやのに、読売の話を聞いて勝手に小松原様の身を案じて。その挙句こないなことになって。

こんなアホな私が至らへん私が登龍楼と腕比べやなんて江戸一番の料理屋になろうなんて、そないな大それたこと夢みたいなこと。

澪。みおつくしの澪、それがお前の名だろう。それは、船路の道しるべとなるものだ。それを頼りに人は海を進んでゆく。

お前の澪標は何だ?

澪。いいか道はひとつだ。

寒鰆の昆布締め

翁屋の伝右衛門は、ケガをした澪のために又二を手伝いとして送り込む。腕比べまでの助っ人、あさひ太夫からは“おぼろ昆布”が差し入れされた。

「寒鰆の昆布締め」は、おぼろ昆布を巻くことで程よく水気が抜けます。代わりに昆布の旨味が隅々まで染み込みます。

澪のケガを心配した源斉は、

澪さんがケガをしたのは、私のせいなのです。

知っていたんです私は、読売が出る前に父から聞いていて、御膳奉行の回りで何かが起きているということを

そのために小松原様がつる家に来られないのだということは察しがついていました。

あのお方が不正にかかわる人ではないということも分かっていました。

その事を澪さんに伝えていさえすれば、澪さんはケガをしなくて済んだんです。

私は卑怯者です。

源斉の澪への想いは、深く強いモノだった。

腕比べは、「唐墨」を出してきた登龍楼が大関を取りました。つる家は「寒鰆の昆布締め」で関脇に留まります。

でも、納得できないお客が版元に押し寄せることとなります。それくらい人々の心を掴みました。

無心に精進を重ねる

腕比べをするために助っ人をした又二も納得していない。

太夫、俺はどうにも合点がいきません。

澪ちゃんは勝ち負けなんか考えて作ってへん。無心に精進を重ねているだけや。

そやさかい澪ちゃんのお料理は、あないに人の体と心に染み渡るんやで。

登龍楼に食事に行った小松原は、采女に言う。

昆布締め一切れで登龍楼に真っ向勝負を挑んだ、つる家の女料理人たいした度胸だと思ってな。

 佐兵衛に会える 

文久12年(1815年)の初夏、芳と澪は佐兵衛を見つける。船にのっている佐兵衛も澪に気付くのだった。

澪、佐兵衛間違いなかったやな。佐兵衛やったな。

間違いおまへん

生きてた。生きてたんや。生きててくれたんや。

御寮さんがつる家にいることも伝えました。きっといつか訪ねて来てくれます。そしたら、きっときっと天満一兆庵も立て直せます。

その日まで私、身を尽くして精進します。

 まとめ

最終回のラストで芳の息子・佐兵衛が登場しました。これは、続編があると期待が高まっています。

澪の小松原への想い、源斉の澪への想い、あさひ太夫と澪は会えるのか、そして芳もまた佐兵衛に会えるのだろうか?

心星ひとつ みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 時代小説文庫) posted with ヨメレバ 高田 郁 角川春樹事務所 2011-08-10 AmazonKindle楽天ブックス楽天kobo

コメント

タイトルとURLをコピーしました