「CRISI(クライシス)」は、小栗旬と西島秀俊が出演した春ドラマです。アクションシーンが見どころの刑事ドラマだった。
公安機動捜査隊特捜班のメンバーは、稲見朗(小栗旬)、田丸三郎(西島秀俊)、樫井勇輔(野間口徹)、大山怜(新木優子)、そして班長の吉永三成(田中哲司)の5名です。
5人のスペシャリストが集められた特捜班は、次々に起きる規格外の凶悪事件に立ち向かう!
“救いようのない世界、それでも救いたい人がいる”、キャッチコピーもカッコいい!
刑事ドラマとして今まで見たことのないシーンが続出しました。アクションシーンをまとめて紹介します。
第1話 新幹線を途中停車&犯人と川に飛び込む
第1話のテロリストのターゲットは、親の権力に守られ、罪を免れてきた政治家の息子!
外務大臣が乗った新幹線に犯人が乗り込む、怪しい人物を発見して激しい格闘の末に確保する。しかし時間がなかった。
爆弾はタイムリミット寸前、特捜班の稲見(小栗旬)は、とんでもない行動にでる。
一度押してみたかったんだよ
新幹線を途中停車させてしまうのだ。
せっかくだから付き合ってやるよ
稲見は、何と犯人と一緒に川に飛び込んでしまう。
日本のドラマもここまで来たのか?と思うほどのアクションシーンの連続は、見ている方がドキドキするほどでした。
第2話 エレベーターホールの攻防戦!
第2話は、「国家の危機」を訴えたフリージャーナリストが殺されてしまう。田丸を呼び出したジャーナリストは、“アリス”という名前だけを残して息を引き取った。
特捜班の田丸は、ジャーナリストの家を調べることになる。そこにはジャーナリストの遺品を持ち去ろうとする人物と出くわしてしまう。
見張りを頼まれた稲見は、田丸が戻らないことに異変を感じる。エレベーターから降りてくる男と鉢合わせして激しい攻防戦を繰り広げる。
ジャーナリストが隠し撮りしたであろう場所からUSBメモリーを発見!そこには一軒家に入ってゆく与野党の政治家の姿があった。
“アリス”は、ここに住んでいた少女の名前だった。一軒家は、政治家たちの買春する場所でもあった。アリスは暴力を振るわれて病院に運ばれてしまった。
アリスの口を塞ごうと病室には、ジャーナリストの家に忍び込んだ男が現れる。待ち伏せていた稲見に取り押さえられてしまう。
人には言えない仕事をしていた。あることがあって、二度とそっちには戻らないと決めた。
お前やお前の雇い主を見ていると気持ちが揺らぐ。戻って決着を付けたらどんなに早いか。
引き戻すのはやめてくれ、俺はこっちの世界にいたいんだよ。
女の子たちに何かあったら深い闇に引きずりおろす。分かったらゆっくりとうなずけ!
男は政治家の秘書だった。心が暗くなってしまう重いラストシーンでした。
第3話 ベランダで挟み撃ち
第3話は、与党政調会長が目出し帽をかぶった2人の男に殺されてしまう。その後「平成維新軍」の犯行声明が出される。
殺人に使われた拳銃は「グロッグ19」、そこから暴力団事務所を特定する。組長を拘束すると息子・譲(大和孔太)が盗んだことが発覚する。
譲は、少年院にいるときに藤崎兄弟に会う。藤崎兄弟は5年前に起きた利益供与事件で自殺した議員秘書の子供だった。
3人が一緒にいる場所を突き止めるが気付かれてしまう。田丸に拳銃をむける譲を階段の上からベランダごしに渡り稲見が挟み撃ちにする。
譲はつかまえるが藤崎兄弟は逃がしてしまう。藤崎兄弟は、すでに引退している黒須を狙っている。
孫を連れて遊園地に来ていた黒須の前に藤崎兄弟が現れる。そこには特捜班の姿もあった。
特捜班に拳銃をむける藤崎兄弟に稲見が言う。
頼む、俺に撃たせないでくれ。生きてさえいればいずれまたチャンスがくるぞ。ここで無駄死にするな!
この国の大人は、都合の悪いものを見ないし聞こうとしない。深く考えようともしない。だから俺たちが銃をとって立ち上がらないといけないんだ!
“この国の未来のために”、その言葉を残してお互いの頭を打って死んでしまう。いろんな事を考えさせられたラストシーンでした。
第4話 暗殺者と攻防戦!
第4話は、大学で航空宇宙工学を専攻する有馬丈博教授(小市慢太郎)の身辺警護を命じられる。
大学の研究室に戻ると罠がしかけられていた。爆発物からは身を守ったが暗殺者が近くにいた。
暗殺者との激しい攻防戦の末、教授を守る事に成功する。ところが、特捜班から有馬が逃げ出してしまう。
新しい情報を渡すからかくまってほしいとお願いするが見捨てられる。それが公安だった。
国に見捨てられた有馬は、暗殺者につかまり体中に爆弾をしかけられてしまう。特捜班は解除に向かう。
総務課長の青沼がやってきて、その場を離れるように言われてしまう。家は激しく爆発して有馬を助けることが出来なかった。
またまた重いラストシーンでした!
第5話 暴力団の暗殺 私が権力に逆らったら殺しますか?
第5話は、政治家たちを恐喝している疑いのある暴力団の潜入捜査を命じられる。稲見は、暴力罪を装って留置場に潜入する。そこで仁愛工業の沢田に接近する。
沢田に気に入られて、麻薬の取り引きの同行することになる。取引現場には、2人の男が乱入してきて稲見以外が殺されてしまう。
目の前で沢田が殺されて動揺する稲見は、駈けつけた特捜班に守られる。そこには、政治家の黒い思惑があった。
仁愛工業は、とある大企業の裏金作りの為の麻薬密売の仲介をしていた。しかし、仁愛工業は他の麻薬取引にも手を出し始めた。
官房長官・神谷は、特捜班を囮に使って仁愛工業を排除したのだった。
権力側にとって邪魔な人間は適当な理由を付けて殺しても良いって言うんですか?
私が流した情報で人が殺されたんです。私は薄汚い仕組みに加担したんです。
薄汚い仕組みを変えたかったら正義感に囚われて動きを不自由にするな!善も悪も全て取り込んでしなやかに動け。そうやって蓄えた力でいつか本物の悪を叩けばいい。
屁理屈ですよ。
そうかもしれん。だが何もかも一気に変えることなど出来はしないんだ。目指す場所を見つけ、傷つきながらでも進むしかない。どうする、俺についてくるか?
考えさせてください。もし私が権力に逆らったら殺しますか?
次の日、官房長官・神谷が少女買春の容疑で逮捕された。
第6話 ホームセンター内の攻防戦!
第6話は、11年前に地下鉄車両内で無差別爆弾テロを起こし、容疑者として指名手配されていた里見修一(山口馬木也)が、都内のコンビニに突如姿を現す。
里見が再びテロを計画しているのではないかと躍起になる警察。特捜班は、里美の居場所を発見する。
特捜班の動きを察知した里美たちは、ホームセンターに逃げ込む。田丸と稲見は、激しい攻防戦を繰り広げるが里美には逃げられてしまう。
テロを実行したのは、カルト教団だった。里美は元警察官で潜入捜査のためにカルト教団に入っていた。なぜ警察を裏切ったのか?
里美の上司を調べると、3ヵ月前に警視総監になった乾 陽一(嶋田久作)の名前が挙がった。里美の狙い警視総監だった。
里美は間一髪のところで、稲見と田丸に取り押さえられる。
俺が教祖からテロの任務を受けたのは決行日の5日前だった。俺はすぐに公安の連絡係に連絡を入れた。
1日か2日で公安のガサが入り俺の任務は終わると思ってた。血行日の3日前、俺は教祖の命令で狭い部屋に閉じ込められた。
雑音の聞こえない場所で集中力を高める為だと言われたが要は怖くて逃げださない為に監禁されただけだった。
自分の心臓の音が迫ってくるような部屋で俺は仲間が助けに来てくれるのを待った。ひたすら待ち続けた。
だが、結局何も起こらず決行日の朝に外に出された。その時の俺の気持ちがわかるか。俺は仲間に裏切られ見捨てられたんだ。
俺に残された道は一つしかなかった。テロを実行することだ。そうしなきゃ俺はリンチで殺されていたはずだ。
俺の報告が無視された理由はわからない。大方テロを理由にして予算や人員を増やそうっていう算段だったんだろう。
もしくはテロを理由にカルト教団を一斉に締め付けようと思っていたのかもしれない。もしかすると爆破予告の地下鉄に公安が気に入らない官僚が乗っていたのかもしれない
理由は何だっていい。何にせよ俺は信じる物を失いそっちの世界に戻るきっかけを無くしてしまったんだ。だからテロを実行した。
お前が本当に警察官だとするなら、リンチを受けて殺されてもテロを実行すべきじゃなかった。罪のない人々の命を奪うべきじゃなかった。
確かにそうだな。理屈は正しい。あとはお前が同じ目に遭った時に本当の答えがわかるだろう。
それにお前の言うことが正しいと証明するものは何も存在しない。
それがお前らのいる世界だよ。まぁいい、すぐにわかるさ、すぐに。
里美は留置場の中で首を吊った。
第7話 高校生テロリストとの攻防戦!
第7話は、テロリスト集団の「平成維新軍」から犯行声明が出された。特捜班は阻止するように命じられる。
特捜班の大山は、ハッカーだったころに平成維新軍の前身と思われる組織に所属していた。その時のメンバーだった“坂本”と名乗る男を拘束する。
坂本は大山と銀行に潜入したときの思い出を語る。徐々に口を開き始める。そして、権力を持つ大人に深い憎悪を抱いていることが判明する。
平成維新軍の狙いはこの国の中枢にいる人物の大学生の息子たちだった。特捜班は大学に向かい平成維新軍のメンバーを取り押さえる。
またすぐに維新軍の活躍を見られるよ。今の時代誰でもテロリストになれるんだから。
平等はあらゆる善の根源であり、極度の不平等はあらゆる悪の根源である。僕たちはこの国の英雄なんだ!
第8話 150人の信者を相手に壮絶な戦い!
第8話は、公安の協力者として新興宗教団体“神の光教団”に潜入している林智史(眞島秀和)から、「重大な情報を手に入れた」と連絡が入る。
田丸は、妻の千種(石田ゆり子)を介して入った情報に動揺する。任務が終了すると林が千種の元の戻ってしまうからだ。
林の情報によるとテロの決行日は2日後、標的は文部科学大臣だった。イベントで大臣に近づく元信者を取り押さえる。
しかし、それは囮だった。団体にいるスパイをあぶりだすための罠だった。裏切ったのは林の妻の千種だった。
林は教団に拘束されてリンチを受ける。田丸は、千種をホテルに避難させる。田丸と千種はお互い恋心を抱いていた。
私が欲しくないの?私と一緒に暮らしましょう。」
私の心があなたを惑わせてしまった。あなたを別の人間に変えてしまった。まだ危険が去ったわけではないので、この部屋を出ないで下さい。
特捜班は林を救うために教団に乗り込むことになる。150人を相手に壮絶なアクションシーンが展開される。
千種は海外で生活することになり、林の潜入捜査も終わった。それと同時に田丸の恋も終わることになる。
第9.10話 特殊部隊員との攻防!激しいアクション
第9話と10話は、優秀な自衛隊員による復讐劇だ。狙われるのはアメリカにいる総理大臣・岸部(竜雷太)の息子だった。
稲見は、自衛隊時代の同期で、当時仲の良かった結城雅(金子ノブアキ)が二週間前に突然姿を消し、捜査対象になっていると聞かされる。
結城は、総理大臣・岸部を弓で襲ってから、アメリカにいる息子をおびき寄せる。
結城は東京駅構内のガス爆発で婚約者を亡くしていた。しかし、その事件はガス爆発ではなく総理大臣の息子が加担したテロだった。
結城がガス爆発現場に任務でいった時、婚約者の指にはめられた手作りの指輪を見つける。無事を祈ったが空しく、亡骸らを発見するのだった。
こいつが爆発した現場に初めて入ったのは、俺の部隊だったんだ。そこは、俺の婚約者が勤めていた店だった。
いつものように事情は知らされず、ただ国家にとって不都合になるようなものを見つけたら採取をしろと命じられた。
俺は彼女が生き延びていることを願いながら、現場に足を踏み入れた。そして、最初に見つけたのは俺の手作りの指輪をはめた愛しい人の手だった。
俺の愛する人の死は、国家にとって不都合な出来事だった。だから口止めをされ部隊の任務からも外された。
俺はまるで生きる屍だった。俺に残されたものは復讐だけだった。真相を突き止めて、俺の愛する人の敵を討つことだけだった。
俺にとっての初めての愛だったんだ。
俺もお前とおんなじだ。生きる屍だ!国家に命令されて無実の人間を殺した、あの日から。俺は一瞬だって、きちんと生きた心地がしなかった。
お前もそうだろ。俺がお前を解放してやる。今、お前は死んだ。でも、生き返れ俺が羨むぐらい生きることを楽しめ!
特捜班に連行される結城は、何者かに射殺されてしまう。
それぞれに複雑な思いが交錯した最終回でした。何を守るべきなのか?何が大切なのか?格差社会が生む歪んだ社会はどうにも出来ないのか?
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※紹介している情報は2019年6月10日時点のものです。現在は配信が終了している場合もありますので、最新の情報は各公式サイトにてご確認ください。
(記事内の画像出典:公式ページ)
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