明治42年、『喜多一呉服店』では跡取り息子・古山雄一(石田星空)が生まれた。
第2話、お金持ちの長男として生まれた裕一。意気地なしと呼ばれる子どもになっていた。
見逃した方はこちらから⇨「NHKドラマエール」
「エール」2話視聴率
第1週「初めてのエール」第2話が、3月31日火曜日に放送されました。気になる視聴率は、19.1%でした。
昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而、その妻・古関金子をモデルにした話です。昭和という激動の時代に心に寄り添う曲を生み出した。
「エール」2話あらすじ
ずぐだれ裕一
古山三郎(唐沢寿明)は、3人兄弟の末っ子だった。兄ふたりが亡くなってしまい、家の後を継ぐことになっていた。
「おい、おめえら手伝え。いいがら、いいがら。桑田、及川運んでくれ。落とすなよ。壊したら一大事だからな。」
三郎は、まさ(菊池桃子)を呼んだ。
「おー、めんこいな。まさ、よぐ頑張った。」
「どこ行ってだの?」
三郎は、レジスターを買っていた。
「レジスターつうもんだ。こいつはすげえんだ。客がいぐら買ったかを全部記録できる。」
「こんな日に、これを買いに?」
「そうだ。まだ、日本に数台しかねえ。こいづのために、もっと働からきゃなんねぇ。これで商売、がんばんぞ。」
「たまげだねぇ。」
三郎とまさは、子宝に恵まれずに諦めかけていました。やっとできたのが裕一でした。両親の愛情たっぷり受けて育ちました。
裕一は、運動も武道も苦手だった。緊張すると言葉がうまく出ない、自分の内面がうまく外に出せない。外の世界と壁を感じていた。
「女子かおめぇ。」
「おめぇんち、すげぇでっけえ呉服屋らしいな。」
「町一番の金持ちだって自慢してっぺ。」
「なっなっなんもしてねぇ。」
「でも、おめぇに文句あるやついっぞ。」
「うじの店の方が金持じだわ。それにあんだんとこは、とっちゃんの代になって落ちめだっぺ。」
「そごでだ、どっちが金持ちがケンカで決着つけっぺ。」
「やんないよ、僕は。」
「あんたのそのドモリ、とっちゃんのせいだっぺ?とっちゃんが商売が下手だがら、そうなったんだっぺ?うじの父ちゃんが言ってだ。」
「おっおっ女子だがらって、手抜がねぇがらな。」
裕一は、呉服屋の娘・とみ(白鳥玉季)とケンカをする。でも、負けてしまう。
「お前が負げでいいな。やめろ、その笑い。悔しいことを笑ってごまかすな。このずぐだれが。」
ずぐだれとは、意気地なしという意味を持っていた。
「俺は、お前みてぇなずぐだれが大嫌いだ。街で見かけたら、ぶっ飛ばす。」
音楽との出会い
「ほらぁ、言葉のあれもあっぺ?だからよ。」
「男子たるもの逞しく育って欲しいっすよね。」
「もじろん、向かってくる奴はばったばったと。」
そこへ、まさの兄・権藤茂兵衛(風間杜夫)がやって来る。
「三郎くん、久しぶりだ。」
「はい。」
三郎は、背中を向けてしまった。茂兵衛(風間杜夫)は、県内でも有数の資産家だった。銀行を中心に多くの事業を手掛けていた。
「で、どうなんだ経営の方は?」
「まぁ、まあまあで。」
「毎日、何十人も経営者を見ているがダメな奴はみんな一緒だな。」
「兄さん、わざわざそんなことを言いに?」
「俺、ひまじゃねぇ。」
「じゃあ、何?」
三郎が蓄音機を聞いていると、茂兵衛はくだらないと言い出す。
「東北で2代目ですよ。見てて下さい。あれ?あは、あはは。あれれ?」
レジスターは、うまく動かなかった。そこへ、裕一が帰って来る。
「お前、その顔?」
裕一は、顔をケガしていた。母親に甘えたくても、2歳下の弟・浩二につきっきりだった。蓄音機は、弟が生まれた祝いに買われた。
「裕一、入るぞ?」
「何?」
「そうだ、勉強・勉強してっが?」
「まぁ、それなりには。」
「そうが。まぁあれだ、人生いろいろある。ながなが思い通りになんねぇ。だがら何でもいい、夢中になるもん探せ。なぁ、それがあれば生きていけっから。」
「おっ、お父さんは?何?」
「今は、お前の話だよ。あるが何か?」
「山、川。」
「川って、あれが。流れてる川が?」
「うん、見でっとほっとする。」
「何でおめぇそんな。もっど楽しいごとを。」
「しゃべんなぐですむがら。」
「そうが。そうだ新しいレコード買ったんだ。舶来品だ、聞くが?」
「いい。」
裕一は、ひとりで絵を描き始める。三郎は、蓄音機で西洋音楽のレコードをかける。その音楽に裕一が目を見開いて聞いた。
「裕一?」
裕一は、蓄音機の前で座りだす。音楽の音色は、裕一の心に深く響き渡った。
朝ドラ「エール」2話感想
繊細そうな雰囲気に可愛くて整った顔立ちがぴったりで、子役の子がおおきくなったら窪田くんになるっていう説得力がちゃんとある。似てるなぁ。#朝ドラエール #エール pic.twitter.com/QXh2kfy0hD
— みるく (@teaspoon0718) March 30, 2020
すごいな。ナレが全てを説明してくれる。余白を全て埋めてくれる。家事の合間にながら見してる人やお年寄りにはものすごく親切設計。
— こぐま (@in_july2018) March 30, 2020
吃音を揶揄うわ相手の親を侮辱して挑発するわ、クソガキどもだと思うが「悔しいことをわらってごまかすな」という名言が。彼らも裕一と共に、きっと成長していくに違いない #朝ドラエール
— ぬえ (@yosinotennin) March 30, 2020
吃音に苦悩する裕一は、ナレーションの通り「自分と他人の間に線が引かれている」=発話による言葉という楔を他者との間に打ち込めない。でも蓄音機から流れる音楽は、メロディーという形で自分と他人をつないでくれるのではないか。裕一が瞬時にそれを感得したような展開。 #エール #朝ドラエール
— カルヴァドス (@cornelius0321) March 30, 2020
エール(2話)唐沢寿明登場、裕一はガキ大将に目をつけられhttps://t.co/givn7DHS3V
— 芸能旬なび☆相互フォロー (@geinosyunnabi58) March 30, 2020
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