【スカーレット】145話あらすじと視聴率!生きていたい武志の悲痛な叫び声

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NHKドラマ

喜美子(戸田恵梨香)は、武志の作った大皿を見つめていた。キレイな水の色をしていた。

第145話、武志は味覚障害になってしまう。智也からの手紙に悲しみが込み上げる。

見逃した方はこちらから⇨「【スカーレット】NHK

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「スカーレット」145話視聴率

最終週「炎は消えない」第145話が、3月23日月曜日に放送されました。気になる視聴率は、20.7%でした!

陶芸家の神山清子さんがモデルになっています。男が多い蔵元で信楽焼に魅了されて行きます。波乱に満ちた人生をどう描くのか?

「スカーレット」145話ネタバレ

心いっぱいの幸せ

「お母ちゃんの心、今いっぱいや。幸せやな、武志(伊藤健太郎)にしかできへん作品ができたな。」

「おう。」

喜美子は、幸せそうに笑った。武志も、笑顔いっぱいだった。

「作品が完成したんだ。」

「はい、先生にも見てもらいたいです。」

「うん、じゃあいずれ休みの日にでも。ぜひ。」

「山ノ根さんもよかったら。」

ふらつきや倦怠感は?ありません。食欲は?あります。

「食欲はあるんですけど。」

武志は、不安な気持ちを話した。待合室には、智也(久保田直樹)の母親・理香子(早織)がいた。

「葬儀の際は、遠くまでわざわざ。」

「いいえ。」

「これ、智也の遺品整理してたら。川原武さんへって。よかったら、受け取ってもらえませんか?」

理香子は、武志に手紙を渡した。

八郎(松下洸平)は、卵焼きを作ろうとしていた。

「何がおもろいねん?」

「味つけどうすん、ホンマにこれでいいん?」

「そうやで。それでええやんけ。」

ただいま、武志が病院から戻ってきた。

「何してんの?」

「おもろいで。」

「何がや、おもろいって何や。」

「卵焼き作ってくれるんやて。」

「卵焼き?」

「得意やねん。」

「知らんかった。」

「知らんよな、作るの初めてやもん。」

「作ろう思うたらな、お父さんに男が台所に立つもんやない。言われたんや。」

「ほやけど、その後作ろう思うたらなんぼでも作れたやろ。ホンマに得意なん?」

「うるさいなーもう、黙っといてくれる。人に作るん久しぶりや。」

「これだけやと不安やからな。晩ごはん、うな重頼んだで。」

「また?」

「また、贅沢な反応しよってからに。どこぞのお坊ちゃんったくもう。」

「特上やで。」

「特上ー。」

「武志の作品が完成した、お祝いや。」

「この卵焼きもな、お祝いやでー。お父ちゃんから武志に。」

「見たん?」

「おう、見してもろうた。ようできたな。」

電話が鳴る。喜美子が出ると大崎(稲垣吾郎)からだった。

「変わったことはないですか?食欲はあるんですけど、料理の味が分からなくなってきたんですと話てくれたんです。」

「そうですか?」

「味覚障害かも知れませんね。でも、お母さんは今まで通りで。お母さんの味で構いませんよ。」

「分かりました。わざわざお電話ありがとうございます。失礼します。」

武志が味覚障害に

テーブルには、特上のうな重が並んだ。

「あれー、キレイにできれるやん。見た目はなー。ほな、頂こか。」

武志は、特上のうな重を食べようとすると。

「卵焼き、行かんのんかい?」

「ほな先、頂こう。」

「ちょちょちょ、何も言わんといて。感想は、まず武志からや。」

「うまい、うまいで。」

「ほな、どれどれ。うんうん。」

「さっ、うな重頂こうか。特上は、初めてやな。どこが特上なんやろな。」

武志が箸を置いた。

「ごめん、俺ホンマは味がしいひん。よう分からん。うまいやなんて、ウソ言うて。」

「気にせんとき、失敗してんねん。うな重食べ。」

「ほやから、味が。」

「食べな力つかん。」

「今日は、もう休んだら?なっ。根詰めすぎて疲れたんやろ。武志、あの皿な水だけやないで太陽の光も感じるわ。ほんまにええ皿や。お父ちゃんが出けへんかったこと、やり遂げたな。うん?大したもんや。」

「僕を超えて行ったな。ちょっと体休めたら、また味も分かるようになるんちゃうか?そしたら、またホンマに美味しい卵焼き作ったるわ。」

「お父ちゃんの卵焼き。この先、何回作ってもろうても味は分からん。こんなんなる前に作ってくれや。なぁ、僕を超えてったって言うたな。ようそんなこと言えるな、超えられて悔しくないんか?負けんとやってやろうと思わへんのか?」

「そういう意地はないんか?なっ、お父ちゃんに誇りはないんか?情けない思わへんのか?俺ガッカリや、情けないで。」

武志は、自分の部屋に行ってしまう。

「開けるで。薬飲まんとな。ここ置いとくで。」

武志は、智也の手紙を渡す。(川原武志さんへ おれは)

「何を書きたかったんやろ?何を書こうとしてたんやろな。勉強教える約束しててん。俺の作品が出来たら、一番に見せたる言う話も。いつやったか大阪に遊びに行こう言う話もしてた。」

「好きな子がおる言う話も。バイクの後ろに好きな子のせて、琵琶湖1周したる言うてた。書きたいこと、いっぱいあったんやろな。それが、おれはで終わってんねんで。」

「お母ちゃん、俺も終わりたない。生きていたい。生きていたい。」

喜美子は、武志の頭をなでる。そっと背中をさすってから抱きしめた。武志は、苦しそうに泣いていた。

工房で大皿を見つめる。喜美子は、何かに気がついた。

朝ドラ「スカーレット」145話感想

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