【スカーレット】111話あらすじと視聴率!激しくは生きない武志の普通の道

NHKドラマ

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武志(伊藤健太郎)は、京都の美大を卒業した。信楽に戻って来ることになった。

第111話、燃え尽きるような道を歩いた喜美子。そんな風に生きることはできない武志の覚悟。

見逃した方はこちらから⇨「【スカーレット】NHK

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「スカーレット」111話視聴率

第19週「春は出会いの季節」第111話が、2月12日水曜日に放送されました。気になる視聴率は、19.0%でした!

陶芸家の神山清子さんがモデルになっています。男が多い蔵元で信楽焼に魅了されて行きます。波乱に満ちた人生をどう描くのか?

「スカーレット」111話あらすじ

喜美子へのプレゼント

武志の帰りを、学(大江晋平)と大輔(七瀬公)が待っていた。武志は、段ボールからビデオテープを出した。

「せやけど、ビデオデッキあんの?」

「ないけど、先輩が餞別にくれた。」

「ないって、どうやって見んねん。」

喜美子(戸田恵梨香)は、おはぎを作った。3人は、頬張って食べた。

武志は、仏壇の手を合わせる。

「なぁ、あかまつ行こうや。あかまつ。」

「今、カレー作ってるで。」

「帰ったら食べるさかい。明日も食べるし。飲もうや二人で。」

喜美子と武志は、『あかまつ』に行くことになる。二人で飲むのは初めてだった。

「お祖父ちゃん、覚えてる。」

武志は、鼻を押さえられると、うーとよく言っていた。あまり覚えていないが百合子から聞いていた。常治は、お酒が好きな人だった。

「卒業おめでとうやな。なんや、こんな風に呼び出して。」

「俺、お祖母ちゃん亡くなった時しか帰ってきいひんかったやん。3回忌のときも課題提出に追われて、話できんかった。」

「何の話?何の話や。」

「お母ちゃん、学校行きたかったんやろ。中学卒業して大阪行って、女中やりながらお金貯めて。なっ、ホンマは学校行きたかったんやろ?」

「行くで、連れてったる。疑似体験や。俺がお母ちゃんの分まで楽しんできた学生生活を今から話して聞かせたる。」

桜の木の下、校内を歩く新入生にちらしが渡される。サークル活動や歓迎コンパ、怖い顔の先輩や奇抜な格好の同級生もいた。

クラスは陶磁器専攻科、階段を上がって右に教室があった。秋には窓からキンモクセイの香りがした。掛井先生(尾上寛之)が釉薬の専門の先生だった。

「その掛井先生から釉薬の専門知識を、とことん教わった。伝統技法も学んだで。研修いうて、掛井先生と一緒に陶磁器の工場見学も行った。」

物づくりの心得も叩き込まれた。著名な芸術家を呼んで、集中講義いうんも受けた。

「ほや、ジョージ富士川先生も特別講習で来てくれはった。ビックリしたなアレ。」

その夜、喜美子は学生になった夢を見た。なぜかサニーでセーラー服を着ている。

「試験勉強か、嬉しい。」

喜美子は、夢の中でジョージ富士川に会う。

「ウチ、先生が特別講師をされている美術の学校へ通います。」

「川原さんは、もうこっち側の人間や。教わるより教える側の人間や。せやから、サインちょーだい。」

武志の夢

「ほんで掛井先生がな。美大から信楽窯業研究所に移らはって。この春から。」

武志が窯業研究所に行くことを決めたのは、掛井がいたからだった。

「掛井先生を追っかけて信楽に戻って来た。釉薬のことをな、もっと学びたいねん。せやから、お母ちゃんの穴窯を継ぐつもりはない。穴窯をやらんで俺は、ごめんな。」

「アホ、誰が穴窯継げ頼んだ。」

「ほやけど、俺がやらんかったら、どうなるん?」

「どないもせんわ。」

「お母ちゃんで、しまいにするん?」

「そんなん武志が考えることやない。」

「せっかく作った穴窯やん。」

「家庭菜園、穴窯でもやるわ。ほっといて。」

「ほな、ええんやな。こっからは、お母ちゃんやのうて。掛井先生に。」

「分かったから、しっかり頑張りー。」

喜美子は、掛井先生に会うため『信楽窯業研究所』に向かった。掛井は、研修室の奥の方にいた。

『信楽窯業研究所』は、地元の産業を支援する機関です。陶芸全般の技術支援、研究開発、人材育成などを行っていた。

「行きますよ、竜也くん。」

照子(大島優子)の長男・熊谷竜也(福崎那由他)は、髪を金髪に染めていた。以前は、クリクリ坊主の野球少年だった。

「竜也あんなんなってしもうた。家庭菜園・照子に夢中なってる間に、あんなんなってしもうた。カワイイ竜也が。」

「蹴ったで、」

「おい、先行くな。またんかコラ。何で足で蹴るねん。」

掛井は、弁当を食べようとしていた。

「川原喜美子さんですよね、陶芸家の。穴窯の自然釉の。掛井武蔵丸と申します。初めまして。」

「初めまして、武志がお世話になります。」

「先生の作品、拝見させて頂いております。昨年の秋の個展、入口はいって左に行ったところにあった。」

「ここに展示されてあった花瓶。花瓶です。家内とええな言うて、いつかお金貯めて買おうな言うて。」

喜美子は、掛井に会った話を武志にする。

「もうビックリしたで。握手して下さい言うからな。差し出したら、お母ちゃんの手見て。この手がこの手から、あの素晴らしい作品が言いやってな。もう言葉詰まって涙目やん。」

武志は、その話を聞いて笑い出す。

「いや、笑いごとちゃうで。」

「掛井先生はな、普通の人やねん。初めて会うた生徒には必ず言わはる。先生は、子どもの頃から何かが飛びぬけて上手かったワケやない。絵が上手かったワケでも文章が得意やったワケでもない。」

「集中力も普通、想像力も普通。特別なことは何一つない。それでも、こうやって陶芸の道に進むことができた。こうやって人に教えるまでの人間になれた。」

「努力する方向さえ間違えさえしいひんかったら、なりたいもんになれるで。」

武志は、自分の足で歩くため部屋を借りることになった。昼は、窯業研究所に通った。夕方からは、アルバイトをする生活を始めた。

喜美子は、ひとり暮らしになった。そこへ、見知らぬ人が近づいて来た。

朝ドラ「スカーレット」111話感想

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