裕一(窪田正孝)は、たった1日で『紺碧の空』を書き上げる。田中の思いに答えるため力を尽くした。
第40話、大切な人に想いを届けるために作曲をする。裕一は自分の原点を思い出した。新たな作曲家人生がスタートする!
見逃した方はこちらから⇨「NHKドラマエール」
「エール」40話視聴率
第8週「紺碧な空」第40話が、5月21日金曜日に放送されました。気になる視聴率は、21.8%でした!
昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而、その妻・古関金子をモデルにした話です。昭和という激動の時代に心に寄り添う曲を生み出した。
「エール」40話あらすじ
大合唱『紺碧の空』
「俺に何かできることなかね?と聞くと清水は言いました。早稲田ば勝たせてくれ、それが一番の楽しみやけんって。俺はそん時築いたとです。野球ば頑張ってる人のラジオを聞いて、頑張れる人がおる。頑張ることは繋がるんやて。」
田中(三浦貴大)は、野球をしていた頃がある。バッテリーを組んで来た親友・清水のためにも勝ちたかった。
「団長、書けました。」
「先生、紺碧のぺきが壁になっとります。」
「あっ、ごめん。」
「お前たち、慶応との決戦が始まるばい。この3年間の屈辱を晴らすときが来たぞ。紺碧の空で若き血を倒す。早稲田ここにあり。」
早稲田と慶応の戦いが始まった。第1戦は、1対2で負けてしまう。2戦目は、早稲田の勝ちだった。
最終戦には、裕一が応援歌の合唱指導をした。観客席には、音(二階堂ふみ)と二人で応援した。早稲田がリードしたまま最終回を三振で仕留める。
早稲田の優勝が決まった。神宮球場には、大きな声援と拍手が鳴り響いた。
「鳥肌まで立っちゃった、すごかったね。」
「話には聞いてたけど、実際の対決はまったく違った。」
「何だろうね、知らん人同志なのに一体感が生まれたときの興奮って。」
「あれこそ、奮い立つってことなのかな。」
「裕一さんがまた音楽に向き合ってくれて、私嬉しかった。」
「本当にありがとう。音のこと…音…。」
「何?何言ってよ。」
「音のことが、もっと好きになったみたい。」
「先生ー。」
「おー、団長。おめでとう。」
「いやー、先生のお陰です。」
「いや、僕は何もしてないです。」
「何ばいいよとですか?選手たちも力になったっち口々に言っておりました。静まり帰った学校が大騒ぎになっとるそうです。早稲田を救ったのは先生です。」
「救われたのは、僕の方です。お陰で目―覚めました。」
「そげんですか。何かよー分からんですが、お力になれたとならなによりです。」
「さすが団長です。団長―。」
田中は、裕一のためにエールを送る。
「そいでは、まったく曲が採用されん先生にエールば送りたかと思います。」
フレーフレー、古山。それ、フレフレ古山。フレフレ古山。
「そいでは最後にお二人にエールばこめて、歌います紺碧の空。」
その声は、遠く離れた清水の元にもきっと届いている。そう信じて歌う。
作曲家としての新たなスタート
まだレコードを1枚も出していない無名の作曲家・古山裕一が作った『紺碧の空』は、第六応援歌から第一応援歌と昇格した。
この応援歌は、現在でも力を与え続けることになる。
その頃、早稲田の事務局長は小山田(志村けん)のところに謝りに来ていた。早稲田の第一応援歌は小山田が作っていた。
「それは、もういいって言ってるだろ。」
『コロンブスレコード』では、木枯のレコードが売れていた。
「変だろ?B面の曲だったのに。」
「いやでも、木枯正人のデビュー曲だもん。」
「まあね、最初に出した時には認めてもらえなかったのに。」
木枯(野田洋次郎)は、裕一を心配していた。
「いろいろ聞いて心配してたんだ。大丈夫なの?」
「うん、も1回頑張ってみようかなって。」
「そうか、よかった。」
「木枯くん、曲書けなくなったって経験ある?」
「ギター持っちゃえば、何かしら浮かんでくるけど。」
「曲が浮かんでこないって、どんな気分なの?教えてよ、僕もいつか書けなくなる時が来るかも知れない。」
「僕、ずっと自分見てた。ただひたすらに自分自分自分。僕の頭の中は、僕でいっぱいだった。そこに誰も…誰も入る余地なんてなかった。」
「へーっ、俺はカワイイ女の子でいっぱいだけどね。」
「僕は、自分の力示すことに固執してた。そんな独りよがりの音楽、伝わるわげない。」
「やっぱり君は天才だよ。」
「天才なら、とっくに気づいてるよ。」
「天才だから、気づかないんだ。」
「ありがとう。といっても、これから何をどうしていいのかも分かんないけどね。」
「誰かを思い浮かべるんだよ。目を閉じてみたら…?」
裕一は、目を閉じてみる。
「うん?おー、あー。あー、えっ。ほう、そうだよ。このままのやり方じゃダメだ。今、今できること頑張ってやって見るから。ありがとうね、本当にありがとう。」
廿日市(古田新太)は、録音室で叫んでいた。裕一にお客さんが来ている。その声は届かなかった。
音は、学校で志津子(小南満佑子)とすれ違う。
「辞めたのかと思った。2次選考会まで、あと2週間。なのにあなたは先週休んだ。あなた、本気で歌手を目指してるの?それとも私がいるから諦めているの?」
「もしかしたら諦めていたのかも知れない。今から志津子さんの技量を越すのはムリだって…。でも、歌は音楽は技量だけはない。心から生まれるモノだって、昨日彼のお陰で知りました。ヴィオレッタ本気で勝ち取りに行きます。よろしくお願いします。」
裕一は、鉄男(中村蒼)を呼んでいた。
「大将、一緒に曲作んねーが?君もそろそろ夢に向かって進む時期だ。しかも、歌うのは久志だ。」
「久しぶり、覚えていると思うけど。佐藤久志です。」
5月25日(月)からは、第9週『東京恋物語』がスタートします!鉄男が恋に落ちる。裕一は作曲家として新たな道を歩き出す。
朝ドラ「エール」40話感想
【連続テレビ小説『エール』第40回・歌広場淳さん】◇1人の音楽家の夜が明けたことが死ぬほど分かりやすい………続きは https://t.co/DdVVq0Zo4I #朝ドラエール
— NHKアーカイブス (@nhk_archives) May 21, 2020
編集部です。
やっと聞けました、紺碧の空。
悩み多き1週間でしたが、カラッと晴れ渡ったような歌には元気づけられますね😊#朝ドラエール #エール— 朝ドラ・ガイド編集部(エール Part1 好評発売中!) (@nhkpb_asadora) May 21, 2020
今週の #朝ドラエール は、これまで裕一が音楽で人々を応援する物語なんだと漠然と思っていたのが、音から後押しされ団長から懇願され友人からシュークリームを差し入れされ、あろうことか自分が(締め切りギリギリで)つくった応援歌で自分が応援されるという、裕一が人々に応援される物語であった。
— つくよみ (@shoshitsukuyomi) May 21, 2020
殻を破り暗闇から抜け出た裕一さん、光に包まれてとんでもなく美しい
女神か??#朝ドラエール pic.twitter.com/CbopaHQwVX— あめ (@sheepoteto) May 22, 2020
裕一さんと音さん、二人のために歌われる『紺碧の空』
早慶戦で歌われているところも見たかったという思いもあるけれど、『紺碧の空』は団長の想いに心を動かされて裕一さんが書いた曲だから
裕一さんと音さん、応援団だけの場で、ここで歌われることの意味を深く感じました#朝ドラエール #エール pic.twitter.com/XhqHqRZfIP— いねまき (@inemaki) May 22, 2020
「誰かを思い浮かべるんだろ?」
「目を閉じてみたら」木枯さんに促され、目を閉じた裕一さんの頭に浮かんだ顔…
降ってくる音楽…
裕一さんが見失ってしまっていた裕一さん本来の曲の作り方ハーモニカ倶楽部で史郎くんのお顔を見て曲が降ってきたときを思い出しました✨#朝ドラエール #エール pic.twitter.com/BSXquKkxiO
— いねまき (@inemaki) May 21, 2020
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