脚本家・長澤が千代に会いに来た。辛いことを思い出すのが辛い、千代はラジオドラマを断ってしまう。
第105話、千代は春子の言葉に動かされる
「おちょやん」105話視聴率
第21週「竹井千代と申します」第105話が、4月30日金曜日に放送されました。気になる視聴率は、発表され次第報告します。
大正5年、竹井千代は大阪の南河内の貧しい家に生まれる。9歳の時に芝居茶屋に奉公に出る。そこから華やかな芝居の世界に魅了されていく。
「おちょやん」105話あらすじ
ずっとそばにいて
春子が嬉しそうに帰って来た。
「みんなの前でな、ちゃんと読めたで。」
作文を読むとき、春子は緊張してしまう。大きな声を出して読んだら、大丈夫になった。
「ゆきちゃんとちかちゃんが、頑張りーって言うてくれて誰からも笑われへんかった。千代おばちゃんのお陰や、おおきに。」
ずっとそばにいて欲しい。千代は泣いてしまう。
「竹井千代から電話があって、ラジオドラマやらしてもらわれへんかって。」
千代はラジオドラマへの出演を決めた。
「これは、おもろなりましたな。」
『お父さんはお人よし』の台本は、すぐに千代の家に届けられた。
またお芝居するの?春子は嬉しそうに笑った。千代は台本を読みこんだ。
栗子が贈った花かご
昭和26年3月ラジオドラマ『お父さんはお人よし』、最初の顔合わせの日が来た。栗子は花かごを持って来た。
「名乗らん方がええて思うてたんやけどな、あんたの決心にあてもちゃんと答えとうなって。」
「ずっとウチのこと見てはったんですか?」
千代が女優になった時、栗子は嬉しくて涙が止まらなかった。こっそり芝居を見ていた。それが生きがいになった。
「しんどいんやったら役者になんて戻らんでもええ思うてたけど、やっぱり嬉しい。あんたがもう一辺お芝居やるというてくれて。」
栗子は千代をずっと応援していた。1年前のあの日、千代を心配して探してくれた。舞台の上でいつもと違う様子が気になった。
「初めまして、竹井千代と申します。」
1年前、辛いことがあって芝居をやめてしまった。
「こないなアホに温かい声をかけて下さり、みなさんほんまにありがとさんでございます。」
もう二度とやめることはない。一生芝居を続けると約束した。
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朝ドラ「おちょやん」105話感想
「あなたのファンです」をそっと告げる花籠を贈り続けたその人が、あんたのお芝居が大好きやねんという栗子さんが、千代が女優復帰に「どっちゃでもええ。好きにしたらよろし」と言ってくれていたのか。胸が熱くなる #おちょやん
— ぬえ (@yosinotennin) April 29, 2021
実は竹井千代のトップヲタでもある栗子さんが女優を続けてほしい、彼女の演技を見続けたいという本心を欠片も見せずに「女優辞めてもいい。居てくれるだけでいい」と本人に言ってたのがなんていうか『推しの為』を第一に想うファンの鑑過ぎて今泣いている…。#おちょやん
— natsume (@rhodolite) April 29, 2021
#おちょやん 当郎が説得に来た時、栗子は女優復帰に「どっちでも」と淡々と言ったけど、その間合いにどれだけの想いがあったか。推しが病んだり疲れ果てたりしたときに、ファンかくあるべしを見た…
— かな ドラマ鑑賞アカ (@kanadorama) April 29, 2021
「花籠の人」は栗子さんやった。
実の父、実の夫に裏切られ続けた千代ちゃんが、密かに見守り続けてきた血の繋がらない「もうひとりの家族」に救われる姿に涙。良かったね、千代ちゃん。#おちょやん pic.twitter.com/H6sN0LnZ4m— きゅう山きゅう子 (@que_sun) April 29, 2021
栗子さんが花籠の人だと明かされる展開の美しさも素晴らしいし、でも栗子=ファンの言葉が千代の復帰を決めるわけじゃないのも良かったなあ。
ただ寄り添われ、あなたはいるだけでいいと肯定され、ゆっくりと満たされた先に初めて、千代が心の底から「やりたいこと」として女優を選ぶ。 #おちょやん— 二塁 (@atohz_chiri) April 29, 2021
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