【エール】44話ネタバレと感想!裕一の初レコード『福島行進曲』が誕生した

NHKドラマ

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音(二階堂ふみ)は、朝から眠そうにしていた。千鶴子は、そんな音を怪訝そうな顔で見つめていた。

第44話、鉄男は希穂子への想いを詩に託した。心震わせる詩に裕一は作曲をした。福島を捨てた裕一が向き合った恋の歌。

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「エール」44話視聴率

第9週「東京恋物語」第44話が、5月28日木曜日に放送されました。気になる視聴率は、21.3%でした!

昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而、その妻・古関金子をモデルにした話です。昭和という激動の時代に心に寄り添う曲を生み出した。

「エール」44話あらすじ

千鶴子の生き方と挑戦

「昨日は、主人の友だちが止まりに来てて。酔って暴れて大変だったの。」

「今、主人って言った?まさか音さん、結婚してるの?」

「うん、言ってなかったっけ。」

「聞いてないよ。人妻で学生でカフェーの女給ってこと?」

「カフェーは、今日で終わりだけどね。楽しかったよ、すごく勉強になった。」

千鶴子は、音を怖い目で見つめていた。

「最終選考まで、あと少しなのよ。必死で練習するのが普通じゃないの?」

「私だって必至だよ。」

「そういうの必死って言えるのかしら?私はね、子どもの頃から音楽のために全てを犠牲にして来たの。なのにあなたは、音楽も家庭も友だちも恋愛も何でも欲しがって手を伸ばす。あなたみたいな強欲な人に私は負けるワケに行かないの。」

「強欲?」

「私は、私の全てをかけてヴィオレッタを勝ち取って見せるから。」

その二人の会話を双浦環(柴咲コウ)が聞いていた。裕一(窪田正孝)と鉄男(中村蒼)は、『バンブー』に来ていた。

「昨日は、本当に悪かった。」

「ああ、みんないろいろあるよ。」

「会社は、何時がらなんだ?」

「ああ、出勤時間は自由だから。大御所になると出社しない人もいる。」

「へーっ、そういうもんなのが。で、どうなんだ仕事の方は?紺碧の空のお陰で評価あがったんじゃねぇのが?」

「そうでもないよ。この前ね、地方小唄の話あったんだけど、うまいこと行かなかった。」

「地方小唄?」

強欲上等!それでこそ音だ

音の家には、吟が遊びに来ていた。

「人妻がカフェーの女給って、あんた何考えてんの?」

「お母さんとか梅には言わんといてよ。面倒くさいから。」

「言うに決まっとるじゃん。こんな面白い話ないわ。」

「お姉ちゃんは、どうなっとんの?結婚の準備。」

「式の日取りが決まったところ。最近、気づいたんだけど。ウチの人、何だかんだ言って亭主関白なんだわ。裕一さんは、いい旦那さまよね。何でもあんたの好きにさせてくれて。」

「お姉ちゃん、私って強欲?」

「やだ、今頃気づいたの?」

「やっぱ、そうなんだ。」

「それが、あんたのいいところじゃんか。人間欲がなくなったらおしまいよ。強欲上等。」

「強欲上等。そっか。」

音がカフェーの控室にいると希穂子が来る。

「音江さん、夕べはお騒がせしてごめんなさいね。」

「いえいえ、あの…。」

そこへ、ママが来る。音は、カフェーで働く最終日になっていた。

「残念だわー。あなた鍛えれば一流になれそうなのに。」

「えっ、怒られてばかりでしたけど。」

「見込みがあるから怒られたんじゃない。」

「さすが希穂子ちゃん。その通りよ、それぐらい言われなくても察しなさい。ここで何を勉強したのよ。」

お店では、鉄男の声が聞こえた。

「希穂子、ちゃんと話がしてぇ。少しでいいから時間くれねぇが?」

「お引き取り下さい。分からない?迷惑してるの。本当のこと言いますね。福島を離れたのは、あなたが重荷になったからです。勘違いされて困ってたの。お帰り下さい。」

雨の中、鉄男は外に出て行ってしまう。

心震わせる鉄男の詩

裕一の家には、久志が来ていた。鉄男は落ち込んでいた。3人で酒を飲むことになった。

「そうだ、あん時おめえが一番に逃げたんだ。」

「覚えてないな。」

「いや、久志の逃げ足は学校一…いやいや宇宙一だよ。」

「危機対応能力に長けていると言って欲しい。」

「先生怖かったけどさ、4年の時に藤堂先生になってくれたの嬉しかったなー。」

「ああ、藤堂先生には頭あがんねぇ。」

「懐かしいねー。」

「いいもんだね、故郷の友だちと飲むのは。裕一が鉄男くんを東京に呼ぼうって言い出した時は、さすがに驚いたけどね。」

「ごめんごめん、舞い上がってました。」

「いや、嬉しかったよ。ここ最近、詩書くことなんて忘れてたから。」

「仕方ないよ、仕事だってあるしね。」

「実は、書いてみたんだ。」

「歌詞書いたの?見せて見せて。」

「福島行進曲。」

「俺なりの福島を書いてみた。」

「いい、すごくすごくいいよこれ。ねー。」

「いいよ、恋の歌だ。」

「紺碧の空を書いたときね、歌詞に共感するって、すっごくすっごく大事なんだって分かったんだよ。こういう、こういう心にグッてグッて来るこういうのずっと待ってた。」

裕一は、感動していた。

「僕ね、福島捨ててここに来たんだ。でも、忘れたことは一度もない。大将が思いをのせた、この歌詞でもう一度、もう一度ちゃんと福島と向かい合いたい。大将、いや鉄男。僕にこの詩で曲をつけさせてくれ。」

「分かった、いい曲つけてくれよ。」

「ありがとう、ありがとう。久志、歌ってくれるよな。」

「僕以外、いるの?」

二人は、茶の間で眠ってしまう。裕一は、作曲を始める。

初のレコード完成!『福島行進曲』

「福島行進曲。」

「地元で新聞記者やってる友人が書きまして、元々作詞家志望でかなり才能のあるやつなんです。」

「私は、とてもいい曲だと思います。横浜の地方小唄の話は、結局流れてしまったし。他のレコード会社が目をつけていない東北方面の地方小唄なら話題にもなりやすいかと。」

「あっ、そう。じゃあ、これで作ってみようか。」

裕一の初めてのレコードが作られることになった。歌うのは、廿日市が連れて来た女性歌手だった。

胸の火燃ゆる宵闇に、恋し福ビル引き眉毛、サラリと投げたトランプに、心にゃ金の灯愛の影。

東京に上京して2年が立った頃のことです。裕一はプロの作曲家デビューを果たしました。

朝ドラ「エール」44話感想

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