裕一(窪田正孝)は、踊り子・志津に失恋してしまった。志津は、小学校の時の同級生だった。
第16話、鉄男は裕一のことが気がかりだった。二人で曲を作る、その夢を諦めることはできない。
見逃した方はこちらから⇨「NHKドラマエール」
「エール」16話視聴率
第4週「君はるか」第16話が、4月20日月曜日に放送されました。気になる視聴率は、20.6%でした!
昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而、その妻・古関金子をモデルにした話です。昭和という激動の時代に心に寄り添う曲を生み出した。
「エール」16話あらすじ
裕一の好きなモノは音楽
「フラれだのに変りないですね。さすがは未来の頭取だわ。」
「君、バガなの?」
「どう見たって変だべ。朝から、ずっと仕事してんだど。」
「あ、そうですね。変だ、たしかに変だわ。」
「今はそっとしといてやっぺ。男の傷を癒すのは、時間しかねぇ。」
裕一の傷を癒すには、1年は必要になると考えた方がいい。
「ただ女にフラれだだけですよ。私なんて、離婚した1ヵ月後に恋に落ちましたよ。」
「その結果、離婚3回。」
「うっさい。」
ただフラれただけじゃない。男になるために必要な時間だった。銀行のみんなは、静かに見守ることにした。
1年後、茂兵衛(風間杜夫)は機嫌がよかった。
「ウナギでも食ってっか?この辺りの名物だろ。」
「あの、頭取?最近なにかおありでしたか?」
「裕一が心入れ替えた。仕事に身を入れてるそうだ。やっとだ、これで一人前になれば養子としてみんなに紹介できる。」
松坂(望月歩)は、裕一のことを茂兵衛に連絡していた。1年たっても裕一は暗く落ち込んでいた。
「時は万能でなかった。」
「僕に考えがあります。」
鈴木(松尾諭)は、裕一と一緒に酒を飲むことにする。
「古山くんも飲んで、ぐっとぐぐーっと。」
裕一は、顔を赤くして踊り出す。楽しそうにしているのは、酒の力があったからだった。
「お酒作戦は、いい考えだと思ったけど。」
「失敗だ失敗だ。彼を元気づける作戦、他にあっか?」
「恋もダメ、酒もダメ。ダメだわ、私それ以外のこと考えだことないんだわ。」
「彼が好きなモノは何だ?」
「音楽ですよね。」
「それだ。誰か楽器でぎっか?」
鉄男(中村蒼)は、原稿を書いていた。
「おい、鉄。双浦環知ってっが?」
「いえ。」
「バーカ、世界的なオペラ歌手だ。おまけに美人だ。今度、福島でコンサートやる見でえだから、おめえ記事書け。」
「えっ、いいんですか?食い物の記事も飽きただろう。予習しどげ。」
「ありがとうございます。」
俺は夢を諦めない!
鉄男は、裕一に会いに行く。雑誌『世界音楽』には、作曲募集の記事がのっていた。
「これ、見てくれ。音楽を避けてえ、お前の気持ちは理解できる。でも、このページだけ見でくれ。国際作曲コンクールの募集だ。お前の好きなストラヴィンスキーが審査員だど。なっ、挑戦すんのはタダなんだがら。やってみろ。」
裕一は、ペラペラとページをめっくってから閉じてしまう。
「俺やっと、ちゃんとした記事を任された。双浦環って歌手の福島講演の記事だ。インタビューもあんだ。これがら行って来る。もし、よかったらおめえも行がねえが?」
裕一は、首を横にふった。
「おめえ、このままじゃダメになっど。無理にとは言わねぇ。気が向いたらでいい、俺は諦めねえがら。また来る。」
裕一は、鉄男の言葉を思い出していた。
「何で音楽止めた。俺が弟食わせるために働かなきゃなんねえ。誌なんか書いてらんねぇって言ったら、お前言ったよな。しがみつけば必ず道は開くって、大将詩人になれるよ。あれはウソが?」
「俺が誌を書き、お前が曲を作る。その歌がレコードになり、みんなが聞く。そんな夢を描いてたけど、それもまた夢だな。」
ハーモニカの音が聞こえてくる。
「僕ら古山くんを元気づけたくて、元々そんなに元気じゃねーけど。今の君は君じゃない。君と音楽の間に何があったのが分かんねーけど。好きなんだろ?音楽。」
「お友だちからも、お願いされた。」
「国際作曲コンクール応募してみたら?」
「いつまでもウジウジしてたら、あの志津っていういけ好かない女の思うつぼだよ。」
裕一は、1年ぶりに笑顔を作った。昌子は、嬉しくて泣いてしまう。裕一は、作曲を始めることにする。
「キレイだ―。はぁー。」
双浦環(柴咲コウ)は、裕一の心を鷲掴みにする。その頃、豊橋にいる音は歌手になるために練習していた。
「あなたには見込みがあるわ、私の教室に通いなさい。一流の歌い手にしてあげる。」
「先生。」
「先生はやめて、堅苦しいのは嫌いなの。私とあなたはフレンズよ。」
「御手洗さー。」
「シャーラップ、敬語は使いなさいよ。」
「さっき、フレンズだって。」
「親しき中にも礼儀あり。」
「呼び方は、先生が決めて。」
「だから、先生は止めて。そうね、ミュージックティーチャーと呼びなさい。」
「ミュージックティーチャー?」
音が家に戻ると吟が待ち受けていた。妹に見合いを押しつけようとしていた。
朝ドラ「エール」16話感想
銀行メンバー、ミュージカルもできる。ただ閑なだけではなく芸達者な人が揃ってます(中の人効果)
そして一年ぶりに笑った裕一を見て喜んだり嬉し泣きしたり、閑なだけでなく優しいのよね… #朝ドラエール— ぬえ (@yosinotennin) April 19, 2020
裕一、なんというかいわゆる朝ドラ的な「俺はこの道に生きる!!」ってキャラクターじゃなくて、好きなことを諦めていて周りの人に焚きつけられて再挑戦したいんだけどそれより綺麗な女の人に見惚れてしまうというキャラクター造形が絶妙。#朝ドラエール
— 金澤流都@テレビ鑑賞 (@kanezya_asadora) April 19, 2020
#エール【バツ3】昌子さんのボディーブローが決まった瞬間。あの、志津さんとの恋の指南役が 実はバツ3だったという衝撃の新事実。当時は珍しかったでしょう(今もそうか)。おそらく今はフリーなんでしょうね。触れてはいけない秘密です。 #朝ドラエール pic.twitter.com/Cp5kES1msl
— ひぞっこ (@musicapiccolino) April 20, 2020
鉄男は自分の生きる道を示してくれた裕一をずっと覚えていて、今度は同じように裕一自身が生きる道を歩ませようとしているのか #朝ドラエール
— ぬえ (@yosinotennin) April 19, 2020
音楽という 「言語」 を失くした裕一くんが、更に失恋で『話さなくていいから山や川が好き』の状態に戻って 「会話」 もしなくなる。
川俣で音楽を聴き教会で音ちゃんに出会っての 「川俣…いい!」 とハーモニカの音で作曲を思い出し環さん見て 「…綺麗だ」 までが対。#朝ドラエール #エール— 小暮夕陽 (@turned_red09) April 19, 2020
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