喜美子(戸田恵梨香)は、7回目の窯炊きをしようとしていた。これが最後になるかも知れない。それでも挑戦することを諦めない。
第105話、喜美子は陶芸家になると決めていた。
見逃した方はこちらから⇨「【スカーレット】NHK」
「スカーレット」105話視聴率
第18週「炎を信じて」第105話が、2月5日水曜日に放送されました。気になる視聴率は、20.4%でした!
陶芸家の神山清子さんがモデルになっています。男が多い蔵元で信楽焼に魅了されて行きます。波乱に満ちた人生をどう描くのか?
「スカーレット」105話あらすじ
最後の挑戦!
「僕にとって喜美子は女や、陶芸家やない。これまでも、これからも。危ないこと、せんといて欲しい。」
八郎(松下洸平)は、窯炊きを反対した。
「心配してくれて、ありがとう。ウチは、八さんに出会うて陶芸を教えてもろうて。やりたいこと見つけて、見つけられて。ホンマに幸せです。幸せやから作品を作りたい。作りたいんです。ウチは陶芸家になります。」
窯炊きは、7回目の挑戦になる。喜美子は、スケジュール通りに窯炊きを始める。
「成功するぞ、おー。」
草間(佐藤隆太)が慶野川からもらったタヌキの置物をそばに置いた。見守ってもらおう、敬意を表して。祈りを込めた。
「ただいま、俺もやる。」
「危ないで、あっち行っとき。」
武志も手伝おうとしたが、直子にジャマにされてしまう。
「穴窯やってる時間、実家に入り浸りることになって。そっち帰ってへん。ごめんな。ほやけど、大丈夫。」
大丈夫。信作(林遺都)は、百合子(福田麻由子)の前で強がった。
「じゃないよ。新婚やのに。寂しい、寂しい。」
「おぞましい言葉が聞こえたんやけど、気のせいやろか?悪いな、手伝ってもろうて助かるわ。」
そこへ、照子(大島優子)が敏春(本田大輔)と一緒に差し入れを持って来る。
「ウチやない。敏春さんや。」
「終わったら、かまたって下さい。」
穴窯からは、激しい炎が出ていた。
陶芸家・川原喜美子の誕生
2週間目を迎えた日、穴窯の上部から炎が吹き上げる。
「喜美子、火事や消すで。」
「消したらあかん。水より薪や。もっと燃やす。もっともっと火炊くんや。」
喜美子は、穴窯の上部を鉄板で抑える。さらに薪を入れて燃やし続ける。
「これでええ、これでええんや。もっと燃やす、もっともっと燃やすんや。」
穴窯から作品を取り出す日がきた。喜美子が思ったような色が出ていた。ずっと思い続けて来た夢が叶った。
ちや子さん、いつかこの道を選んでよかったと笑って会える日が来ますように。そう手紙に書いたことを覚えていますか?
どうなるか分からん道を歩き出すのは、えらい勇気がいりました。勇気を出した、あの時の自分に見せてやりたいです。
ええ色が出ました。誰にも出せん、ウチにしか出せん。自然の色です。ちや子さん、取材に来てください。大きく取り上げて下さい。信楽の小さな工房にいます。陶芸家・川原喜美子です。
「喜美ちゃん、飛んで来たで。」
「ありがとうございます。」
昭和53年(1978)、武志は高校生になっていた。武志の友人・宝田学は、新米を持って来た。
「あー、お米やさんの。いっつもありがとう。」
「永山さんとこの大輔や。」
「おたく昔、永山陶業いう大っな会社やった。」
マツは、大輔を見るたびに同じ話をする。そこへ、喜美子が戻ってくる。後援会の会長と一緒に来た。
「テレビやら雑誌に顔出しするんは、ええかげん堪忍して下さい。この前のアレも疲れたで。」
学と大輔は、ピンクフィーバーズの大ファンだった。喜美子は、サインをもらっていた。
武志は、進路希望調査の書類を見ていた。進路のことで悩んでいた。
灰と土が反応してできる自然釉の作品は、陶芸家・川原喜美子の代名詞となった。喜美子は、工房で新たな作品を作っていた。
朝ドラ「スカーレット」105話感想
喜美ちゃん‼️
今まで大変だったね!おめでとう😭。#スカーレット pic.twitter.com/gfVtqSVbAo— 朝ドラ動画画像保管庫 (@dougahokanko1) February 4, 2020
うちは陶芸家になります。
それを言い放った瞬間から、ハチさんの気配が川原家から一切消えた。
その言葉に対してハチさんがどう答えたのか、喜美子の成功作品を見に来たのか、成功おめでとうの言葉をかけたのか、一切描写されてないのが情け容赦ないな。 #スカーレット— 雨見屋☂️ (@amemiya_ray) February 4, 2020
戸田恵梨香さんと喜美子の夢が一体になった瞬間だな。背中を押し続けてくれた人達が、炎の中にいるんだな。解らん道を進むのは、勇気がいりました。
ちや子さんに書いた手紙に涙が止まらないよ。#スカーレット pic.twitter.com/zF0f6mh00E— yuminasora (@nagsmafe15894) February 4, 2020
凄い色だった。喜美子が全てを捨ててでも欲しかったのはこの色なのかと圧倒された。これは確かに覚悟が無いと出せないな…と思う一方、愛する家族も、信楽の土も、住む家も工房も、築き上げた人間関係も 、夢その3の続きも。
全てを失ったのは八郎の方だったな…と胸が痛む。#スカーレット— ぽっくぽん (@YukoYou7) February 5, 2020
穴窯をやる前、あんなに「女性陶芸家」として名を売ることを否定していて、自身のことを「うちは何者でもない」と言っていた喜美子が「陶芸家になります」といって念願の自然釉の色を出した瞬間「陶芸家として取材してください」になるの、凄いよな…意地と誇りなんやな… #スカーレット
— 柚凪いろは (@_x_x_i_r_o_h_a_) February 4, 2020
八郎は離脱したが、彼なしでは穴窯の成功はなかった。穴窯を勧めたのは八郎だし、八の家出は喜美子にとってはどれだけ本気かを問われる試練でもあった。愛する八の制止を振り切ったからこそ、あそこまで狂えたのだと思うと、やはり喜美子の夫は八郎でなければならなかったのだと思う#スカーレット
— うえはす (@TIGmDv3LDIE0CxY) February 5, 2020
昭和53年に飛び、八郎の影は全く見えない。結局、八郎の言った「男と女だと思っている」、それに対する喜美子の「うちは陶芸家になります」が二人の出した最後の答え、そして決別だったということなのだねえ。#スカーレット
— あさひ (@asako0807) February 4, 2020
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