天文20年(1551年)、十兵衛(長谷川博己)は薪を割っていた。麒麟がくる日は遠い、将軍・義輝の言葉を思い出していた。
第12話、十兵衛の嫁!
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「麒麟がくる」12話視聴率
「麒麟がくる」12話が放送されました。気になる視聴率は、14.6%でした!
今川と尾張の戦は、将軍・義輝の力もあって和議を結んだ。信秀は、家督を誰に継がせるのか?
「麒麟がくる」12話あらすじ
織田と今川は和議を結ぶが、三河の拠点を制圧され、もはや今川の勢力は尾張の目前まで迫っていた。自分の命がもう短いことを悟った信秀(高橋克典)は、信長(染谷将太)らを集めて織田家のこれからを話し合う会議を開く。そこで待っていたのは、重要拠点の末盛城を、有力家臣と共に信長の弟・信勝(木村 了)に委ねるという言葉だった。失望で怒り狂う信長。その姿を見て、帰蝶(川口春奈)は病床の信秀を訪ね、今回の判断の真意を聞き出そうとする。一方、美濃では、光秀(長谷川博己)が熙子(木村文乃)を妻に迎え、祝福ムードに包まれていた。
出展:公式ページ
十兵衛の煕子への想い
「この世に誰も見たことがない麒麟という生き物がいる。ワシは、その麒麟をまだ連れてくることが出来ぬ。無念じゃ。」
将軍・義輝は、涙を流した。十兵衛、麒麟がくる道は遠いのう。義輝の言葉が忘れられなかった。
十兵衛は、鷹狩りに行くことになった。仲間とはぐれてしまった。そこへ、煕子が来た。
「久しぶりに野に出て、空を見ると晴れていて。見事に澄んでいた。気持ちがよいので、のんびり馬を走らせているうちに皆とはぐれてしまった。」
「ほんとに澄んで、静かな音がします。耳を澄ませると空は音がします。」
煕子は、いろりで温めた石を十兵衛に渡した。煕子は、十兵衛を見送ることにする。
「煕子どの、この十兵衛の嫁になりませぬか?共に幼い頃、大きくなったらお嫁においでと私は申した。煕子どのも、そのことを覚えておられた。私も覚えていました。」
今日ここへ、みなとはぐれるべくして来たような気がします。十兵衛は、煕子への想いを伝えた。
信秀の不器用な愛
織田信秀と今川義元は、義輝の仲立ちもあって和議を結んだ。今川は、尾張に接した拠点を手にすることになった。
「この末盛城は、信勝に与える。佐久間、信勝を支えこの城を頼む。信長、そなたにはこれまで通りに那古野城を任せる。引き続き平手と共に力を尽くせ。」
末盛城は、三河から近かった。ここからなら今川を睨むことだって出来る。名古屋城は、北の清州城に近かった。もはや主軸の城とは言えない。信長は反対だった。
「そなたに家督を譲ろうと思うたゆえ、大事な城を譲ったのじゃ。」
「納得できませぬ。」
「ならば出て行け、話はここまでじゃ。」
末盛城、家老の佐久間盛重や信秀がお気に入りの柴田勝家。その全てを信勝につけることになった。
「大事なモノは、全て信勝のモノじゃ。」
母・土田御前の企みではないか?信長は、そう疑った。あの豪気な父上さまが母上さまにさほどに甘いとは、帰蝶は耳を疑う。
「2年前、松平広忠の首をとったのも。こたび、今川との和議を平手にやらせたのも。みな父上がお喜びになると思うてやったのじゃ。」
母に愛されていない信長は、何をしても叱られる。その気持ちを帰蝶にぶつけるしかなかった。帰蝶は信秀の思いを探った。
「信長は、ワシの若い頃に瓜二つじゃ。まるで己を見ているようじゃ。良いところも悪いところも。それゆえ、可愛いと。そう伝えよと。」
尾張を任せる、強くなれと。帰蝶は、信秀の思いを信長に伝えた。
利政が狙われた
京では、戦に巻き込まれた住民がケガをしていた。東庵は、薬代を稼ぐために尾張に向かう。
土岐頼芸は、利政に鷹を譲った。その鷹が、突然襲いかかる。それをかばった家臣が死んでしまう。鷹の足には、毒が塗られていた。
「土岐頼芸さま、このワシを。ワシを?このワシを。」
明智城では、十兵衛が煕子の嫁入りの報告をしていた。その時、稲葉山城からのろしがあがった。
「何ゆえワシが殺されなければならぬののだ。ワシは、この美濃のために命をかけて働いてきたのじゃ。」
利政は、頼芸に戦をしかけることに決めた。頼則に近づくモノは許さない。高政は、頼芸について利政と戦うことに決めていた。
「ワシは土岐さまを守る。父上と戦う。ワシが立てば稲葉たちも従うと申しておる。一緒にやろう。共に父上を倒すのじゃ。」
駒は、 那古野城 に来ていた。十兵衛の嫁の話を帰蝶から聞くことになった。色白で可愛らしい娘。駒は切ない想いを見せないようにした。
「それは、よろしゅうございました。」
東庵は、末盛城に来ていた。信秀は、東庵を待たずに息を引き取っていた。天文21年3月のことだった。
「麒麟がくる」12話感想
信秀様の精一杯の親心の発露である「信長をよろしく頼む」という一言から、夫を奮い立たせる言葉を紡ぎ出す、帰蝶ちゃんはやっぱり美濃の蝮殿の娘だけある#麒麟がくる pic.twitter.com/DJnG6hFROc
— たこら(麒麟待ち) (@tacora1003) April 5, 2020
「父から言われて何よりうれしい言葉を帰蝶が聞き出してくれた。“親から愛されていない”と孤独を感じていた信長には、救いの出来事でした。帰蝶には、政略結婚とはいえ、本能的に甘えられると直感しているのだと思います。唯一、信長が本音で話せる存在なのでしょうね」(染谷将太)#麒麟がくる pic.twitter.com/IzyAuloEyA
— 【公式】大河ドラマ「麒麟がくる」毎週日曜放送 (@nhk_kirin) April 5, 2020
道三の「土岐さまを神仏のように…」ってのは
神輿や仏像のように担いだり戴いたりするのに都合がよく、
自分から動いたり喋ったりしない…という意味だろうな#麒麟がくる— いつまで (@bushou_mono) April 5, 2020
「城に帰って、寝るかあ」
加納口の合戦で命からがらの目に遭って、味方の骸を前に絞り出した言葉がこれ。戦国を生きる武将の豪胆さを持ちながら、我が子の行く末を憂い愛おしむ一人の男として、とても魅力的でした。信秀様、お疲れ様でした。#麒麟がくる— ぬえ (@yosinotennin) April 5, 2020
十兵衛のまなざし。
前半は甘美さと少しの躊躇いの混じったものを、時に横顔に。告げた後は自信に満ちた(返事は急ぐな、と言ってるけど断られるとは微塵も思っていない)男のそれをまっすぐに釘付け。
想いの動きを見せる、演出も演じ分けも素晴らしい。#麒麟がくる pic.twitter.com/e8s4GHgXxl— まみたま☆カピカリターズ (@mamikyurun) April 5, 2020
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