【エール】39話ネタバレと感想!誰かのために裕一が原点を取り戻す田中の涙の訴え

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NHKドラマ

音(二階堂ふみ)は、豊橋に帰ってしまう。関内家では、吟と婚約者の鏑木も来ていた。

第39話、裕一と音の気持ちはすれ違ってしまう。もうどうすることもできないのか?

見逃した方はこちらから⇨「NHKドラマエール

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「エール」39話視聴率

第8週「紺碧な空」第39話が、5月20日木曜日に放送されました。気になる視聴率は、21.7%でした!

昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而、その妻・古関金子をモデルにした話です。昭和という激動の時代に心に寄り添う曲を生み出した。

「エール」39話あらすじ

誰かのために生きる

「お姉ちゃん、うまく行ったんだね。少々固いところがある姉ですが、よろしくお願い致します。」

「もっと褒めてよ。」

「そこが良いところだと承知しております。こちらこそ、よろしくお願い致します。」

音は、裕一(窪田正孝)のことを相談する。

「私は裕一さん大丈夫だと思う。だって、才能があるじゃん。」

「それは、分かってるけど。発揮できんの、認めてもらえんの。」

契約金だと思っていたお金は前払いだった。つまり借金をしているということになる。

「でも、それよりも何よりも…。このままじゃ裕一さんが裕一さんじゃなくなる。」

光子(薬師丸ひろ子)は、鏑木(奥野瑛太)に意見を求めた。

「いえ、私は軍人ですし音楽の世界は存じませんが。軍人が命をかけて戦えるのは、誰かのためだからです。祖国・両親・友人・戦友のために戦うのです。裕一さんは、どうですか?」

その頃、裕一は久志(山崎育三郎)を呼んでいた。こうなった原因は何なのか?応援歌を断ったせいだと裕一は分かっていた。

「なぜ書かない?」

「書かないんじゃないよ、書けないの。西洋音楽なら書けるよ。人から依頼されたモノが書けない。」

「西洋音楽なら書けんのか?」

裕一は、『反逆の詩』を見せる。3日で書いた作曲を小山田にも見せていた。

「そこまで悪くはないと僕は思うぞ。」

「いいよ、それはいいよ。音だよ音、音。」

「応援歌が原因なら、応援歌を書くしかないだろ。」

「だっだから、書けないんだってば。」

「彼女を取り戻せるとしてもか?」

その頃、音は工場に来ていた。

「まだ1年しか立っとらんのに、どうして懐かしいんだろうね。」

「音の心がここ離れたからよ。」

吟(松井玲奈)と鏑木がうまくいっている。でも、婿でも一緒に住むことはできない。

「軍人さんだからね。梅も東京に行きたいみたいだから、よろしくね。」

「お母さん寂しくない?この家誰もいなくなっちゃう。」

「うん。娘が元気で愛する人と幸せに暮らしとるなら充分。」

光子は、幸せそうに笑った。

「なるべく帰って来るようにするから。」

「帰って来るなら、孫連れて帰ってね。」

裕一と久志は、納豆をかき混ぜていた。

「音って実力はどうなの?」

「学年で2番目だ。」

「えーっ、すごいね。」

「まぁ、1番との差はかなり開いてるけどな。」

志津子は、双浦環の再来とも言われていた。裕一は、努力してもどうしても書けなかった。

田中の涙の訴え

音は、田中(三浦貴大)のところに来ていた。

「今の裕一さんには、心を動かす言葉が必要なの。」

「俺は、頭も悪かですし口下手ですけん。」

「分かっとる、口下手でもいい。あなたの思い、気持ちを伝えて。裕一さんの心を動かして、凝り固まった頭を吹っ飛ばして。いい。早稲田の勝利・古山家の将来・古山裕一の音楽人生の全ては、あなたの双肩にかかっています。頑張って。」

久志は、シュークリームを買って来た。裕一が書けるようになるまで側にいることに決めていた。

「その割に無理にすすめないね。」

「自分で気づかないとね。人は変われないから。」

「僕は変わったから書けなくなったんだよ。」

「違うよ、それは。」

そこへ、田中が来る。久志は姿を消してしまった。

「先生、話があるったい。」

「試合、明日でしょ?諦めて…。」

「そんなワケには、いかんたい。」

田中は、九州の片田舎で生まれた。中学時代は野球をしていた。甲子園に行けると期待をされていた。その原動力は、幼い頃からバッテリーを組んでいた清水誠二だった。

雨で練習がなくなった時、公園で2人でキャッチボールをしていた。その時、田中はわざと遠くにフライを投げた。

「清水は、その球ば取ろうとして足に大きな深い傷ばおってしまいました。」

麻酔がきかなくて清水の口に手ぬぐいを入れられた。

「何か必要なものはと聞くと、清水はラジオと言うちょうとです。早慶戦を痛みに耐えるために聞かせてくれと言うちょるとです。」

清水は手術に耐えることができた。でも、足は元通りにはならずに学校を辞めてしまった。

「しばらくして清水に会いました。俺に何かできることなかね?と聞くと清水はいいました。別になかっちゃけど、しいて言うなら早稲田ば勝たせてくれ、それが一番の楽しみやけんて。俺は、そん時気づいたとです。野球ば頑張ってる人のラジオを聞いて、頑張れる人がおる。頑張ることは繋がるんやって、そしたら俺にできることはないか?野球の技量はなか、選手が活躍するために応援することしかないんじゃないかって。なのに、まったく勝てん。清水に申し訳けのうて。」

「何で僕なんですか?」

「俺は、器用なやつは好かん。先生は、不器用やけん。」

「何だ、賞とったからじゃなかったのか。」

「何ですか?」

「いやいや、もういいです。忘れて下さい。」

「先生、書いて下さい。清水のために…。」

「明日までだね。」

「はい。」

「先生、ちなみにこん食べ物は何ですか?」

「シュークリーム、食べてみて。」

「うまかー。うまかー。」

田中の涙の訴えは、裕一の心を動かした。

朝ドラ「エール」39話感想

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