裕一(石田星空)は、鉄男に本を返そうとした。そこで見たモノは、善治の見たこともない姿だった。
第6話、鉄男の誌は素晴らしいモノだった。裕一が曲をつける。最高のダッグが生まれるのか?
見逃した方はこちらから⇨「NHKドラマエール」
「エール」6話視聴率
第2週「運命のかぐや姫」第6話が、4月6日月曜日に放送されました。気になる視聴率は、20.1%でした!
昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而、その妻・古関金子をモデルにした話です。昭和という激動の時代に心に寄り添う曲を生み出した。
「エール」6話あらすじ
三郎の決断
「ふざけんなよ。親に口答えなんが100年早えわ。もっと稼げ、稼ぐまで帰ってくんな。お前は魚屋だ、色気だすんでねぇ。」
善治(山本浩司)は、鉄男(込江大牙)を投げ飛ばした。裕一は、本を返そうとするるが言い出せないでいた。
「何だ、お前。何見てんだ。」
「いや、あの。こっこっこれを、これを。」
「何してんだ。」
鉄男は、裕一のカバンを地面に叩きつけた。
「ご、ごめんなさい。」
裕一は、びしょ濡れになって家に戻る。
「何だおめぇ、びしょ濡れじゃねーが。」
裕一は、何も話さなかった。三郎もまさも心配していた。
「ごちそうさま。行ってきまーす。」
「何があったんでしょう?」
「俺、これがら郡山さ行ってくるわ。」
「がんばって。」
三郎(唐沢寿明)は、銀行に融資のお願いに向かった。これがダメだったら…。従業員たちは、不安を隠しきれなかった。
「古山。俺は、筋を通す男だ。悪がった。これ。」
鉄男は、裕一のバックと壊してしまったハーモニカを持っていた。
「ありがとう。」
「吹け、直ってるかどうか吹かなきゃ分かんねーべ。吹け。」
ハーモニカは、うまく音を出すことができなかった。
「すまねぇ。」
裕一は、その優しさに笑顔を作った。郡山東銀行は、融資を受けてくれなかった。
「郡山東銀行、もう古い付き合いなのに。」
「それが、先代なら無担保でも貸すが俺には…だど。」
「旦那さん、もう川俣銀行しか残ってません。旦那さん、ご決断を。」
乃木大将との別れ
三郎は、家にある骨とう品を売りに出すことにした。それで何とか当座をしのぐことになった。
「当座をしのいだだけです。すぐに行き詰りますよ。」
「早よせぇ、跡取りが決まらんと死んでも死に切れんわ。」
茂兵衛(風間杜夫)は、三郎の子どもを跡取りにしようとしていた。お金がなくなれば泣きついてくる。その時に養子の話をまとめようとしていた。
「昔の歌とか誌が好きなんだ。全部よんだ。」
「すっすごいね、将来は詩人だね。あっあの誌、すごかったもん。」
「あの誌?」
「空にかかれし満月のってやつ。」
「おやじが許さねぇ。」
「でも誌を書くのが得意なんでしょ?人よりほんの少し努力することが辛くなくて、ほんの少し簡単なこと。それが得意なことだって、藤堂先生言ってた。しがみつけば必ず道は開けるって。大将、詩人になれるよ。」
「バカ言うな。」
「いや、絶対になれるよ。」
「うるせぇ、母ちゃんや弟の面倒も見なきゃなんねぇ。お前とは違うんだ。おめぇ、明日食うもんの心配したことあっか?」
明日食べるものがない、弟に食べさせる物がない。そんな心配をしたことがあるのか?鉄男にとっては、毎日のことだった。
「毎日毎日、明日食うもんの心配してんだ。」
「なら、僕の家のは?」
「バカにすんな。俺はこじきじゃねぇ。俺は誌を書くのが好きだ。でも、それじゃ飯は食えねぇ。」
「あの誌、あの誌に曲をつけっから、いい?つけだら持ってぐね。」
日曜日の昼、三郎と裕一は音楽を聞いていた。
「善治が夜逃げ?」
善治は、あちこちから借金をしたまま行方をくらました。鉄男も一緒だった。裕一は、鉄男を追うが見つからなかった。
「大将、でぎだよ。聞いて。」
(空にかかれし、満月の。地上に落ちてはかなくも。光包みて、こうとうの。)
裕一は、どこにいるか分からない鉄男に向けて歌い出す。
「頼ることは恥ずかしいことじゃない。自分の才能から逃げるな。一生後悔するぞ。」
「先生は、逃げだの?」
「俺は、ないものを追ったんだ。」
藤堂(森山直太朗)は、鉄男に新聞記者の名刺を渡した。鉄男は、大切に持っていた。裕一は、壊れたハーモニカで鉄男のために作った曲を奏でる。
その頃、裕一の運命の人も波乱万丈な人生を歩き出していた。
朝ドラ「エール」6話感想
#エール【才能から逃げるな】藤堂先生の言葉「才能から逃げるな」彼自身 自分の才能から逃げた後悔から生まれた言葉だと思っていたが、真実は逆だった。自分の才能を信じて追い求めた結果、それがないことに気付く人生だったようだ。だからこそ、才能を持つ人間がそこに向き合わない事が歯痒いのだな。 pic.twitter.com/YOCuddffN1
— ひぞっこ (@musicapiccolino) April 6, 2020
「才能から逃げるな」「先生は、逃げたの?」
「俺はないものを追ったんだ」
ないものを追って力尽きた人は、私を含めて世の中に沢山いる。藤堂先生のように、才能ある人に拍手と声援を送り続けたい #朝ドラエール— ぬえ (@yosinotennin) April 5, 2020
#朝ドラエール 大将は何も言わなかったけど、嬉しくないわけないんよ、曲をつけたいって、いわば自分が秘めた情熱で書いた小説を人気絵師さんが読んで「すごい!好き!挿絵描きたい!描かせて!」って言ってくれるようなもんだもん。嬉しくないわけないんや…忘れるはずもないんや…
— かな ドラマ鑑賞アカ (@kanadorama) April 6, 2020
#エール【浮世小路行進曲】鉄男と裕一の初めての共作「浮世小路行進曲」。しかしそれは 切なくて哀しいメロディーで、曲調も まったく行進曲ではなかった。 #朝ドラエール pic.twitter.com/m4GprHgCKD
— ひぞっこ (@musicapiccolino) April 6, 2020
裕一の涙は鉄男を思って流したものだったんですね…
裕一が初めて誰かにエールを送るために作った曲
裕一作曲、鉄男作詞で作られた初めての曲「頼ることは恥ずかしいことじゃない」
藤堂先生は鉄男にも大事な言葉をかけていたんだな…
裕一にも先生からの言葉はしっかりと生きている#朝ドラエール pic.twitter.com/XS31lK9Izc— いねまき (@inemaki) April 5, 2020
#朝ドラエール の光と陰の描き方が好きだ。貧困の最中にある鉄男には才能がある。恵まれた裕一の家にも陰が忍びよっている。子供達を導く藤堂先生にさえ挫折の過去がある。人は光の中だけを歩けるわけではない。でも闇だけでもない。そういうコントラストの付け方がとても好き
— naoスッスハッハ党 (@gareriokonako) April 5, 2020
#朝ドラエール 月曜日から見どころしかない回だったけど、個人的に一番心揺さぶられたのは藤堂先生が鉄男に『頼ることは恥ずかしいことじゃない』と言い聞かせていたこと。こどもだからこそ、己のよすがとして未熟な意地を通そうとすることがある。そんな必要はないのだと伝える大人がいることの大切さ
— どぐりん (@dogurin) April 5, 2020
自分のことを『無いものを追った』と形容しながら、こどもたちのなかの才能の芽を見つけだし、水をやり、周囲の雑草を払って光をあてようとしている藤堂先生。他者の才能に気づき、それにエールを贈れることもまた、才能そのものと同じくらい尊く大切な行為であるという作品からのエール #朝ドラエール
— どぐりん (@dogurin) April 5, 2020
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