学校に警察から連絡が入った。音(清水香帆)の父・安隆(光石研)が亡くなってしまう。
第9話、父の突然の死は音を悲しみの中に置き去りにした。
見逃した方はこちらから⇨「NHKドラマエール」
「エール」9話視聴率
第2週「運命のかぐや姫」第9話が、4月9日も木曜日に放送されました。気になる視聴率は、19.1%でした!
昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而、その妻・古関金子をモデルにした話です。昭和という激動の時代に心に寄り添う曲を生み出した。
「エール」9話あらすじ
父との思い出
「関内、お父さんが亡くなられた。大阪で事故に巻き込まれた。子どもを助けて、電車にはねられたらしい。」
あまりにも突然のことだった。葬式が終わって1週間がたっても、音には実感がなかった。光子は、子どもたちと一緒に海に来ていた。
「優しかったよね、お父さん。」
「お父さん、痛かったかな。」
「痛かっただろうね。」
「それ、どうするの?」
「お父さん、言っとたの。俺は墓みたいな、狭い場所で眠るのはイヤだ。広いところがいいって。」
光子(薬師丸ひろ子)は、手の中に安隆の灰を持っていた。愛おしそうに頬に当ててから、海の風にのせた。海に向かって手を合わせる。
関内家では、父の席だけがポッカリと開いていた。
「あっ、今日は銭湯の日だ。どうする?」
「行こう。行こう、ねっ。」
家族4人で銭湯に行く。団子屋にも寄った。
「お父さん、お団子好きだったよね。」
「若い頃なんか、みたらしとよもぎを交互に刺して。最高の贅沢だ―とか。」
「それ、川俣でもやっとった。」
音は、安隆が笑いながら団子を食べる姿を思い出す。
「お父さん、いないんだね。本当にいないんだね。」
「音。」
「もう一緒に銭湯に行くこと、ないんだよね。もう一緒にご飯食べることないんだよね。ごめん、なんでだろう。何で急に。」
「音、泣いていいんだよ。」
「お母さん?お父さんは、何で私たちを残して、人の子を助けたの?私たちより、その子のことが大切だったの?」
「そんなワケないじゃない。とっさの行動だったの。」
「お父さんに会いたい。お父さんに会いたい。」
「お父さんに高い高いしてもらったときのこと、覚えとる?」
梅は、泣きながらうなずいた。
「お父さんにおんぶしてもらったこと、覚えとる?だったら、お父さんはいる。目には見えないけど、ずっとあなたたちの側にいる。」
「本当?絶対に本当?」
音は、思いっきり泣くことができた。
母の覚悟
「あの子たちを守ります。どうか安心して下さい。」
光子は、打越(平田満)と食事をすることになった。
「このたびは、大変ご愁傷様でした。ええ男を亡くしましたな。」
「打越さんには、生前から大変お世話になっておりました。それで、今後も変わらずご贔屓に願いたいと思いまして。」
「何だ、商売を続けんさるおつもりかね。」
「もちろんです。でないと、生活できません。私が主人に代わって。」
「職人の世界を女が仕切れるか?それに納品先の陸軍さんも、女なんか相手にせんだら。」
「遮二無二がんばるつもりです。」
「女子どもにできるほど、商売は甘くないに。どうだ、ワシと一緒にやらんか?ワシがいろいろ面倒見たるで。」
光子は、困った顔をする。
「関口さんが軍を去られて、まぁはい何年になるかな?」
「10年です。」
「ほうか?そんなんなるか。そろそろ、契約を見直さないかん時期ですな。」
「はぁ?」
「いやねぇ、他にも元軍人の馬具屋はおるでね。ワシがまぁ何とか納めとるけど。普通は契約終了だに。まんだお子さんも小っちゃいだら。まぁ一辺、ワシの申し出ようく考えてみてくれん。ねぇ。」
光子は、取引先を回るが相手にされなかった。
「このまま、契約を切らないで下さい。お願いします。」
学芸会の練習は、大詰めを迎えていた。
「ばかみたい、暑い。重たい。」
「神崎、どうした?」
「最後、月に帰るなんて変だと思うんです。私なら帝と結婚します。」
「竹取物語は、そういうもんだろ。」
「私には、分からぬのでできません。
「おい、神崎。」
「良子ちゃん、やろう。」
「うるさい、あんたが休んどった間も、ずっと稽古しとったも。おじいさんには、口ださんで。」
「ごめん。」
「ひどい、音ちゃんに謝りぃ。」
「やだ、そもそもあんたが竹取物語なんて言い出すもんで、こんなことになんのよ。ウチんとこはね、親戚中が見に来るの。失敗したら何て言われるか。」
「見に来てもらえるだけ、いいじゃん。」
音は、出て行ってしまう。
「音、大変。職人さんが辞めた皆。陸軍さんから契約切られて、それで。」
「岩城さんは?」
岩城は、安隆の墓に手を合わせていた。
「逃げるんですか?」
「女子どもには分からん。」
「お父さんの世話になってたんじゃないんですか?」
「職人は、仕事がなきゃ食ってかねぇ。」
光子は、食事をつくりながらため息をつく。
「ただいま。」
「おかえり、どこ行っとたの心配した。」
「岩城、見つけた。あいつも逃げた。」
「仕方ないわ、みんなそれぞれ人生あるもの。」
「お母さん、ウチ大丈夫?」
「うーん、かなりまずい?」
光子は、それでも笑顔を作った。
朝ドラ「エール」9話感想
#エール【衣装の充実ぶり】たしかに 大吉先生が指摘した通り、小学校の学芸会にしては 舞台衣装の充実ぶりが 想定されるレベルを超えている! まるで テレビ局の衣装部が 脇役にいたるまで それぞれの役にふさわしい衣装を準備したかのようだ。 #朝ドラエール pic.twitter.com/KqfMtPn1Xn
— ひぞっこ (@musicapiccolino) April 9, 2020
#エール【蒲郡クラシックホテル】関内光子が 打越金助に 以前と変わらぬ取引の継続を願い出るシーン。立派な松が植えられた 美しい日本庭園が見える 和室が印象的でした。ロケ地は 愛知県蒲郡市の蒲郡クラシックホテルにある 料亭・竹島のようです。#朝ドラエール pic.twitter.com/8X2DvYhfYY
— ひぞっこ (@musicapiccolino) April 8, 2020
父の急逝に
心の穴が開いたよう#朝ドラエールやらずに後悔するより
やって後悔した方がいい
昨日の安隆さんの言葉を思い出す今、出来る事、やれる事
出来る範囲内で明日、大切な人を失うかもしれない
流行病になるかもしれない何気なく笑い合う時間は
当たり前ではなく特別なものなのだから pic.twitter.com/FcLyPfiw5d— 福笑 (@smile106uvu) April 9, 2020
#エール 9話❤
散骨前にお父さんに愛おしそうに頬を寄せるお母さん。こんなに綺麗な豊橋の海辺なのに、とっても悲しくて涙が止まりません😢“女子供”だけの力では生きて行くのは難しい時代、音ちゃんが強い女性になった理由がよくわかりました。#朝ドラエール pic.twitter.com/CGPJD0VU31— Alice (@AliceNeko_2106) April 9, 2020
亡くなってすぐには実感がなくとも、いつも通りの生活に戻って悲しみと故人不在の大きさが押し寄せてくること、ありますよねえ…#朝ドラエール
— ぬえ (@yosinotennin) April 8, 2020
関内家がまさに今そういう状態なんだよね。とと姉でもお母さんに後添いの話が来てたけど、夫という拠り所を失ったら次に頼れる男を探さなきゃいけないし、周囲もそれが一番良いことだと考えている。実際、生きていくために涙をのんだ女性はいっぱいいたんだろうと思う #朝ドラエール
— 蓮花茶@実況 (@lotusteajikkyou) April 8, 2020
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