裕一(窪田正孝)は、曲が作れないでいた。悩んでいる裕一の心を史郎が溶かしてくれた。
第12話、史郎の言葉に閃きを感じた裕一が作った曲。
見逃した方はこちらから⇨「NHKドラマエール」
「エール」12話視聴率
第3週「いばらの道」第12話が、4月14日火曜日に放送されました。気になる視聴率は、19.5%でした!
昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而、その妻・古関金子をモデルにした話です。昭和という激動の時代に心に寄り添う曲を生み出した。
「エール」12話あらすじ
選ばれた裕一の曲
君、本気で音楽家になるつもりだったの?裕一は、会長・館林(川口覚)の言葉が耳から離れないでいた。
「書けないよ、君が手洗いに行ってる間に曲が完成するワケないだろ。」
「だって、ジャマそうだから席外したんだけど。」
「一人でも書げねぇ。環境変えでもダメ。うーん、僕ダメだ。」
「会長は、もう提出したらしいよ。他に出す人いなさそうだ。裕一が出さねぇと投票なしだ。」
「負けない、絶対見返してやる。」
「あのさ、何かさ。裕一らしくねぇよ。怒るとが負げないとが、君には似合わねぇ。昔イジメでだ時だって、僕らのことイヤがりはすっけど恨んだりしなかっただろ。」
音楽は、その人の個性が出る。今の裕一は、裕一ではない。だから書けないのでは?譜面を見ると会長の顔が浮かぶ。
「ためしに僕の顔、浮かべてみでよ。」
裕一は、やっと何かに閃いて曲を作った。決選投票の日、三郎(唐沢寿明)から話があると伝えられた。
「ハーモニカ倶楽部の今度の講演で、自分の曲1曲演奏するんだ。初めての試みだから、投票で決めることになった。もし、僕の曲が選ばれたらみんな見に来てよ。」
「おう、もちろんだ。なぁ、まさ。」
「はい。二人とも今日帰ったら、お父さんがら話あっから。」
定期演奏会の曲を選ぶ投票が始まった。
「館林、舘林、舘林。古山、古山、古山、古山。」
最後の1枚には、舘林の名前があった。
「投票の結果、10対9で会長の曲が選ばれました。」
「まて、まだ卒業した先輩たちの票を預かっている。」
「やったな、しかも俺のバスバードから始まるなんて斬新だよ。うん、恐れ入った。」
「君の顔が僕を刺激したんだ。」
「俺、いっぱい練習すっから。」
「会長どんな気持ちだったのかな。会長なのに自分の曲選ばれなかったって、ショックでねぇ?」
「あー、あの人ああ見えて現実主義者だよ。最初っから分かってたんじゃない、裕一が選ばれるごど。先輩たちに投票させたのだって、会長の指示なんだって。今のメンバーだけだど自分に気―使って投票する。」
音楽を純粋に審査するために、しがらみのない人まで投票枠を広げていた。
「僕に勝たせるためにしたってこと?」
「そうじゃなくて、本当にいい曲が選ばれることを望んだんだと思う。会長はそういう人間だ。」
「そうがな。」
才能に嫉妬
「僕にまがせで、父さん。」
「すまねぇ。次男なのに、申し訳ねぇ。」
「嬉しいんだよ。父さんがら期待かけられで。」
「ただいま、やったよ。僕の曲が選ばれた。どどどうしたの?」
「この店は、浩二に継がせる。」
「浩二、いいのが?」
「俺は、継ぎたかった。」
「ありがとう、浩二。」
三郎は、茂兵衛に電話をする。
「茂兵衛さんが?すまねぇ、息子は渡せねえ。」
「まさに代わってくれ。」
電話越しの声に、まさは泣いてしまう。
「全部に広げて取り引きするのは、どないですか?三代100年続く老舗の呉服屋。ここは大きゅうする、いい時期やと。連帯保証人、お願いします。」
三郎は、京都・吉野( 田口浩正 )の九千圓の借入金の保証人になっていた。
「旦那、大変です。京都の融資。」
「吉野さんのこどが?」
「トンズラしたって。百貨店の呉服売り場の人が言ってました。」
「すまねぇ、あいずを信じた俺がバカだった。」
「持たない額なの?兄さんに連絡します。」
三郎とまつ(菊池桃子)は、茂兵衛(風間杜夫)のところに向かう。
「今度ばかりは、あんたにしか北一を助けらんねぇ。恥を忍んで、この通りです。」
「傑作だ。この前は俺が頭を下げて、今度は君が頭を下げて。」
「兄さん、止めて。」
「もう、お前の兄さんじゃねぇ。」
「ごめんなさい。でも、兄さんしかいないの。」
「お願げいします。倒産しのげば、必ず返します。」
「どっちかを養子に出せ。融資の条件は、それだけだ。」
「二人の気持ちは、分かってるでしょ?」
「関係ねえわ。なぜ身内に二人の男がいるのに、養子に出せねえんだ?権藤家か、他人に渡るのにおめえは賛成なんか?許せるのか?」
「分がんない、分がんないけど。今は助けて欲しいの、だって私たち家族でしょ。」
茂兵衛は、家を守るために跡取りがどうしても欲しかった。
「僕は、次の講演をもってクラブを辞める。もちろん会長も辞める。そこで時期会長に古山雄一を指名したい。受けてくれるかな?」
「いや、あの僕を否定したのに何でですか?」
「君の作品は素晴らしい、君は才能を授けられた。僕には求めても得られない贈り物だ。僕は君に嫉妬している。ただ同時にその才能をムダにして欲しくないとも思っている。」
夢を叶えたいなら東京に行くことだ。音楽学校に行くなら、ピアノを好きなだけ使っていい。会長は裕一の夢に協力しようとしていた。
「ありがとうございます。」
朝ドラ「エール」12話感想
裕一の実家、喜多一のモデルである喜多三呉服店は古関裕而が在学中に、父が他人の債務をかぶり大きな負債を抱えています。大正15年といえば、まだまだ出口の見えない不況の只中。連帯保証人などどいうものになってはいけません(まぁ、余程のことでもなければなるものではない)。 #エール #朝ドラエール
— 酒上小琴【サケノウエノコゴト】 (@raizou5th) April 13, 2020
大吉先生も言ってるwいつの時代も連帯保証人にだけはなっちゃいかん…! #朝ドラエール
— OTOPU💛🦌 (@ht1239) April 13, 2020
前回「身の程を知れ」と会長が言ったのは、裕一への嫉妬もあっただろうが、それを乗り越えて裕一に上がって来てほしいという彼なりの「エール」だったのかもしれない。音楽家は茨の道であり、才能があっても生半可な覚悟ではできないこと、現実的な会長は知っていたのでは。 #朝ドラエール
— うえはす (@TIGmDv3LDIE0CxY) April 14, 2020
#エール 12話。
裕一は友達に恵まれたなぁ。そして、会長も裕一の作品を通して自分の嫉妬心を素直に認めて応援しようという気持ちになってくれたの嬉しい😄 芸術家はそうでないとね。
一方、養子問題が気になるところ…。— み な み (@minami_tw_373) April 15, 2020
裕一が権藤家に行っても役に立たないだろうにと思うんだけど。
この養子問題の、男ならなんでもいいみたいなところは、妻パートの「女こども」と対になってる感じがするな#朝ドラエール— まるてれ (@marutelevision) April 13, 2020
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