穴窯を作るには費用がかかってしまう。喜美子(戸田恵梨香)は、穴窯作りを諦めかけてしまう。
第95話、夢は叶えるためにある。八郎が喜美子を支える日が来た。
見逃した方はこちらから⇨「【スカーレット】NHK」
「スカーレット」95話視聴率
第16週「熱くなる瞬間」第95話が、1月24日金曜日に放送されました。気になる視聴率は、19.5%でした!
陶芸家の神山清子さんがモデルになっています。男が多い蔵元で信楽焼に魅了されて行きます。波乱に満ちた人生をどう描くのか?
「スカーレット」95話あらすじ
今できるときに夢を叶えろ
「喜美子、ずっと貯めて来たもんや。ようやっと使えるときがきた。穴窯を作るんやろ?作りたいんやろ?」
「俺も出したる。靴下で穴ふさいだ36円や。」
マツ(富田靖子)は、ヘソクリを渡す。武志は、小遣いを渡す。
「ありがとう。ありがとうございます。大事に使わせてもらいます、いつか穴窯を作るときに。」
穴窯を作るのは、いい作品が作れるようになってから。
「喜美子、話しよか?」
八郎(松下洸平)は、喜美子と話をする。穴窯を諦めたわけではない。
「喜美子、僕が闇市で深野先生の絵を売った話したん覚えてる?」
終戦から2年がたっていた。八郎が11歳のときだった。
「喜美子、いつかなんて言うてたら。いつまた戦争起きるか分からんで。あれは現実に起きたことや。」
自分たちの仕事は、平和だから出来る。薪で焼くのは贅沢品と言われる。芸術を楽しめるのは、日本が豊かな証拠だった。
「十年後か二十年後か言うてんと、今やりい。今やりたいんやろ?夢を叶え。」
その夜、二人は夫婦ノートに夢を書き出した。喜美子は、カケラの色を出すための穴窯を作る。八郎は、喜美子の夢を支える。
5月になって八郎の個展が開かれる。和食器セットの追加注文が入った。取材の依頼も来ていた。充分な結果だった。
「今の八さんの熱うなる瞬間は、和食器セットや。誰でもあるやろ、熱うなる瞬間。」
三津(黒島結菜)は、『カフェ・サニー』で百合子と待ち合わせしていた。
「ほな今日でええやんな。ついにようやく結婚の挨拶や。」
百合子が喜んでる後ろから、信作が足を引きずって出てくる。全治2ヵ月のケガをしていた。
「ごめん百合子。はりきり過ぎて役場からスキップした。」
個展無事終了。喜美子、穴窯の勉強を始める。八郎は新しい電気釜で大量生産を請け負う。和食器セットの注文を受ける。八郎、穴窯の資金を作る。穴窯の製作開始。
銀座の個展の話
「冗談やないで、何が穴窯や。そんなんズルいわ。穴窯あかん言うてんのとちゃうよ。お母ちゃんのヘソクリや。」
直子(桜庭ななみ)は、何の相談もなく決めたことに怒りだす。出て行ってしまうが、30秒で戻ってくる。
「ほんで、どこに作るん?」
穴窯は、畑に作ることに決めた。
「ごめんな畑つぶして。やりたいことやらせてもらいます。直子、お金のかかることや。しばらく何かあっても助けてあげらんかも知れん。」
喜美子は、みんなに頭を下げる。ごめんな、ありがとう。穴窯を作らせてもらいます。
「ほんで、ええ作品絶対作って。」
そこへ、鮫島(正門良規)が戻ってくる。直子さんがいません。間が悪い男だった。八郎は、工房に食事を持って行く。
「お腹空いてるやろ?向こうは鮫島、鮫島いうて盛り上がってるわ。ここ持って来たわ。食べ、何作ってたの?」
「ありがとうございます。サニーで喜美子さんのコーヒーカップみましたよ。中にお花の絵が描いてあって。」
三津(黒島は、八郎の作ったコーヒーカップでコーヒーを2杯飲んできた。八郎は、カップの作り方を教えようとする。三津は断った。
「松永さん、何か感じ変わった?端的にいうと図々しかった。」
「乙女になったんです。誕生日なんです。今日24歳になりました。年取っちゃいました。」
「おめでとう。」
三津は、銀座の個展のことが知りたかった。和食器セットどんな人が買って行ったのか?どんなだったのかなって。
「ごめんな。松永さんのお陰や。ディナーセットの話をしてくれて、団地の話をしてくれて。ごめんな、ありがとう。」
家族連れも多かったが、若い人も多かった。八郎は、銀座の個展の話を始める。
次の日、喜美子は畑を見つめる。たくさんの思い出もある。そこへ、直子と百合子が来る。やるで。カカシを抜いてしまう。
整地作業に3ヵ月かかった。今日からは、穴窯作りが始まった。煉瓦で穴窯の土台を作る。1ヵ月半で形を作ったら、土壁を塗る。
窯の中の熱を逃がさないようにするためだった。あと少しで穴窯は完成する。
朝ドラ「スカーレット」95話感想
「今やっとかないといつ戦争になるか分からんで。あれは現実に起こったことや」
この視点は朝ドラでは初めてなのではないでしょうか。
この台詞の感覚は初めてです。
こんなにも地に足のついた台詞があるでしょうか。あの世代特有の感覚かもしれませんが、今の私達にも通じる名言かと— 陶工房DAN (@tougeikamakura) January 24, 2020
いつかまた戦争が起こるかもしれない。国はあっという間にそちらに走っていってしまう。それをよく知っている人々のものだと思って聞いた。
芸術は平和な世でなければ生み出されない、享受できない、存在を認められない。ずっと平和な世であるよう、私達は心せねば #スカーレット— ぬえ (@yosinotennin) January 23, 2020
また戦争が起こるかもしれないってそんなことを戦後復興の時代に考えてた人もいるかもしれないなんて今まで考えた事もなかった。ふか先生の絵を売った話に続いて戦争に芸術を奪われた八郎が痛ましい。八郎の言葉は淡々とした事実で感情をむき出しにしないから余計に。#スカーレット
— まるめ (@zfNsKHNCcASZxBl) January 24, 2020
#スカーレット
八郎「僕らの仕事は平和やから出来るんや。薪で焼くんは贅沢品や言われなかった?芸術品や言われたやろ。芸術を楽しめるんは日本が豊かな証拠や。ありがたいことや。」
フカ先生「絵付け火鉢やなんて、日本はなんて贅沢なことを楽しめるようになったんや!戦争は終わったんや」
良い pic.twitter.com/jRXzcjjDhp— 朝ドラユニバース@朝ドラ小ネタ探求者 (@ChWjnDVXz3kameF) January 23, 2020
喜美子話ししようか
八郎がよく言うセリフ
何でも一人で考えて決める喜美子
八郎はそんな一人で背負う喜美子のことよくわかってるから一緒に背負おうとしてくれる
八郎はいい奴だなぁ
そしてマツも百合子も直子も喜美子が話してくれたら協力してくれるんだ、昔からそう#スカーレット— ゆなり (@hadokeur124) January 24, 2020
「僕らの仕事は平和やから出来るんや。薪で焼くんは贅沢品や言われなかった?芸術品や言われたやろ。芸術を楽しめるんは日本が豊かな証拠や。ありがたいことや。10年後か20年後か言うてんと、今、やりぃ。」
「思い立ったが吉日」喜美子は今までもすぐ行動だったじゃないか。 #スカーレット pic.twitter.com/RMsbbefjIb
— 酒上小琴【サケノウエノコゴト】 (@raizou5th) January 23, 2020
#スカーレット 誕生日おめでとうの言葉一つを貰うことでさえ厚かましいのではないかと、躊躇うような恋だ。人が誰にでも言う「誕生日おめでとう」の言葉すら、宝物になってしまうような恋だ。
— かな ドラマ鑑賞アカ (@kanadorama) January 24, 2020
松永さん何か感じ変わった?ってホントだよ。図々しかったミツが自分の恋心に気付いて今は切なくて、ってよーくわかるよ。出てる人みんな芸達者。なんて素晴らしいドラマ。#スカーレット
— ねこ背ヒゲ丸 (@necogamisamaaaa) January 23, 2020
TLの「ざわつき」がいつのまにか収まって、「三津ちゃん、切ない」になってる。みんな、敏感なんやな。松下洸平の「優しい」の違いの演技、黒島結菜の「遠い人なんだな。切ない」の演技が巧いのか。 #スカーレット
— 玉川 薫 (@tamagawakaoru) January 23, 2020
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