喜美子(戸田恵梨香)は、ポテトサラダを作った。サラダには、武志の嫌いなニンジンが入っていた。
第93話、ジョージ富士川の持つ熱い瞬間。喜美子と八郎の描く夢と葉?
見逃した方はこちらから⇨「【スカーレット】NHK」
「スカーレット」93話視聴率
第16週「熱くなる瞬間」第93話が、1月22日水曜日に放送されました。気になる視聴率は、20.2%でした!
陶芸家の神山清子さんがモデルになっています。男が多い蔵元で信楽焼に魅了されて行きます。波乱に満ちた人生をどう描くのか?
「スカーレット」93話あらすじ
ジョージ富士川の再会
八郎(松下洸平)が東京から戻って来た。『カフェ・サニー』から連絡をして来た。
「駅のとこでバッタリ会うて、柴田さんと一緒にいてはってん。分かる?窯業研究所の柴田さん。」
「分かるよ。八さん舞い上がってんな。」
「そりゃそうや。」
八郎は、明るい声で話している。東京の下見が良かった。
「ほんで誰といるの?もう言うてーや。電話やとくすぐったいわ。」
喜美子は、着替えて出かける。『カフェ・サニー』には、ジョージ富士川(西川貴教)がいた。
「いや、いつもな。もうこれで終わりにしよう思うねん。これ作ったら終わり、これで最後、これでしまいや。」
体の中にあるモノ全てを出し切る。すっからかんになって終わりだと思う。それが、また沸いてくる。
「誰にでもあんねん。熱うなる瞬間、誰にでもな。」
ジョージ富士川は、焼き物のカケラを見たいと言い出す。
「室町時代のモノらしいです。調べてもろうたんです。専門の方に見てもらって。」
「室町時代。へーぇ、何や心惹かれるな。この色合い、ええなー。芸術がここにも宿る。」
室町時代のただの焼き物が、昭和の時代に芸術と呼ばれる。その頃は、日用品を薪で焼いていた。
「薪だけで、こういう色合いが出るんですか?」
薪で焼いた灰が、これにかぶさって溶けてできた色合いだった。灰が釉薬の代わりになった。
「ほやけど、よそでは早々見かけん色合いや。」
それは、土の違いだった。信楽の土に含まれる鉄分の割合は、他の土と葉違う。信楽の土ならではの色合いだった。
「まさか、お会いできるなんて。自由は不自由や。」
銀座は、人の数も流れも変わっていた。個展会場の近くには、有名な子ども服の店があった。
「おかえりなさい。」
「ただ今、戻りました。」
三津(黒島結菜)は、久しぶりに八郎に会って嬉しそうだった。
八郎と喜美子の描く夢
「新しい作品、作る。金賞受賞。八さん喜ぶ。ウチも喜ぶ。」
「ここもええな、加賀温泉。結婚10年目に向かって、二人でお祝い。」
喜美子は、工房に向かった。焼き物のカケラを見つめる。
「喜美子?食べ。」
「何これ?」
八郎は、不格好なおむすびを握って来た。
「爽やかな笑顔や。」
「どこが爽やかやねん?怖いわ。」
「僕も怖いから、ちょっと早う食べてくれる?」
個展には、これまでの作品と和食器セットを並べる。佐久間や柴田も知っている。納得してくれた?
「僕の個展や、やりたいようにやらせてもらう。」
八郎は、大阪によって団地を見て来た。武志くらいの子どもが首からカギを下げていた。
「かぎっ子いう。お父さんお母さんが働いてんねん。ほんでも日暮れたら団地の窓の明かりがつく。帰って来たんやな、ライスカレーの匂いもした。うまそうやった。」
「あの明かりの向こうに、僕の作った和食器セットがあったら嬉しいな思うて。熱い瞬間や。」
「ジョージ富士川先生が言うてはった。心込めて和食器セット、仰山作ったろやないか。そう思って帰って来たん。芸術を極めるんは、喜美子に任した。」
喜美子が何かを考えている。八郎には、それが分かった。
「タヌキの道をな。タヌキの道をあるやん。あの道を左におれて、ずーっとずーっと登っていくねん。ウチが大阪行く前の日や。」
道は荒れてて足元が悪かった。この道でよかったのか?それでも歩き続けた。ようやく開けたところに出る。そこから見える夕焼けがキレイだった。
「そこで見つけたんが、このカケラや。キレイな夕日が写ってた。写ってたように見えたん。がんばりー言われてるみたいでな。」
喜美子にとっての熱い瞬間だった。あの時の気持ちを何かに残したい。それがこのカケラの色だと思った。
「いつかな、こういう色合いを出して誰かのことを励ましてやりたい。がんばりー言うてやりたい。夢や、いつか叶えたいウチの夢や。」
翌日、『かわはら工房』の電気釜が壊れてしまった。
朝ドラ「スカーレット」93話感想
少し前までは八さんの複雑顔ショットが多かったんやけど、最近は喜美子の複雑顔ショットが多くなったな。芸術家が八郎→喜美子になったからかな?八さん吹っ切れて良かった!家に篭っててもなんも生まれへんってことやろな。八さんはそもそも人に喜んでもらうことが原動力やもんね #スカーレット 93話
— 夢野 (@onemuyegroeg) January 22, 2020
#スカーレット 93話 陶器を窯で焼くとき灰が色をつける。陶器の美術品を見ていくと、自然にたどりつく知識だけれど、そこが喜美子の陶芸家としての才能開花につながるのかな。そして、第1話ファーストシーンにもつながる。ちゃんと考えられているなぁ
Yahoo!テレビ.Gガイド https://t.co/jJsrb8KrHy— おだけいこ (@eikohyper) January 22, 2020
進むべきが道が違う二人。
違うからこそ、八郎は喜美子の陶芸を心から応援することができるんじゃないかな。
この二人、ずっと一緒にいられると思う。そう願う。
#スカーレット
【スカーレット93話】八郎の”熱くなる瞬間”に感動。喜美子…https://t.co/nCSlaIqCju— まんぷく♪ (@manpuku_kansou) January 22, 2020
今日の回で喜美子と八さんは大丈夫かなって感じた
でも、三津は好きみたいだな
出て行っちゃうのかな喜美子が夢に向かって突き進みだしたら、周りなんか見えなくなりそうでちょっと怖いわ#スカーレット
— ネナイコ (@yukinaokitarou9) January 21, 2020
和食器セットを作る事に迷いがなくなったハチさん
工房を出て気分一新
東京と大阪に行って良かったね#スカーレット pic.twitter.com/J6oThBg05Y— 三沢 ♡ようこ (@2251_Mai) January 21, 2020
ようやく自分の原点と夢を見つけた喜美ちゃんの心には、八郎さんにしか造れない作品へのこだわりはもう無い。
陶芸家川原喜美子の誕生の瞬間に、一抹の寂しさを感じながらも旅立ちを見守る八郎さんの表情。#スカーレット— 小暮夕陽 (@turned_red09) January 21, 2020
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