直子(桜庭ななみ)の妊娠はウソだった。それを見抜いたのは、マツ(富田靖子)だった。
第90話、喜美子は八郎のために作品を作った。その作品が落選してしまう。その時に陶芸家・川原喜美子が誕生する。
見逃した方はこちらから⇨「【スカーレット】NHK」
「スカーレット」90話視聴率
第15週「優しさが交差して」第90話が、1月18日土曜日に放送されました。気になる視聴率は、18.6%でした!
陶芸家の神山清子さんがモデルになっています。男が多い蔵元で信楽焼に魅了されて行きます。波乱に満ちた人生をどう描くのか?
「スカーレット」90話あらすじ
家族の優しさ
「僕です。言い出したんは僕です。子どもでも理由にせんと、お金用立ててもらえんやろって。僕が僕が、すいませんでした。」
喜美子(戸田恵梨香)は、砂袋を持った。
「何やこれ、こんなんでよう騙したな?見てみ百合子、こんなんやで。」
「そっちこそ、ようそんなんで騙されたな。」
喜美子は、砂袋を頭からかぶせる。直子は砂だらけになってしまう。3人は笑い出す。八郎(松下洸平)と鮫島(正門良規)は、その様子が分からない。
「ほな、あれ覚えてる?ウチが紙芝居作ってあげたん。」
「借金取りにゆで卵食べられたんは覚えてるで。それと百合子が病院に薬取りに行ってた。」
直子の信楽での思い出は、悲しいことばかりだった。
「あるわ。」
マツがやっと声を出すことができた。いきなり歌い出す。
「直子、お金なんぼ必要なん?」
「ウチが出す。」
喜美子は、絵付け小皿の注文を受けていた。お金の心配はしなくていい。百合子(福田麻由子)には、将来のために貯金するように言った。
「ほやから頼むで。二度とあんな小細工したら、あかんで。次にダマすようなことしたら、敷居またがさへんからな。」
「ごめんなさい。ごめんなさい。」
直子は、みんなに謝った。マツも笑顔で答える。4人は、縁側でイチゴを食べながら話していた。
「昔スイカ食べたの思い出した。楽しい思い出や。」
喜美子あてに電話が入った。窯業研究所の柴田さんからだった。
「何かとったん?」
「とらへんよ、落選や。ウチが入選するワケないやん。そんな賞なんて、とれへんよ。」
次世代展では、喜美子の作品は落選した。
喜美子が本気を見せる瞬間
八郎は、東京に下見に行くことになっていた。切符と宿の手配は、三津(黒島結菜)がすることになった。
「3泊、いや思い切って5泊ぐらいしよか?」
「いいですね。銀座の他にも、いろいろ回って来ましょう。帰りに瀬戸にも寄ってみませんか?私、前に行ったことあるんで。」
三津は、八郎の一緒に銀座に行くつもりでいた。
「いや、何で一緒に行くねん。おかしいやろ、男と女やん。泊りで東京なんて、ありえへん。」
私のこと女扱いしてくれるんですか?子ども扱いかと思っていた。ほとんど子どもみたいなもの。だったら子どものまま連れて行けばいい。
三津は、こうしたいと思ったら口に出している。八郎や喜美子のことを考えない。
「その松永さん言うのがいけないんですよ。お母さんや百合子さんみたいにみっちゃんか?喜美子さんみたいに三津って呼び捨てにして下さい。」
「そういうの、余計にあかんねん。」
「大丈夫じゃないかも、5泊も一緒にいたら。先生のこと襲っちゃうかも。」
今のは冗談と笑い飛ばした。現地集合、現地解散はダメですか?それでも三津は食らいつく。
「お金は働いて必ず返します。あと、直子さんのことも僕何べんも結婚しよう言うてるんですけど。僕が頼りないせいで。」
結婚を考えてくれてはるんですね?鮫島は落ち着こうと思っていた。
「許して頂けるんですか?」
「許しません、今は。」
鮫島は、マツに頭を下げる。喜美子は、次世代展に応募した作品が落選したことを報告する。
「そりゃ、僕もガッカリや。せやけど、何が何でも賞とろう思てたワケやないやろ?」
喜美子は、夫婦ノートを持って来た。これからのことを書こう。八郎が東京に行っている間に2つ3つ書いておく。
「書いとけ書いとけ。それ楽しみに帰って来るわ。」
数日後、八郎は東京に向かう。喜美子が作った春のお皿が戻って来た。
夫婦ノートには、新しい作品・作る・できあがった作品・陶芸展に出品・金賞受賞・八さん喜ぶ・ウチも喜ぶと書いた。
喜美子は、新しい作品を作り始める。その瞳には、未来だけが写っていた。
1月20日(月)からは、第16週『熱くなる瞬間』がスタートします!喜美子と八郎は、新しい釜を作る。三津と八郎は?喜美子は夢を描く。
朝ドラ「スカーレット」90話感想
この、喜美子が次の作品に取り掛かる前の集中に入る瞬間を無音で撮る演出、今回も素晴らしい✨。
この後動き出した喜美子に合わせて劇伴は盛り上がり観ている私達の気持ちもグッと盛り上がる。#スカーレット pic.twitter.com/H32gwTWJCX— マルマルコ (@marukodorama) January 17, 2020
三津の名前の呼び方、あえて喜美子のときのリピート掛けてきた。八郎のブレなさ、喜美子と三津は次元が違うこと明言してる(来週も「松永さん」と言ってた)。川原家の不思議な結束に今さら驚くのも八郎らしい。喜美子は自ずと前へ進む。八郎は常に原点に戻り、それから前へ進むんだね。 #スカーレット
— 玉川 薫 (@tamagawakaoru) January 18, 2020
三津の
ハチと喜美子それぞれの前での態度の差は男女の差ではなく
生き物が本能的に相手の力の強さを
感じとる それに似ていると思う
無自覚に喜美子にはかなわないと
平伏している
ハチは 侮られているのだ
先の弟子たちが荒ぶったのも然り
優しさとは違うところで漬け込まれている#スカーレット pic.twitter.com/pCTDm1k6YA— かそちま (@Yz4ktkzg3jiuMJh) January 18, 2020
怖いよ~。三津が八郎に揺さぶりを掛けて来るよ~。怖いよ~。 #スカーレット pic.twitter.com/62jfgZ9hYI
— ひぞっこ (@musicapiccolino) January 18, 2020
三津みたいな既婚男に距離なしの女も、三津みたいな女がいても心底は嫌がってない八郎も、酒癖最悪甲斐性なしだけど家族が好きでタチが悪い常治も、常治が嫌い嫌いと言いながら常治と似ている直子も、現実にいそうだし、多分いるから、この脚本家の人間観察力に脱帽。#スカーレット
— つくね (@tsuku209) January 17, 2020
結婚前の夫婦ノートは
「これから未知の世界に行くから地図が欲しい」
というワクワク感があった。
今の夫婦ノートは
「このままだと遭難してしまうから地図が欲しい」
という、じんわりしたおそろしさを感じる。2人とも、今自分たちがどこにいてどこに向かってるのかわかってない。
#スカーレット— さとひ/仕事のときは渡辺裕子(わたなべひろこ) (@satohi11) January 17, 2020
コメント