昭和40年(1965)、喜美子(戸田恵梨香)と八郎(松下洸平)は自分たちの作業場『かわはら工房』で作業をしていた。
第73話、病院に行こうとしない常治には理由があった。
「スカーレット」73話視聴率
第13週「愛いっぱいの器」第73話が、12月23日月曜日に放送されました。気になる視聴率は、18.4%でした!
陶芸家の神山清子さんがモデルになっています。男が多い蔵元で信楽焼に魅了されて行きます。波乱に満ちた人生をどう描くのか?
「スカーレット」73話あらすじ
照子の告白
喜美子は、食器の注文をもらって家計を支えていた。
「雨がな降ったんや、ここにな雨がな。おう、おねしょちゃうで雨が降ったんや。」
「いっぱい降ったな、おねしょ。」
八郎は、おねしょのシーツを持って行く。
「おねしょ?洗うさかいカゴ入れといてな。」
「いや、僕がやります。」
武志は、常治(北村一輝)の体に乗りかかる。体調のすぐれない常治だったが、それでも武志に笑顔を見せてくれる。
喜美子は、工房で作業をしていた。工房の棚には、武志の作品が並んでいた。
「名前もつけてたで、まるまる子さんにまるまる太郎にまるまる次郎や。題名もつけてたで、夢見るまるまるや。」
「すごいな、もうすっかり陶芸家や。」
「ここで個展開いてんねん。」
「喜美子もあるやん?喜美子の作品スーペース。」
「前から貼ってあったで、喜美子の作品って紙。興味ないねんな。」
「今なんて言うた?興味ないことないで、喜美子に興味津々やで。」
「うそつけ。」
喜美子は、みんなと朝ごはんを食べる暇もなく働いていた。常治の体調がよくない、喜美子は無理やりにでも病院に連れて行こうと考えていた。
「さあ、ご馳走頂くか?」
照子が(大島優子)が子どもを連れて遊びに来た。お昼ごはんは、そうめんを食べることになった。
「まだまだ暑いですね、どうですか?」
照子は、常治の体の心配をした。照子は、雪子・真里子・芽ぐみと3人の女の子に恵まれていた。
「食べ終わったらな、武志イジメてもええ?」
「あかん。」(照子)
「僕がイジメて遊んだる。」
「あかん。」(喜美子)
「誰に似たんや?」(照子)
「あんたや。」(喜美子)
「あんたや。」(照子)
「お父ちゃんや。」(喜美子)
「なんでやねん。」(常治)
お昼ご飯の後、子どもたちは水鉄砲で遊び出す。常治は、静かに見守っていた。
常治の優しいウソ
八郎は作業場で釉薬を作っていた。照子は、八郎に話をする。
「ウチ見ての通り、もうすぐ8ヵ月や。血圧少し高いさけい、大事とって県立病院で診てもうてんねん。」
「おじさん調子悪いやろ?県立病院でおうたで。検査した後、泣いてはった。」
おじさんこんなとこで何してんねん?照子は常治に突っ込んで聞いた。
「そしたらおじさん、もうあかんねん言い出した。おじさん、ひとりでな。ひとりで診てもろうて、ひとりで医者の話聞いて。全部ひとりで自分の病気のこと背負ってはる。長ごうない言うてた。」
「うそやろ?」
照子は半月前に知っていた。何でそのときに言ってくれなかったのか?常治は照子を口止めしていた。
「温泉?お父ちゃんがお母ちゃんと?何で温泉?」
常治は、マツ(富田靖子)と温泉に行きたいと言い出した。まだ夏が終わってないのに、喜美子は不思議に思った。
「お茶なんていらん酒持ってこい言うかと思うたわ。最近言わへんな、酒持ってこいって。」
「なぁ喜美子覚えてるか?あの昔、酒やと思うて飲んだら水入ってたことあったやろ。酒の瓶にや。あれ誰のしわざや、もう。」
「誰や、あんなことよう考えるで天才や。」
「お前や。」
加賀温泉には、顔と性格を直しに行く。常治とマツは、まもなく温泉に出かけて行った。八郎は病院の担当の先生に会うことができた。
常治は、ひとり暮らしをしているとウソをついていた。検査結果を自分にだけ伝えて欲しいとお願いしていた。
「もうええ、聞きたーない。しゃーないわ聞いたって。もう楽しいことやないやん、悲しいことや。そんなん聞きとうないわ。しんどい。」
「喜美子、ちゃんと聞き。膵臓がやられてんねん。ほんで肝臓にも転移してて、先生が診たときにはもう手の施しようがない状態やった。もうな、そう長いことない。」
「ウソや、八郎さん何言うてんの?そんな話信じられるワケないやん。長いことなんて、何やそれ何やそれ。」
一番しんどいのは常治だった。喜美子がしっかりしなければならない。
朝ドラ「スカーレット」73話感想
自分の手に余る事態から目を逸らしがちな喜美子は常治にそっくりだし、それを静かに受け入れようとしてる常治がこの事態の深刻さを如実に表しててな…そして常治はしっかり者長女が実は心弱いのを知ってる… #スカーレット
— 酸橘 (@sudachisanma891) December 23, 2019
お父ちゃん一人で知って一人で泣いたんか…でも言いたくないタチなんはずっと見てきたからわかる。照子→八郎→喜美子までのリレーが優しさに溢れてる。ハチキミ夫婦の仲が微妙になるシーン、リアルで逆に萌える。照子はずっと妊婦さんやな。男の子欲しいのはわかるけど無理しなや #スカーレット 73話
— 夢野 (@onemuyegroeg) December 23, 2019
酒瓶に水…ありましたね〜🤭#スカーレット pic.twitter.com/I9dooFKxOA
— 朝ドラ「スカーレット」第13週 (@asadora_bk_nhk) December 22, 2019
#スカーレット 73話再
縁側での常治と喜美子の会話が好き。
昔(今も)は威圧的だった常治が時より喜美子と対等に話す。弱っているからかもしれないけど、でも、この2人ののらりくらりな漫才みたいな会話は心地いい。
マツにも直子にも百合子にもしない話し方。— みやび@ドラマ (@MZrK0OgInbxfCTu) December 23, 2019
#スカーレット 73話
▼喜美子も照子も、すっかり #戸田恵梨香 #大島優子 より歳上の役になってもた…🥺▼喜美子の息子、武志は誰の性格に似たんやろか?🙃▼おとん、もう黙ってたらアカン体調になってはるみたい🥺 #北村一輝 ▼八郎はん、百合子。喜美子をお願いします🥺 #松下洸平 #福田麻由子 pic.twitter.com/6z2Bnkbb2C— さしこ⊿さやとら😷 (@345Sayatora) December 22, 2019
八郎の喜美子がしっかりしなきゃ発言は、喜美子に何か介護のようなことを強いてるのではなく、喜美子には内緒にと言った常治の気持ちも含めて、ちゃんと父と向き合わなければ失礼だし後悔するよ?ということでしょう。沢山の家族と別れてきた八郎の言葉の重み。
#スカーレット— mococo (@mococco_2525) December 23, 2019
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