喜美子(戸田恵梨香)は、智也の母・理香子(早織)のためにチューリップの絵のお皿を作った。それを持って病院に向かう。
第143話、武志は智也と約束をしていた。水は生きている、陶芸に没頭していた。
見逃した方はこちらから⇨「【スカーレット】NHK」
「スカーレット」143話視聴率
第24週「小さな希望を集めて」第143話が、3月20日金曜日に放送されました。気になる視聴率は、18.7%でした!
陶芸家の神山清子さんがモデルになっています。男が多い蔵元で信楽焼に魅了されて行きます。波乱に満ちた人生をどう描くのか?
「スカーレット」143話ネタバレ
懐かしい大阪の人たち
「私にですか?」
「よかったら。」
「ええお皿ですね。」
「よかったー。ありがとうございます。」
「智也?」
智也は、容態が急変してしまう。
「智也、大丈夫やで。」
大崎が部屋に入って来る。
「お母さん、落ち着いて。」
「だって、智也が。先生。」
「智也くん、分かるかい?」
武志は、水の波紋を作るため指でなぞった。電話が鳴る。八郎(松下洸平)が出る。
「もしもし?川原喜美子さんおられます?」
「今でかけてまして。」
「今な、信楽に着いたんやけど。荒木言います。荒木さだです。」
喜美子が戻って来る。
「喜美子、遅かったやん。」
「ちょっと話してもええ?」
喜美子は、八郎を家の中で話をする。
「亡くなった?」
「武志と同じ病気の安田智也くん言う子や。」
「入院したとき、向井のベットやった。亡くなったんや。」
「武志連れて行って来るわ。ほんで、向こうでご飯食べてくるし。」
「あっ、電話あった。お客さんや。荒木さださん言うてた。」
外から懐かしい荒木さだ(羽野晶紀)の声がする。
「喜美ちゃーん。」
「足元気-つけて。」
さだは、圭介(溝端淳平)と一緒にいた。
「御無沙汰しております。」
「喜美ちゃん。」
「先ほど、お電話で。初めまして。」
「元旦那です。」
さだは、圭介と日程を合わせて来ていた。今日だったら時間がとれる。圭介の急な約束のため、突然の訪問になってしまった。
「初めまして。」
「息子の武志です。ほんで、改めまて八郎さんです。」
「お母ちゃんが大阪で働いてた。荒木荘の荒木さださんや。乳バンド作ってましたね。」
「懐かしいな、ブラジャーな。下着のデザインしててん。いやー。」
「お祖母ちゃんの遠い親戚にあたる見たいなんやけどな。」
「もう、そんなんええのんよ。お母さんには、もうホンマようしてもろたんよ。」
「何言うてるんですか?ウチの方がようしてもろて。」
「喜美ちゃんが、こんな大きい息子さんのお母さんになるやなんて。もう、年取るはずやわな。」
「ほんで、酒田圭介さん。」
「荒木荘の住人でした。」
「医学生でしたね。」
「懐かしい、い・が・く・せ・い。」
圭介は、小児科の医者になっていた。さだは、手土産にロールケーキを持って来た。
お父ちゃんの変な顔
「すいません。続きやってもええかな?」
「ああ、そやな悪いな。ありがとうな。」
「陶芸家さん?」
「まだまだそんな半人前です。すいません、せっかく来てくれはったのに。」
「いいえ構へんのよ。こっちが押しかけて来たさかいに。悪かったな~。どうぞどうぞ。」
「お父ちゃん、おったら?」
「おって下さい。おもろい話たんとさせてもらいます。」
武志は、ロールケーキだけを持って工房に戻ってしまう。
「大きな病院のな偉い人になってやんねんで。小児科の部長さんや。」
圭介は、和歌山の病院の部長だった。さだは、京都の服飾専門学校の顧問になっていた。そして、新しいデザインも始めていた。
「がんの患者さんのな、乳バンド。ブラジャーな。これが難しいのやで。脱ぎきがしやすうて、締め付けがのうて。柔らかい素材で、それでいてちょっとオシャレも忘れんとな。」
さだの友人が入院していた。お見舞いに通ううちに思いついた。さだは、ガン患者のブラジャーを作った話を圭介にする。
その前の日、ちや子さんが圭介を訪ねて来た。
「ちや子さんがな、僕んとこ訪ねて来たん。開口一番、何て言うたと思う?おはぎ覚えてるか―?喜美ちゃんの作った、おはぎいらん言うたらしいな。」
喜美子は、八郎を見てしまう。
「おはぎ?」
「ええねん、ええねんええねん。」
「後で教えたる。」
「教えんでええです。教えんでええです。」
「亜希子とは、その後どうなったんや。すぐ別れたん言うんは、ホンマか―。」
ちや子から武志の話を聞いていた。ドナーを探すが見つかっていない。
「見つからんもんですか?」
「難しいですね。僕の病棟にもいるんですよ、同じ病気の子。ただの慰めに聞こえるかも知れんけど。医学の進歩はすごいで。」
治療法も治療薬も新しいモノが出て来てる。今は不治の病と呼ばれても、何年かたったら治る病気になるかも知れない。
「白血病、治るでそんなん。って言われる日がきっと来るって。僕は信じてる。こんなことくらいしか、よう言わんけど。」
「圭介さんに言われると、元気が出ます。ありがとうございます。」
「ありがとうございます。」
智也との約束
喜美子は、智也が亡くなった話を武志にする。
「容態が急変してな、どうする?まだ病院にいるで。会いに行こうか?」
「うまいこと行ったらな、見せに行く言う約束してんねん。ほな、智也のお母ちゃんに見せに行くわ。やるで。」
「おう。」
「なっ、なっ、ちょこれ見てや。指で模様つけたん。柔らかい感じになった。」
八郎は、武志を辛そうな顔で見つめる。
「お母ちゃん、お父ちゃん変な顔して見てくる。」
「えっどこ?どこどこどこどこ?ほんまや。」
「こういう顔や。」
「もうなぁ、沈むなや。」
「上がって来い、上がって来い。」
「これ、立ち上がらせて意味あんの?」
ない。ないんかい?もう、やりやりちゃっちゃとな。武志は陶芸に打ち込む。水は生きている。思い通りに行かず試行錯誤が続いた。
夏が過ぎた頃、週に4回のアルバイトが週に1回になっていた。それでも辞めずに続けていた。学と芽ぐみが披露宴の招待状を持って来た。
武志は、タヌキの置物を触った。
「変わらんな、お母ちゃんに似てるな。」
「どうりでカワイイ思うた。」
朝ドラ「スカーレット」143話感想
状況はどんどん確実に悪化してるけどさぁ、きみちゃんとタケシとハチが一緒にいられてよかったなという気持ちはどんどん深まっていくよ。ハチが沈んだら2人で立ち上がらせ、みんなで笑う。3人だから乗り越えられると思うよ#スカーレット
— にゃー (@mfMkqwa2UpTTu3H) March 19, 2020
沈む八郎の両腕を、それぞれ喜美子が武志が抱えて
立ち上がらせる。意味あるの?と聞かれて、同時に
「ない!」と言う喜美子と武志…こういう阿吽の呼吸の
やり取りができるのが、もう親子にしか見えないし
家族だなぁって思える…ここだけ切り取っても
すごない?ってなってる。#スカーレット— ドラみん (@dorraming) March 19, 2020
武志の「お父ちゃん変な顔して見てくる」のところが最高だった。「沈むなや」「上がってこい」立ち上がらされて八郎「立ち上がってなんか意味あんの」二人「ない」のところも。このドラマ、ここまできた、この3人の関係、いいなあ。いいなあ…#スカーレット
— azukKi (@azukki_) March 19, 2020
あきことすぐ別れるなら荒木荘出ていかんで良かったやん、圭介さん。
とは思うけどそうなると喜美子の人生変わってしまうしな。
だけどあの時の圭介さんへの恋があったから今の喜美子がある。
人の人生はいつどうなるかなんてわからないなぁと今日は改めて思ったわー。#スカーレット— tri(トライ) (@tri_400x) March 19, 2020
懐かしい人たちの来訪。乳バンドばぁちゃんのパワフルさに圧倒😊そして小児科医となった圭介さんの言葉が喜美ちゃんと八郎君の心に明かりを灯す。医者として沢山の患者さんに寄り添い尽くしてきた人の言葉は沁みる😢くじけそうな時、必ず支えてくれる人が喜美ちゃんの元にやってくるの。#スカーレット pic.twitter.com/KFzFqPCb6E
— ナルル (@_hotmocha) March 20, 2020
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