『カフェ・サニー』には、ちや子が来ていた。喜美子を待っていた。
第140話、ちや子は喜美子にとって姉のような存在だった。武志のことが心配で来てくれた。
見逃した方はこちらから⇨「【スカーレット】NHK」
「スカーレット」140話視聴率
第24週「小さな希望を集めて」第140話が、3月17日火曜日に放送されました。気になる視聴率は、19.9%でした!
陶芸家の神山清子さんがモデルになっています。男が多い蔵元で信楽焼に魅了されて行きます。波乱に満ちた人生をどう描くのか?
「スカーレット」140話ネタバレ
患者の会
「政治家もピンからキリまでやで。」
「ほやけど、すごいわな~。」
「すごいです。」
「ちゃうちゃう、なってみて分かってん。当選したウチがすごいんやのうて、それだけになり手が少ないのとちゃう?」
ちや子(水野美紀)は、大変な仕事だし眉間にしわが寄りっぱなしと嘆いた。そこへ喜美子(戸田恵梨香)が来る。
「聞いて、すぐに飛んで来たかったんやけどな。なかなか時間とれんで遅うなってしもうた。」
「検査もしてくれはったんよ。」
「えっ、ドナーになれるかどうか調べてくれはったんですか?」
「結果でたら電話するはな。」
「ありがとうございます。」
「なかなか白血球の型いうの適合者は、おらんのんやってな。厳しい病気やな。」
「いろんな人が力かしてくれて。」
「武志の友だちが、まだ諦めんと声かける言うてます。」
「ウチも仲間通して声かけてみるわ。喜美ちゃんの名前出してもええ?」
ちや子は、知り合いが多い。すごい人数になるかも知れない。
「ほやけど、どうやってお礼してええか。」
「ウチも当選したとき思うたよ。票を入れた一人一人のところ行って、ありがとう言いとうてな。ほやけど、そんなん現実的じゃない。」
政治家として、頂いた議員の仕事を一生懸命やる。1票1票を背負って仕事をしている。
「喜美ちゃんもそうやで。川原喜美子は、母親であると同時に陶芸家や。今の想いを作品に込めたらええねん。」
作品を作ることで、みんなに恩返しができる。喜美子は、武志の治療とドナー探しのため作品を手放すことにする。
喜美子は、小さなお皿と手紙を添えてお礼をする。武志の白血球の型が見つからないままだった。
『患者の会』に参加することになる。武志と同じ病気の安田智也(久保田直樹)の母・理香子(早織)を誘う。
「患者の会代表の日高さんです。」
「初めまして、よう頑張っとるなー。」
1に情報交換、2にお互いの励ましあい。まだ柱は2本しかなかった。抗がん剤治療は、髪の毛が抜けたり味覚障害になったり人それぞれだった。
「よかったな、元気なんやな。」
「ほやけど、ドナーなかなか見つからへんのです。」
「安田さんも元気だしてーや。」
「元気なんて出せるワケないです。智也は、もう明るい未来なんて考えられへんとこまで来てるんです。日高さんの娘さんとは違うんです。川原さんとことも違うんです。」
そんな余裕はない。安田は、病室の外でふさぎ込む。
真奈の武志への想い
「すいませんでした。ウチ無神経なことしてしまいました。元気の押し売りみたいなこと言うてしまって。すいませんでしたって、日高さんが言うてました。」
日高の娘は、とっくに亡くなっている。亡くなった後で『患者の会』を作った。闘病生活が本当に大変だった。
「智也も去年の今頃は元気でした。食欲もありました。アルバイトしてみたいなー言うてた。高校生なのに何言うてんの言うてしまって。やらせてやったら良かった。何でもやらせてやったら良かった。」
「何色が好きですか?」
「色?私?私は白が好きです。」
「ほな、白地になにがええですか?お花とか鳥とか模様とか。」
「何?何かの占いですか?ほな、明るい花が咲いてるのがええかな。」
喜美子は、理香子のために絵を描いた。
「来週から2日か3日にしようか?辛いやろ。
「辛いことないですよ。何言うてはるんですか?」
武志(伊藤健太郎)は、アルバイト先で辛そうに仕事をしていた。そこへ真奈(松田るか)が来る。
「大丈夫?」
「約束してへんよな?」
「してへんけど、会いに来たんよ。検査してくれたお礼、まだ言うてなかったな。」
「骨髄移植のな、一致せえへんかった。」
「ありがとう。力もろうたで、ホンマ感謝してます。ほんで見舞いにも来てくれて、ありがとうございました。」
「あのお見舞い以来やで、避けてるやろ?」
「二人で会うのな。」
「何で避けてるん?嫌いですか?」
「まぁ、そういう事や。とりあえずな、約束してへん。帰るな。」
「ええで、ほな帰って下さい。」
「お元気で、さいなら。」
「待てや。どうでもええけど、さいならは止めて欲しい。さいならは言わんといて。」
「じゃあ、ほな。」
「またな。」
「またな。そっちどうするん?」
「この辺いとく。」
「この辺って、悪いけどほんまもう帰るな。ごめんな。」
武志は、智也の病室に行く。
「起こした?ごめんな。」
「来てくれたんか?ありがとう。」
智也の調子は、良かった。
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