八郎が夜遅くなってから喜美子の家に来る。ジョージ富士川の本をプレゼントに持って来た。
第137話、武志も気に入るんちゃうか。ジョージ富士川の本を嬉しそうに眺めた。その直後、八郎の心は涙色に染まった。
見逃した方はこちらから⇨「【スカーレット】NHK」
「スカーレット」137話視聴率
第23週「揺るぎない強さ」第137話が、3月13日金曜日に放送されました。気になる視聴率は、19.3%でした!
陶芸家の神山清子さんがモデルになっています。男が多い蔵元で信楽焼に魅了されて行きます。波乱に満ちた人生をどう描くのか?
「スカーレット」137話ネタバレ
堪忍な、武志が病気になってもうた
「遅うなった、ごめんごめん。」
「次世代展な、残念賞でした。」
「そうかー。」
「直子も百合子も来てたんやけどな。帰ってしもうた。武志はアパートや。」
「来いへんの?」
「話があんねん。上がって下さい。」
喜美子は、武志のアパートに行った話を始める。その時、女の人がいた。研究所で一緒に働く石井真奈さんと紹介された。
「そういう話?武志が結婚とか、そういう話?」
「それやったら楽しかったな。」
「楽しないで、まだ若いで。」
「何か飲む?飲もうか?なっ。あっ、お腹空いてへん。カレー作ったんや。」
真奈(松田るか)は、武志の側にいた。芽ぐみの家に泊まることになっていた。
「帰らんでええの?ほな、泊まってきーや。いやいや、送ってくわ。」
武志(伊藤健太郎)は、足元がふらついていた。
「検査入院するんやろ?所長さん言うてた。聞きました。何や分からんけど、しっかりして下さい。大事にして下さい。」
真奈は、帰ってしまった。八郎は、ジョージ富士川の本を持って来た。
「喜美子、喜美子。訳した方、読んだら。」
(今日が私の1日なら、私は・・・だろう。)
「右は真っ白なんやな。」
(今日が君の1日なら、君と…だろう。」
「いろんな1日が書いてあるんやな。」
「武志にあげよう思うて。次世代展のお祝いや。」
「残念賞やな。」
「イラストの色使いがジョージ富士川さんらしい。武志も気に入るんちゃうか。なぁ、実演会やってもろたの覚えてるやろか?あの時、武志が熱出したからな。めったに熱なんか出さへんから焦ったわ。」
武志は、学校に行くようになってからも休むことはなかった。風邪も引かない本当に丈夫な子どもだった。
「堪忍な、病気になってしもうた。丈夫や思うてた子どもが病気になってしもうたんよ。」
「何謝ってんの。うん、何や病気って。」
「武志は、誰にも言いたない言うてる。ほやから、武志の前では知らんかったことにして欲しい。」
「本人が言いたないことを何で喜美子が言うねん。」
「このままやと3年から5年や言われた。そういう病気や。慢性骨髄性白血病や。」
八郎(松下洸平)には、信じることが出来なかった。
武志の闘病生活
「たこ焼き食べた言うたやんな。なぁ、僕も行った。僕も行った武志のアパート。口からなタコ飛び出すくらい男3人でゲラゲラ笑ろうて。武志もゲラゲラ笑ろうて。よう笑ろうてたで、あいつ、えっ、元気やん。」
「八さん。」
「ものすごー元気やん。元気やん。」
「八さん。」
「元気やん、ありえへんって。」
「八さん。」
「ちょっと待って、ちょっと待て、ちょっと待て。」
「八さん、しっかり聞いて下さい。聞いて下さい。」
喜美子(戸田恵梨香)は、診断書を見せる。
「骨髄を移植する治療法があんねん。その骨髄を提供してくれるドナーいうやつが必要なんや。武志とHLAいう白血球の型が合うかどうか検査して欲しい。ウチもやる。八さんもお願いします。」
「検査?」
「型が合うかどうか調べんねん。」
「型が合わへんことがあるんか?」
「親は、親と合う確率は1%もないらしい。良かったやん、ゼロやない。ないに等しいけど、合う可能性はある。」
喜美子は、武志に本を渡した。
「今日が私の1日なら、何する?」
「お母ちゃんは、何する?」
「陶芸やな。」
「つまらんなー。そればっかりやん。」
「ほな、何するん?」
「何しようかな、何やすごいことしたいな。」
喜美子は、お菓子をたくさん持って来た。
「お母ちゃん、何そんなようけお菓子持って来て。俺そんなん食べんで。」
「お母ちゃんの分や。」
「遠足か?で、いつまでいるん?」
武志が検査に呼ばれる。
「お母ちゃんも一緒に行ったるろか?」
「ええて、お菓子でも食うとけ。」
武志の病室には、もう一人男の子が入院していた。安田智也も大崎の患者だった。喜美子は、お菓子をプレゼントした。
翌日、喜美子は骨髄の適合検査を受ける。八郎も受けることになった。武志は、抗がん剤の量が増えたため吐き気に襲われる。
体調が安定するまで入院することになった。
「病気のことは、お父さんに言いたくない。」
川原家は、陶芸一家。大崎の家は、医者一家だった。
「どう距離を取っていいのか分からなくなるのは、同じかも知れない。時には親子で、時にはライバルで。時には親友にもなれる。」
「ええですね、親友。」
病気は辛いことがたくさんある。でも、泣きたくなるような素晴らしいことも、たくさん起こる。
冷たい雨が降っていた。武志は、窓の外を見つめていた。
「これ、書いた。」
「見てええの?」
「ええよー。」
「あっ、でも後でな。帰ったから見てや。」
「分かった。」
「ほんでな、お父ちゃんにも言うてええよ。みんなにも言うてーや、俺のこと。会いたい、みんなに会いたい。力もらいたい。」
武志は、たくさんの人に知ってもらおうとした。
朝ドラ「スカーレット」137話感想
「病気は、辛いこともたくさんありますが、泣きたくなるような素晴らしい出来事も、いっぱい起きます。」
スカーレット
137話のセリフより今、地球には
病気が広まっているけれど…
泣きたくなるような
素晴らしい出来事も、
いっぱい起きるはず✨✨希望に向かって🌈✨#スカーレット pic.twitter.com/mgZNr05PFD
— ヴォイスアーティスト伊藤富士子 (@roudoku_world) March 13, 2020
#今日のらぶしーん #スカーレット 137話「このままやと三年から五年や言われた。そういう病気や。慢性骨髄性白血病いう」「たこ焼き食べた言うたやんな、な?僕も行ったやん武志のアパート。く、口からな、たこ飛び出すくらい男三人でゲラゲラ笑て、武志もゲラゲラ笑て、よう笑てたであいつ」(続く) pic.twitter.com/V15P2XIeAy
— 赤塚知隆 (@tomotakakatsuka) March 13, 2020
『スカーレット』137話感想 自棄になった武志は飲み会で酔っ払い、真奈と二人きりに https://t.co/K63YNvKYd1
— なまらアンテナ(*゚Д゚) (@namaraantena) March 13, 2020
「会いたい、力もらいたい」をここで。いや安いドラマなら真奈ちゃんに向かって言うセリフやん。ほんまこの物語は信頼できるわ。 #スカーレット
— あさ乃 (@asanocchi) March 12, 2020
嫌なこと、辛いことからはフイと逃げる八郎の弱さ(=優しさ)は、ケンカした時や穴窯の時から何度も見ていて、喜美子の話からも現実逃避をするのがリアル。そして「1%でもあって良かった」と言える喜美子が穴窯の成功を信じた喜美子と重なり、だからこそ今度は逃げない八郎が愛しい。 #スカーレット
— 猪々古 (@chochocolates) March 12, 2020
八郎の病名言われたときの表情
突き上げる動悸のせいの荒い呼吸
喜美子の説明がうまく頭に入らないから虚ろに返す言葉松下さんなら告知をどう演じるだろうと想像した以上にハチさんが動揺してて見てるこちらも動揺する。#スカーレット
— 圭 (@momohiro82346) March 12, 2020
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