当郎が千代に会いに来た。もう二度と役者には戻らない、千代の気持ちは固かった。
第104話、辛いことを思い出すのが怖い千代を苦しめる過去
「おちょやん」104話視聴率
第21週「竹井千代と申します」第104話が、4月29日木曜日に放送されました。気になる視聴率は、発表され次第報告します。
大正5年、竹井千代は大阪の南河内の貧しい家に生まれる。9歳の時に芝居茶屋に奉公に出る。そこから華やかな芝居の世界に魅了されていく。
「おちょやん」104話あらすじ
千代を苦しめる思い出
「このラジオドラマ、絶対に成功さしたいんだすわ。」
千代は、当郎の強い気持ちを感じ取った。当郎が屋台の前を通ると脚本家の長澤を見かける。
「君の言う通りや、彼女はええもん持っとる。けどな…。」
本人にやる気がない以上は仕方がない。長澤は慰問団に行ったことを思い出す。
千代は芝居を始めた頃を思い出していた。天海一座・京都での大部屋女優・家庭劇、最後の舞台が千代を苦しめていた。
「千代おばちゃん、花車当郎さんて、こないな字であってる?」
春子は作文を書こうとしていた。みんなで読むことは恥ずかしいから、あまり好きではなかった。
「友だちが春ちゃんのこと助けてくれる。ウチもそうやった。」
そばにいてくれるだけでいい
千代が来てから春子は明るくなった。
「ここ残ってくれて、おおきにな。」
芝居をやめた自分にできることは何もない。栗子は娘の話をする。
「あても後を追う思うたんや。けど、春子がおったお陰で思いとどまったんや。ただおってくれるだけでええ、それで充分や。」
千代がそばにいてくれるだけでいい。栗子は心からそう思っていた。
ある日、千代が家に戻ると脚本家の長澤が来ていた。
「後悔せえへんためです。道頓堀で聞いた、あなたのことが気になって。」
千代のことを心配し、役者に戻ることを信じている。道頓堀が女優・竹井千代を支えて来た。忘れられない時間だった。
「昨日、当郎とあなたのやり取りを聞いてしまって。笑い声がまるでラジオドラマようで、あれこそ目指すモノだと確信しました。」
戦争で失った家族のだんらん、もう一度取り戻したい。長澤は頭を下げた。辛いことを思い出すのが怖い、千代は断った。
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朝ドラ「おちょやん」104話感想
あの台本を捨てられない千代ちゃんが役者の道を捨てられるわけがないよね #おちょやん
— も (@bsprt) April 28, 2021
生瀬さんは本気キャラをやってくださっているときにガチの美声でくるので、マジやばい(語彙力ゼロ)🙄 #おちょやん
— つくよみ (@shoshitsukuyomi) April 28, 2021
当郎さんのまくし立てるような説得も、長澤さんの穏やかな説得も、どっちも出てくる言葉が素敵なの。千代ちゃんじゃなくても心を動かされる。八津さん、恐ろしい人…#おちょやん
— みう☺︎︎ (@miux48_island) April 28, 2021
「生きてさえいれば、人生おもろいことが起きるんやて思わせてやりたい」
いいこと、ではなく【おもろいこと】というのがエンターテイメントを生み出す脚本家らしい。長澤先生は物静かな方だけど、日々面白い作品を作ってやる、それで人間を生かしてみせると格闘なさっているんだろうな #おちょやん— ぬえ (@yosinotennin) April 28, 2021
「お芝居は、もう、辛い思い出でしかあれへんのですか?……やとしたら……残念です。」
長い沈黙が、千代にとっての芝居とは何だったのか、を思い出させる。一平とのことが、芝居人生の全てではない。辛い時より、救われた時、喜びに溢れた時を思い出せれば、立ち上がれる。#おちょやん— 酒上小琴【サケノウエノコゴト】 (@raizou5th) April 28, 2021
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