裕一は、『反逆の詩』を書き上げた。自分の才能を証明したいがため、小山田のところに向かった。
第38話、今の裕一には自分しか見えていなかった。壊れて行く姿を音は見るのが辛かった。
見逃した方はこちらから⇨「NHKドラマエール」
「エール」38話視聴率
第8週「紺碧な空」第38話が、5月20日水曜日に放送されました。気になる視聴率は、22.0%でした!
昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而、その妻・古関金子をモデルにした話です。昭和という激動の時代に心に寄り添う曲を生み出した。
「エール」38話あらすじ
裕一の挫折
小山田(志村けん)は、『反逆の詩』を見て笑った。
「で?」
それ以上の言葉はなかった。その日、裕一(窪田正孝)は夜遅くになっても帰って来なかった。
音(二階堂ふみ)は、裕一の部屋に入ってしまう。早稲田の応援歌は作っていなかった。
「何してんの?」
「ごめんなさい、遅いから心配になって。」
「そっか、ただいま。」
「おかえり、怒らんの?」
「勝手に入ったこと?君の家だよ。」
「そうだけど。」
裕一は、散らかった部屋を片付けようとするが…。いきなり本棚から本を落としだす。そして、自分の書いた楽譜を破き出してしまう。
裕一は声を出して泣き出してしまう。音は、後ろから抱きしめる。
「音―。」
次の日、音は日曜日なのに学校に向かってしまう。
「日曜なのに、バカだ私。はーっ。」
学校からは、ステキな歌声が聞こえて来た。そこには、双浦環(柴咲コウ)の姿があった。
「どうして?どうして、ここに?」
ライバル応援団長
喫茶『バンブー』では、佐藤(斎藤嘉樹)が来ていた。裕一の作曲を待っていた。そこへ、田中(三浦貴大)が来る。
「佐藤、まだね?」
「まだです。」
「ご主人、みんなにミルクセーキば。」
田中は、応援団の部員に滋養のあるミルクセーキを作ってもらった。
「うまかー。」
「先生も苦しんでおられるちゅーことですか?」
「1年間、36曲全部ボツ。」
「うわ、まさに契約金泥棒。」
そんな男に任せて大丈夫なのか?団員たちの不安が残った。そこへ、慶応大学の応援団・美薗(橋本淳)が来る。
「噂を聞きつけましてね、何でも新しい応援歌を作ろうとしているとか。」
「出て行きんしゃい。」
「ここはお店でしょ。コーヒー下さい、あっブラックで。」
「何やブラックって?」
「砂糖もミルクも入れないコーヒーのこと。」
田中は、大笑いする。
「そげなコーヒー、苦くて飲めんやろう。」
「本場はブラックですよ。そんなことも知らない。だから負ける。いや、負け続けるんですよ。」
「何なの?」
恵が不思議に思った。
「アメリカの大学に留学してたの、いつもああやって鼻にかけるのです。」
勝ち負けに応援は関係ない!
「僕はね、つねに本場のモノを本場で学んで来ました。いいですか?若き血を唄い出して慶応義塾は連戦連勝だ。しかしことはそう単純ではない。私は戦略を練っているんです。あなた方がいくら新しい応援歌を作ろうが、そこがなければ結果は同じことだ。それを、あなたで出来ますか?大声だけが取り柄のあなたに。」
「お前ー、団長をバカにするなー。」
団員が掴みかかるが、ねじ伏せられてしまう。
「力任せ、これこそがあなたたちの早稲田だ。もうそんな時代じゃない。」
突然、恵が大笑いする。
「思い出すわ、私がオックスフォード大学で法律を学んだ時のこと。」
「オックスフォード?」
美薗が反応した。
「何も怖くなかった。誰にも負ける気がしなかった。でも、その時に現れたの。底抜けのバカが、今まで模擬裁判で負けたことなんてなかったのに。あいつは正面を切って正義を訴えるの。陪審員は絆されて、私は悟ったは…。所詮、人は感情の生き物だって。もちろん本当の裁判は違うのかも知れない。でも、若かった私は大学を辞めた。だって論理が全てじゃないのなら、違った生き方をしてみたいって思ったから。あなた負けるわよ。」
「なぜ?」
「だって、この人たち底抜けのバカだから。」
「どいつもこいつも…、まあいい。戦いを楽しみにしているよ。」
美薗は、そう言って田中の肩を叩いた。
「団長、悔しいです。」
「勝つしかなか。俺は名前や功績より、人の縁が信じるばい。よーし、みなで先生ば応援しに行くばい。」
田中たちは、裕一の家に向かった。
「先生、書けましたか?」
「1行も書いていない。」
「えーっ、あと3日しか無かとです。」
「俺には書けない。他の人に頼んで下さい。」
裕一は、書こうと努力はした。でも、書けなかった。
「先生、俺たちは慶応に勝ちたか。やつらの応援歌ばしのぐ歌が必要ばい。」
「応援歌って勝ち負けに必要ですか?」
「裕一さん?」
音の顔色が変わった。
「早稲田が負けんのは、ただ弱いからです。実力不足です。」
田中は、その言葉を聞いて分からなくなってしまった。
「団長、どうしますか?」
「よう分からん、何か分からんけど。応援ってワシらの自己満足やなかろか?応援て勝敗に関係あるとやろか?」
次の日、音は書置きを残して家を出て行ってしまう。
朝ドラ「エール」38話感想
小山田先生の「で。」色んな言葉が含まれてる「で」。
で…君は僕に何を言って欲しいの?。
で…君は僕にどうして欲しいの?。
君は何も分かっていないねぇ。
出直して自分のすべき事をまず成し遂げなさい。#エール #朝ドラエール pic.twitter.com/5fr9cTCq0V— マルマルコ (@marukodorama) May 19, 2020
【5月20日のエール】第38話 裕一は渾身の交響曲を自画自賛! 小山田耕三の反応は…(デイリースポーツ) https://t.co/4d2nmxN2DP
— 【公式】室内気候研究所 (@i_wall_) May 20, 2020
断るならもっと早く断りなさいよ💢
ンモォー!! o(*≧д≦)o″))#エール pic.twitter.com/Csk0z1F5zT— uni (@uni12060099) May 19, 2020
#慶應義塾大学 応援部団長・御園生(みそのう)新之助がバンブーに現れ、田中団長と一触即発の状態に…😨
応援指導の笹山さんによると、当時の #早稲田大学 応援部はそれまでのならわしで、部の代表を”団長”と呼んでいたそう。現在は”主将”と呼んでいます。#朝ドラエール#三浦貴大#橋本淳 pic.twitter.com/OVnHGbwLKC
— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) May 20, 2020
今日の #エール で一番カッコよかった台詞は、恵さんが御園生新之助に言い放ったコレ。「あなた⋯ 負けるわよ。」
か~っ、痺れた~っ。 恵さん、一生 あなたに付いて行きます! #朝ドラエール pic.twitter.com/oTHTkN6NyB— ひぞっこ (@musicapiccolino) May 20, 2020
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