大正8年、世の中は第一次世界大戦の軍需品の輸出によって好景気だった。自由で開放的な文化が花開いていた。
第3話、裕一がいるだめに運動会の練習にならない。藤堂との出会いが新しい風を吹き込んだ。
見逃した方はこちらから⇨「NHKドラマエール」
「エール」3話視聴率
第1週「初めてのエール」第3話が、4月1日水曜日に放送されました。気になる視聴率は、19.3%でした!
昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而、その妻・古関金子をモデルにした話です。昭和という激動の時代に心に寄り添う曲を生み出した。
「エール」3話あらすじ
新しい風が吹く
裕一(石田星空)は、朝から蓄音機の前に座っていた。三郎(唐沢寿明)は、怒ってしまう。
「朝から、やめろ。飯がまずい。」
「あっ、ごめん。」
裕一も一緒にご飯を食べる。
「裕一、運動会いつだ?」
「えっと。」
「安心しろ。お前、俺の息子だ。まぁ去年までは、あれだったけど。今年は早ぐ走れる。俺も10歳超えたら急に早ぐなった。」
「そんな話、初めて聞きましたけど。三郎は、運動はからっきしだったって。亡くなったお母さまがおっしゃってましたけど。」
運動会には、茂兵衛(風間杜夫)も来ることになっていた。裕一は、ケンカをしているところに出くわす。
子どもの世界の主役は、いつだって強い男だった。
「何が面白いのかね。」
県会議員の息子・佐藤久志(山口太幹)は、転校してきたばかりだった。
「ケンカなんて、どっちも痛いだけでしょ。不合理だよ。」
「でっでっでも、やっぱし男は強い方が…。」
「ふっ、今はデモクラシーの時代ですよ。子どもだな。」
この一風変わった子が、終生の友になるとは。この時、夢にも思っていなかった。
「いいが、死ぬ気でやれ。いくど、よーい始め。」
小学校では、騎馬戦の練習をしていた。
「おい、何やってんだ。まだ始まってもいねぇ。」
「こいつがダメなんです。いっつもすぐ崩れる。」
「このずぐだれが。」
「古山、立て。」
担任の新田は、裕一を呼び出して頬を叩いた。
「そんなごどだから、どもってんだ。痛いのが?」
「さっき、人が。」
「人のせいにすんな、気合がたんねぇから痛いんだ。」
「気合と痛さは、関係…。」
「口答えすんな、歯を食いしばれ。」
そこへ、新しく赴任してきた藤堂先生(森山直太朗)が助けに入る。
「よしましょうよ先生、言葉のつまりは本人の気合の問題じゃない。」
「新入りは、引っ込んでろ。」
藤堂は、新田の手を止めた。まぁいいわ、とにかく気合を入れろ。吐き捨てるように言った。
「君、名前は?」
「こっこっこや。」
「落ち着きなさい。深呼吸して。僕と君、同じ顔してるか?同じ顔か?」
「違うと思います。」
「そうだ、歩く速さも違う。」
「はい。」
「話方も違う。違いを気にするな。」
「はい。」
「ところで君は、何が得意だ?」
「えっ?何も何もないです。」
「何もないか?まぁ、そのうち見つかるさ。」
何か自分の回りに新しい風が吹いた気がした。
裕一へ初めてのエール
三郎は、魚屋の善治と裕一の話をしていた。
「かけっこねぇ。」
「毎回、びりっけつじゃ嫌にもなるわな。」
かけっこにはコツがある。手をよく振ることだ。三郎には、よく分からなかった。
「これは、一流の職人の手によるモノでして。」
高級な絹を仕入れて来た三郎。好景気といえども高すぎて売れなかった。番頭の大河原の接客もムダになってしまった。
「どんぶり勘定だからな、ウチの旦那さんは。」
店員の桑田も思わずこぼしてしまう。
「坊ちゃん、明日がんばってね。」
「魚治さん、いい人だね。」
「ああ、魚は今一つだが話は面白れぇ。ただ親父に比べて息子はなぁ。」
「魚治さん、子どもいんの?」
「知らねぇのが、乃木大将ってあだ名の。あれだ。」
あの気のいいオジサンと乃木大将が親子?裕一は意外に感じていた。
「早く走るには、手を動かすんだ。浩二に負けてんじゃねぇが。」
三郎は、蓄音機をかけながら手を動かす練習をする。
小学校の運動会は、街をあげてのイベントだった。裕一は騎馬戦の下を守っていた。
「乃木大将のひとり舞台ですな。学校一の悪童です。」
4年生による徒競走が始まった。
「西洋では、競技と競技の間に音楽とか演奏するんだ。ハーモニカもここにありって驚かせてやろう。」
「興味持ってもらって、部員ふえっといいですね。」
裕一の番になった。裕一は転んでしまう。
「立て、がんばれ裕一。」
裕一は、また転んでしまう。みんなの笑い声が響いた。その時、藤堂が指揮をとってハーモニカの演奏が始まる。裕一が笑顔になった。
「裕一、がんばれ。がんばれ裕一。もうちっとだ。がんばれ。」
みんなの声は、励ましの声に変った。ゴールについた裕一を藤堂が抱きしめてくれた。
「よく頑張ったな。」
三郎とまつは、嬉しくて泣いてしまう。会場からの声は、裕一が初めて聞いたエールだった。
朝ドラ「エール」3話感想
#朝ドラエール
『初めてのエール』3話、藤堂先生素晴らしい先生だなぁ🥺❤✨違いを気にするな、みんながそうならいいのに♡
裕一くんに向けられた“初めてのエール”
ハーモニカの音色と声援✨
お父さんの気持ちもすごく分かる( ᵒ̴̶̷̥́௰ ᵒ̴̶̷̣̥̀ )裕一くん、がんばれっ‼️‼️#エール pic.twitter.com/ljUQIxZYxP
— Alice (@AliceNeko_2106) April 1, 2020
今は認識されてきている発達障害、ADHDなんかもこんな風に周りの子から笑われたり本人の努力不足だ、親の躾が悪いんだと教師から叩かれた時代がずーっと続いてきたんだろうと思うと涙出たわ。
#朝ドラエール— 🌸安奈🌸 (@Blood_in_Street) March 31, 2020
裕一に初めて送られた音楽のエール
場の空気を一変させる音楽の力✨🎶「違いを気にするな」
藤堂先生、大事なことを教えてくれる、優しい良い先生だなぁ✨
これからの裕一との交流が楽しみ🙏#朝ドラエール #エール pic.twitter.com/pqHUVGHD54— いねまき (@inemaki) March 31, 2020
#朝ドラエール
裕一と森山直太朗先生が学校の廊下で向き合う構図の美しさがすごい。
その美しい構図の中に収まる森山直太朗さんの姿勢のよさ、しゃがんで生徒に話しかける丁寧さ。
なんかすごくいいもの見てますよ私…— よもぎ (@yomoginohara) March 31, 2020
朝ドラ「エール」3話目にしてボロ泣きでした。。運動にコンプレックスを抱いた過去があるひとは、グッとくるよね。小学生の頃は体育仮病ばかりでした。
エールの子役さんたちとっても良いなあ。要チェックだわ。— 大麦こむぎ (@komugi_1992) April 2, 2020
#朝ドラエール
ちょっと涙ぐんでしまった
若干演出がわざとらしいけど、応援のエール、音楽って力になるよね
子役それぞれも漫画のようなわかりやすいキャラづけだね
ちょっとナレーション多い気もするけど、スカーレットが要所要所だけだったからなぁ
イケボイスたくさん聴けるからいいか— 佐奏矢 (@sakanashi05) March 31, 2020
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