貴美子(戸田恵梨香)は、八郎と新しい関係を作ろうしていた。武志(伊藤健太郎)と一緒にご飯を食べることも出来るようになっていた。
第127話、喜美子は穏やかな時間を過ごしていた。信作が新しい風を吹き込んだ。
見逃した方はこちらから⇨「【スカーレット】NHK」
「スカーレット」127話視聴率
第22週「いとおしい時間」第127話が、3月2日月曜日に放送されました。気になる視聴率は、18.8%でした!
陶芸家の神山清子さんがモデルになっています。男が多い蔵元で信楽焼に魅了されて行きます。波乱に満ちた人生をどう描くのか?
「スカーレット」127話あらすじ
1日体験教室
昭和58年(1983)8月、喜美子は八郎(松下洸平)と新しい関係を築こうとしていた。時々、3人で食卓を囲むようになった。
「そうめん?」
「ほやねん。サニーの新メニューに出す言うてな。」
「カフェでそうめんって。」
「食べへんやろ。ホンマに出すんやったら、工夫せんと。」
「おっ、流しそうめん。」
「カフェで流しそうめん?おかしいやん。よう考えてみ、どっから流すねん。誰が流すねん。大変やん。」
「でも、あるやん竹切って、行ってこうやったら。」
「何でカフェでそうめんするんじゃ。もうええ、もうええ。さぁ食べるで。」
「1本1本食うたる。」
「アホやな、アホは変わらんな。」
喜美子は、お金や時間に追われることもなく穏やかな幸せの中にいた。食事の後、二人は帰って行った。
「おお信作おはよう。信楽ピーアール?」
信作(林遺郁)は、『かわはら工房』に来ることになった。町役場職員の鳥居も一緒だった。
「ホンマに頼むんですか?」
鳥居には、喜美子の作品の良さが分かっていない。
「地味やな、よう高い値段で売れますね。」
「お前そういうこと、絶対本人の前で言うなよ。」
「現物見てもピンときいひん。こんなんのどこがええんやろ?」
黒川の息子の方がよかった。賞もとったし、これからの人だ。鳥居は、喜美子に興味がなかった。
「黒川先生は、息子にはやらさへん言われたんや。断られたんや。しゃーないやろ、ここに頼むしか。」
喜美子は、その会話を聞いていた。
「冷たいモノ持って来たで。飲みー。今日は何?」
鳥居は、何事もなかったように挨拶をする。
「信楽ピーアール大作戦?あの昔もあったな、お見合い大作戦。」
焼き物の街を売りにして、街全体を盛り上げようと夏から始めていた。
「様々な企画を始めてるんです。その1つに観光客向けの1日陶芸体験教室いうのを開いています。」
「ちらしは見ました。サニーに貼ってあった。」
5件の窯元に協力を得ていた。神林の工房が水道管がダメになってできなくなった。それで、喜美子にお願いに来た。
「ほんで会議でな、どないしよう言うて話した結果。ここに頼もう言うことになって。」
体験教室は、明日だった。どうか引き受けて欲しい。信作と鳥居が頭を下げた。
「分かりました。ウチでよかったら、やらせてもらいます。よろしゅうお願いします。」
陶芸教室は、1時間から2時間と決まっている。本焼きした焼き物は、後で郵送することになっていた。
喜美子の一途な想い
神林のところの予約は6人だった。可愛らしいティーカップが人気だった。
「窯元をそれぞれ紹介した案内ちらしがあってな。神林さんは、そこに鮮やかなティーカップの写真をのっけてんねん。」
観光客は、女性がほとんどだった。カワイイ、こんなの作ってみたいと集まった。
「ふーん、そうか。」
ちらしの代わりに見本があるといい。喜美子は、絵付け小皿を置こうとする。
「喜美子、そういうのはええねん。自然釉で一躍有名になった陶芸家・川原喜美子先生を紹介しよう言うことになったんや。対抗せんでええ。」
「ほやけど、来てもらうからには喜んでもらいたい。」
「無理して媚びんでええ。お客さんのご機嫌とるみたいに。」
「喜んでもらいたい思うんが、媚びる言うことやったら。ウチは、いくらでも媚びるで。仕事として引き受けたからにはな。」
地元を盛り上げるためだから謝礼程度にしかお金は出せない。
「そうや、仕事やなかったらこんなんようせん。こんなん喜美子によう頼めん。」
「どういうこと?」
黒川は、息子は芸術家だからやらせないと断った。鳥居のように喜美子の良さが分からない人も来る。
「地味やな、こんなん何がええんやろって。ああやって簡単に酷いこと言うやつも中にはいるで。したり顔で批判始める奴もいる。」
喜美子の心が伝わらない人が来る。
「やっぱり止めようか?俺が頭下げれて回れば済むことや。断ろうか?」
「一旦、引き受けたもんは断るワケないやろ。ほんでウチのことなんやと思うてるの?信作からの頼み事、断るワケないやろ。」
武志は、この夏ずっと亜鉛結晶釉に取り組んでいた。
「うまいことコントロールして、亜鉛結晶をデザイン化したいんです。俺の熱い瞬間です。亜鉛結晶が雪の結晶みたいで、器に雪を降らせたいって思いました。」
器に亜鉛結晶の核を付着させる。結晶が出たところで下地を変える。釉薬を調合しながら、試し焼を繰り返す。
焼く温度と冷ます時間をコントロールすることで、大きな結晶ができるようになった。
「うまいこといってるの?亜鉛結晶。」
「石井さんもうまいこといってるの?大輔とこの夏から、付き合うことになったんやろ。大輔、昔から憧れとったらしいで。」
「うまいこと行ってても、行かなくても川原くんには言いません。絶対言いません。さいなら。」
上手いこと行ったら次世代展に応募する。武志は、立ち上がると足元がふらついた。
明日は、どんな人が来るんやろ?喜美子は想像しながら見本を作っていた。
朝ドラ「スカーレット」127話感想
仕事上のアクシデントでピンチに陥った信作に、喜美子が言い放ったひとこと「信作からの頼み事 断るわけないやろ」が頼もしくてカッコよかった。男女の間でも 友情は成立するっていう、その理想形がここにある。#スカーレット pic.twitter.com/KF39jL66Fh
— ひぞっこ (@musicapiccolino) March 2, 2020
「対抗せんでええ。無理して媚びんでええ」「喜んでもらうことが媚びるんやったら、うちはいくらでも媚びるで」「ああ、ティスト?」「喜美子の心が伝わらへん人もくるんや」「うちを何やと思てるんや。信作からの頼みごと、断るわけないやろ」。嬉しくて台詞にいちいち反応してしまう。 #スカーレット
— 玉川 薫 (@tamagawakaoru) March 1, 2020
信作にしてみたら1日陶芸体験教室は
喜美子のような「アーティスト」に頼むような仕事じゃないって思いながらも、
代わりがいなくて来たんだろうなぁ。
それ以上に、あの鳥居のような無神経な人たちから
喜美子を守りたいって気持ちが働いて、断ろうかって言ってくれる信作マジ信作やね!#スカーレット— ドラみん (@dorraming) March 1, 2020
#スカーレット【不安フラグ】幸せ描写があると不幸が訪れ、楽しげな空気は悲しい空気へ一変するのが朝ドラ。今朝はそんな先が怖いフラグに満ちていた。そもそも先週が明るい信楽新喜劇だったのがフラグだし、今朝の3人で囲む食卓もそう。副題「いとおしい時間」も怖い。そして最後に武志がフラッと…。 pic.twitter.com/Oi7BOwXqlq
— ひぞっこ (@musicapiccolino) March 1, 2020
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