穴窯での初めての釜炊きは、失敗に終わった。喜美子(戸田恵梨香)が望むような色にはならなかった。
第98話、喜美子の熱い炎を引き出した八郎。もう止めることはできない。
見逃した方はこちらから⇨「【スカーレット】NHK」
「スカーレット」98話視聴率
第17週「涙のち晴れ」第98話が、1月28日火曜日に放送されました。気になる視聴率は、19.3%でした!
陶芸家の神山清子さんがモデルになっています。男が多い蔵元で信楽焼に魅了されて行きます。波乱に満ちた人生をどう描くのか?
「スカーレット」98話あらすじ
喜美子の失敗
「お父ちゃんは?宿題な、漢字の宿題があんねん。」
「漢字わからへんの?」
「分かる。」
武志は、少女マンガ『シュガームーン』を持っていた。めぐみちゃんが貸してくれた。
「読んどけ言われた。よー分かっとけ言われた。男と女の違いや。」
喜美子は、さすが照子(大島優子)の娘だと思った。
「女は、よー泣くねん。何かあったらすぐシクシクするねん。ほんで男は慰めんねん。」
「あっ、お母ちゃんが穴窯失敗してシクシクしてる思うたん?それで来てくれたん?」
喜美子は、何で失敗したのか勉強していた。武志は、優しい子どもに育っていた。
八郎(松下洸平)は、『あかまつ』で柴田と長谷川と一緒に飲んでいた。穴窯を喜美子に任せるべきではない。次にうまくいっても売れない。
「そりゃそうや、奥さんは無名や。しかも女や、陶芸は男の世界やで。」
「今さらそんな。喜美子はずっとやって来たんです。力は充分にあります。才能も。」
陶芸家・川原八郎の妻だから、生ぬるく見ているだけだ。
「八さんのうては、ただの陶芸好きのおばさんや。」
世の中は、そんな風に見る。どれだけ頑張っても、陶芸の世界は厳しい。柴田は、新聞にのった八郎を見せる。
喜美子は、薪の代金の計算をしていた。
「ほな言うで、今回使った薪420そく。金額にして15万。こんな金額いっぺんに使ったの生まれて初めてや。」
「次も使うで、ざっと見積もって600そく。予備も含めて700そく以上、用意せんとあかんな。」
金額にすると25万円もの大金になる。貯金をおろしてギリギリの範囲だった。失敗は許されない。
喜美子の暴走
「穴窯は一旦おいて、喜美子は陶芸展に応募しい。喜美子ならではの形を作りい。ほんで、金賞狙うんや。」
金賞をとって認めてもらう。女性陶芸家・川原喜美子の名前を世の中に知ってもらう。穴窯は、それからにしよう。
「何でそんなこと言い出すの?」
『丸熊陶業』でマスコットガールと呼ばれたとき。新聞には、絵付けの師匠・深野(イッセー尾形)の名前は載らなかった。
「今度は、その逆や。僕しか載っていない。喜美子のきの字もない。悔しやないか?こんな扱いされて。」
今もままでは、この程度の扱いしか受けない。喜美子は、そんなことはどうでもいいと感じていた。
「大事なんは、穴窯でええ作品焼くいうことちゃうの?」
「ええ作品焼いても、今の喜美子やったら売れん言われた。」
陶芸家・川原八郎が穴窯でどんな作品を生み出すか心待ちにしたい。そこには、喜美子の名前が載らなければいけない。
「売れるための名声を手に入れよう言う話や、分かるな。」
今の喜美子では売れないなら、もっといい作品を作れというのがスジだ。名声を手に入れるのが先、その意味が分からなかった。
「10人おったら、10人がええいう作品なんかないで。」
「そんなん、やってみな分からへんやん。」
「やって来た僕が言うてる。ええかどうかは結局、主観や。評価なんか曖昧なもんや。ほんで陶芸は、まだまだ男の世界や。」
女性陶芸家として認めてもらえることが大事。25万を継ぎ込む前に冷製になって考えるべきだ。1回目は失敗している。
「1回前に失敗したんは、よそに気持ちが行ったからや。三津と仲よう寝てるところ見てしもうた。」
穴窯の温度が上がらない。喜美子は八郎を頼ろうとした。
「ウチも分かるで、三津が言うてたこと。男やったらよかった。次は失敗しいひん、25万ムダにはしません。やらせてもらいます。」
ところが、2回目の窯炊きも失敗に終わってしまう。八郎は、喜美子の背中を見つめる。
武志は、ニンジンを食べられるようになっていた。百合子とマツは、いつの間にか成長している武志も嬉しそうに見つめた。
「分かった、分かった八さん。2回目なんで失敗したか。あんな2回目は急激な温度の上昇が起きたんや。それで割れてしもうた。」
次は、じっくり焼けるように調整したらいい。
「次はないで。25万またいっぺんに飛んでしもうた。次は当分ないで。」
喜美子は、積み立てた貯金まで使おうとした。武志のためのお金なんちゃう?いざというためのお金や。ほな借りてくる。
「借金してまでやることちゃうやろ。ここで一旦やめ、やったらあかん。もう諦め。」
朝ドラ「スカーレット」98話感想
「八郎さんの名前でうちの作品を売ればいい」
「失敗は八郎さんと三津のせい」
「お金が無いなら貯金を使えばいい、それは息子の学資のつもりはなかった、いざという時のものだ」
喜美子の中の炎が狂おしいほどに燃え盛っている、ここから何が生まれるんだ #スカーレット— ぬえ (@yosinotennin) January 27, 2020
ミツとの事がなかったら、あの時相談出来てたら、今の修羅みたいな喜美子は無かったかもしれない。あの時「自分で何とかしてやる」と精神的にハチを捨てなければ、ここまでひとりで意固地になる事も無かったかもしれない…地獄… #スカーレット
— じょー🌟11m (@joe_1125) January 27, 2020
女性が受ける理不尽な扱いはぐぬぬ…ってなるけど、「名前を売ってから」というハチの言ってることはもっともなんよな。現にマスコットガールミッコーが作った絵付火鉢はめちゃくちゃ売れた。あれは作品の良さよりも珍しさからだろう。「良い作品なら分かってもらえる」は作り手の慢心… #スカーレット
— じょー🌟11m (@joe_1125) January 27, 2020
子供は人間関係に敏感やな笑 両親が弱ってるときに自分は強くあろうとする武志最高
喜美子は子供返りしてる。たまに八さんの前で出てしまうワガママ喜美子。武志のためのお金に手を出すのは父親の影響かな?笑 気が動転したのは八さんと三津の所為やと言われぐうの音も出ない…笑
#スカーレット 98話— 夢野 (@onemuyegroeg) January 29, 2020
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