喜美子(戸田恵梨香)の家に泥棒が入った。ノートが1冊盗まれてしまう。辞めさせた弟子ふたりが盗んでいた。
第83話、新しいモノを作るため壊して前に進む。陶芸家・喜美子の誕生か?
「スカーレット」83話視聴率
第14週「新しい風が吹いて」第83話が、1月10日金曜日に放送されました。気になる視聴率は、18.4%でした!
陶芸家の神山清子さんがモデルになっています。男が多い蔵元で信楽焼に魅了されて行きます。波乱に満ちた人生をどう描くのか?
「スカーレット」83話あらすじ
道に迷っている八郎
「喉かわいてな。ノート1冊とはいえ、えらい騒ぎになったさかいな。」
喜美子と八郎(松下洸平)の大事なノートが盗まれてしまった。警察を呼んでの騒ぎになってしまう。
「ごめんな心配かけて。ノート返って来たで。辞めさせた弟子たちが盗みに入ってた。」
ノートは、松永三津(黒島結菜)が取り返してくれた。松永は池ノ内と磯貝が連れてきた人。弟子になりたいが八郎が反対していた。
「八さんな、銀座の個展で目玉になる作品考え言われてんねん。」
八郎は、金賞を受賞してから3年がたっている。前回の個展でも商品がたくさん売れ残ってしまった。
「この間、八さんがな。素晴らしい作品て何やろな言うたんよ。どういうのを素晴らしい言うんや。そんなん言うたの初めてや。」
八郎は道に迷っている。松永は、日本のあちこちを旅をしてきた。
「焼き物の産地や原材料あるところを訪ねて回って、意欲的で研究熱心な子やねん。今の八さんにはな、ああいう子が必要なんちゃうか思うねん。」
今の八郎には、新しい風を吹かすところが必要と感じていた。その頃、八郎は松永に他を探すように諭していた。
「ごめんな、頑固おやじちゃんで。」
喜美子がおむすびを作って来た。松永の元恋人は、益子焼の修業をしている。性格の違いから別れてしまった。
父親は、若い頃陶芸をしていた。今は画商をしている。母親は、自宅で絵画教室と書道教室を開いている。結婚前は美術の先生だった。
5歳上の兄は、絵画の修復の仕事をしている。
「ほーっ、すごいな。芸術一家や。」
「なぁ八さん、ウチらの大事なノート取り返してくれてな。お礼におむすびだけ言うのも何や思うんよ。ここ以外に他になかった言うてんやから、もうええやん。預かってあげようやないの。」
「今はそういう余裕ない言うたやん。」
お願いします。喜美子と松永は頭を下げる。
「喜美子が、喜美子がどうしても言うんやったら。ただし、僕があかん思うたらすぐに辞めてもらう。」
僕と喜美子は違う
百合子(福田麻由子)は、信作(林遺郁)と会っていた。
「松永三津さん言うねん。住み込みでな、部屋はなウチと一緒に使うことになってん。同い年やし気楽やわ。」
弟子といっても炊事や洗濯もすることになった。松永が希望してそうなった。お手伝いを雇ったようだった。
「だって、5回引いて。5回とも凶ってあるか?」
信作は、おみくじの凶を引いてしまう。命と同じくらい大切なモノを失う恐れがある。
「命と同じくらい大切なモノって何?」
「今やったら百合子やな。」
ふたりは手を繋ぐことも出来ないでいた。喜美子は、武志の靴下を繕っていた。武志は貧乏くさいと言い出す。
「あかん、まだ履ける。」
そのうち夏になるし、穴があいたらそのまま履いて行け。武志は、家が金持ちだと思っていた。
「お父ちゃん、先生先生言われてやるやん。東京の銀座で個展やるんやろ。みんな言うてんで。すごいすごい言われる。沢村にも会える?」
「武志のお父ちゃんはな、銀座で個展やらんでもすごい人やで。すごくてなカッコよくてな優しくてな、ハンサムでな。」
「もうええわ。」
「ありがとうございました。」
『かわはら工房』では、八郎が釉薬の調合をしていた。
「あの思い切って大胆に土を変えてみてはどうでしょうか?これですよね?先生が目指しているのは、これですよね?」
松永は、深野心仙(イッセー尾形)のハガキを持って来た。その美しさを焼きモノで出そうとしていた。その土では出ないのではないか?
「知らんかった。八さん、それを目指してるの?」
「せやったとしても口ださんでもええ。置いとけ。」
松永は頭を下げる。喜美子は、何もしらなかった。
「やってみたらええやん。土を変えてみたらええやん。せっかくやから松永さんが持ってる火山灰とかな。鹿児島の桜島とか、北海道の倉浜とか。」
八郎は、柴田からも同じようなことを言われてきた。それを断って、信楽の土にこだわって来た。
「僕も喜美子のお父さんみたいに、ここに根っこをはやして生きて行こう思うてんねん。」
「それが足かせになってんのちゃう?八さんのこだわりが、八さんを苦しめてのんちゃうの?」
どうやったら前に進めるのか?八郎なりに考えているつもりだった。
「壊したらええんよ。一旦作ったもんを壊さんとあかんのとちゃう?そこに縛られてるからあかんのとちゃうの?壊そうや一緒に。ウチはできるで。八さんと一緒やったら、こんなんいくらでも壊せるで。」
前に進むことは、作ったモノを壊しながら行くこと。
「ちゃうわ、僕と喜美子はちゃうで。違う人間や。」
朝ドラ「スカーレット」83話感想
喜美子に指摘されてこんな今にも泣きそうな顔をされて、私が泣いてしまったよ、、う、、八さんの気持ちがなだれ込んできて心の中ぐるぐるしてしまう、、こんな顔を見てもさらに追い詰める言葉を言わなければいけない喜美子の中の人の気持ちを考えるとこの時辛かっただろうな、、#スカーレット pic.twitter.com/WyckibipCv
— 🐕 (@scarlet_love101) January 9, 2020
息を飲むって、こういうことなのね。
ラスト数分、息ができなかったこと、終わった瞬間に大きく息を吐いて気付きました。凄いものを見せられてる感。#スカーレット 恐ろしい… pic.twitter.com/v5z60abNeJ
— 紺だるま (@kyk_koniro) January 9, 2020
釉薬の配合を論理的に組み合わせて色彩をコントロールしようとする八郎さんからすれば、なにもないところからなんなくかたちのおもしろさを遊んでしまう喜美子は”怪物”だろうな。ただしかしそれは本質的なものではないから解決策はある。八郎さんがその手段を選ぶならばではあるけれど。#スカーレット
— つくよみ (@shoshitsukuyomi) January 10, 2020
絞り出すような「ちゃうわ」
しかし目線を上げたら思っていたよりもずっと強い光をたたえた瞳壊すことは新しく生み出すことだけど、壊すことは過去の自分を捨てることだ
プライドをかけた作品を壊すことは、自分自身を否定することその価値観が貴美子とは決定的に違う pic.twitter.com/36EENggnKp
— みつばちーな (@youmehe825) January 10, 2020
貴美子の言うことは、ひとつの意見であって決して正しいことではないのよ。ハチのやり方が、古臭いとか不器用とか、そのせいで前に進めていないから、それが才能の行き詰まりのように映るから、なんとなく貴美子の考え方が「正しい」ように思えるけど。でも、決してそうではないのよ。 #スカーレット
— しみず さるひこ (@bub_shimizu) January 9, 2020
#スカーレット【信作の揺さぶり?】あかまつでの手合わせ目撃事件以来、信作が攻めに転じてる気がする。さり気なく手を握ったり、百合子は命と同じくらい大切なものだって言ってみたり、積極的に手を繋ごうやと言ったりして、まだ おぼこい所のある百合子の心を敢えて揺さぶりに来てはいないだろうか? pic.twitter.com/bKHVSLlePi
— ひぞっこ (@musicapiccolino) January 10, 2020
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