裕一(窪田正孝)は、早稲田大学の応援歌を考えていた。木枯は、山藤を紹介してくれた。
第37話、西洋音楽へのこだわりが裕一を惑わせる。音はどうすることもできないのか?
見逃した方はこちらから⇨「NHKドラマエール」
「エール」37話視聴率
第8週「紺碧な空」第37話が、5月19日火曜日に放送されました。気になる視聴率は、22.1%でした!
昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而、その妻・古関金子をモデルにした話です。昭和という激動の時代に心に寄り添う曲を生み出した。
「エール」37話あらすじ
裕一のこだわり
裕一は、サロンで木枯( 野田洋次郎 )を待っていた。
「お待たせ、君にちゃんと紹介しておきたいと思って。山藤太郎さん。」
「改めまして、山藤です。」
「古山裕一です。木枯くんとは同期で、さ・さ・はもうついちゃったんですけど。」
「木枯さんは、あなたにはとても才能があるとおっしゃってましたよ。」
「お世辞ですよ。」
「僕は、お世辞なんか言わない。君の曲は、山藤さんにきっと合う。いつかぜひ一緒にやって欲しいな。」
「あり、ありがとう。」
裕一は、早稲田の応援歌を頼まれている話をする。慶応の『若き血』に勝つような曲を作らなければいけない。
「何回言ったら分かるんだ。ただ大声出したって、気持ちは伝わらないんだ。あなたたちは母校を愛してないのか?」
山藤( 柿澤勇人)は、慶応の応援団の歌指導をしたことがあった。
『若き血』が応援歌になってから、慶応は早稲田に勝ち続けていた。裕一は、譜面の上に何も書けないでいた。
「前半は、シューベルトのイメージで行けそうなんだけどね。最後がまったく浮かばない。」
覇者・覇者の部分が思いつかないでいた。裕一は、応援団長の田中(三浦貴大)に相談する。
「なかです。こん歌詞は完璧です。特にこの覇者覇者は、慶応ば圧倒する気持ちが出とって譲れんとです。」
応援歌には、ある一定の形がある。どうしてもありきたりの形になってしまう。どうせ作るなら違うモノを作りたいと思っていた。
裕一は、喫茶『バンブー』に来ていた。作曲ができない裕一を保(野間口徹)が心配した。
「そうか、そうだよね。僕も毎日同じコーヒーを作ることに疑問を持つことがある。」
「いや、コーヒーは…。その味が飲みたくて来てるんで、毎回違ってたら困りますよ。」
「裕一くんが書けないのはさ、自分の音楽を作ろうとしてるからじゃないのかな。僕がコーヒーをブレンドするときに考えるのは、お客さんの顔なワケ。」
保のコーヒーの例えは、裕一には理解できなかった。
「意味分かんないよ。僕が曲を作んのに何で自分の音楽作ちゃいけないの?だったら他に頼んでも同じってことになんない?」
裕一は、 怒っていた。 自分の音楽を作ることを否定されたと感じていた。そんな裕一のこだわりを音(二階堂ふみ)が指摘する。
「廿日市さんも言ってた。裕一さんの音楽は、西洋音楽にこだわっとるて。」
「それ、僕は西洋音楽で音楽学んだもん仕方ない。」
「そうなんだけど、作って来る曲が…。鼻につくって。普通に盛り上がればいいメロディーも、何か小賢しい知識をひけらかして曲を台無しにしとるって。」
裕一は、1年間レコードを作っていない。何かを変えなけらば前には進めない。
「変える?変える?何それ?いや、本当だったら今頃イギリスで音楽の勉強しているはずだったのに。東京の隅っこで応援団と大衆客の曲作ってんだよ。もう充分変わってるよ。」
それでも自分の音楽を表現しようと頑張っている。
「なら、このままでいいの?」
「自分の音楽は捨てないよ。捨てたら意味ないよ。」
「もういい、明日からはご飯は作りません。勝手にやって下さい。」
音の思いは、裕一には届かなかった。久志の心配していた通りになってしまう。
裕一と心中する覚悟
「裕一の最大の幸福は、君だ。音楽の才能は、その次。」
「そんな、そうだといいんですけど。このままでは裕一さんが心配で。才能をムダにして、後悔しながら生きて欲しくないんです。」
応援歌を作ることで何かが変わる。応援歌は、人を元気にしてくれる。裕一の殻を壊してくれないだろうか?音は悩んでいた。
喫茶『バンブー』では、恵(仲里依紗)が徳川家の遺訓を見せてくれた。
「不自由を常と思へば不足なし、心に望おこらば、困窮したる時を思ひ出すべし。堪忍は無事、長久の基。怒りは敵と思へ。」
裕一は、夕食の時に納豆を混ぜていた。作曲をする部屋に布団を運びこんだ。入るべからず、音が入ることを許さなかった。
「何もしないって辛いは、家康さん。」
裕一は、『反逆の詩』という西洋音楽を作った。
「曲はまだか、あと5日しかないち。」
田中(三浦貴大)は、いつまでも出来ない応援歌にイラついていた。 そこへ、事務局長が入って来る。学校の応援歌を勝手に作ろうとしていることを反対した。
「秋の早慶戦まで、あと5日です。間に合わんとです。」
「別に今季でなくてもいいでしょ。」
「いや、それでは団長が卒業になってしまいますよ。」
「だから?学校のことに個人の思いなど挟まる余地はなし。話はつきましたね。では、私が日本で最高の作曲家・小山田先生に頼んであげましょう。」
「小山田先生は、一度作っておられます。」
「だから?」
「その時の曲が古臭いと、あまり評判がよくなく。」
「個人の主観など関係ない。では。」
田中は、その言葉を聞いて笑いだす。
「これで俺ん腹は決まった。古山裕一と心中ったい。何がどげんなろうと早稲田第六応援歌は、この早慶戦で歌う。よかか?」
「はい。」
何としても古山裕一に作ってもらう。田中の決意は固かった。その頃、裕一は小山田に会っていた。
朝ドラ「エール」37話感想
こんな時間に #エール 37話を視聴、
裕一さん袋小路ですね
音さんとの暮らしの中で上手くいかない現実が、彼を追い詰め留学取消の件を蒸し返す。未練がましく、タラレバ。人の進言は全く届かず夢を仕事にするとやりたい事とお金になる事のギャップに苦しむのは良くある話だけど辛いね
頑張れ!
— ちゃみ (@chami_amethyst) May 19, 2020
「自分の音楽」を認めてもらいたい裕一。
依頼の応援歌そっちのけで、交響曲を書きはじめてしまいました。音は、なかなか自分の殻を破れない裕一に心配が募ります。#朝ドラエール#窪田正孝#二階堂ふみ pic.twitter.com/Wb6m1qU7Q6
— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) May 18, 2020
あなたも客商売なんだよ。
売れなきゃ意味ないでしょ💧#エール pic.twitter.com/bQ6WPanJ5w— uni (@uni12060099) May 18, 2020
いやこいつはほんとにwwwwwwwww誰かのために曲を書くという概念どこ言ったんだよ乃木大将の詞に曲をつけたあの日まで飛んで帰れよ!!!!!!!!! #エール
— あっきん (@acintosh) May 18, 2020
裕一さんはあまり自分の気持ちを言葉にしないから、ここまで頑なに「自分の音楽」にこだわっているとは思わなかったな…
留学出来なかった悔しさが拭えていないことも…自分のために作った曲は人の心に響かない
人を元気付ける応援歌が、それを気付かせてくれますように#朝ドラエール #エール pic.twitter.com/iOgR3hU42h— いねまき (@inemaki) May 18, 2020
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