裕一(窪田正孝)と音(二階堂ふみ)は、花火大会に行っていた。二人が家に戻ると三郎が待っていた。
第23話、裕一は音への想いを隠すことはできない。それがどんな道でも一緒に歩くことを決めた。
見逃した方はこちらから⇨「NHKドラマエール」
「エール」23話視聴率
第5週「愛の狂騒曲」第23話が、4月29日水曜日に放送されました。気になる視聴率は、19.8%でした!
昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而、その妻・古関金子をモデルにした話です。昭和という激動の時代に心に寄り添う曲を生み出した。
「エール」23話あらすじ
音と結婚したい!
三郎(唐沢寿明)と光子(薬師丸ひろ子)は、二人を別れさせたいと思っていた。片や留学させたい、片や忘れさせたい。二人の気持ちは同じはずだった。
その4人の話合いを吟(松井玲奈)と梅(森七菜)が聞いていた。
「裕一さんのお父さんから頂いた、福島の名物・薄皮まんじゅう。」
「ありがとうございます。あの、私…。」
「お聞ぎしております。息子と文通して頂いたそうで、ありがとうございます。」
「まさか、ファンレターの返事が来るなんてビックリしました。」
「どうして、お返事くれたの?ファンレターは、いっぱい届いたでしょうに。」
「みなさん僕を賞賛してり、励ましてたりしてくれたりしたんですが。音さんだけは、僕の音楽に関心を寄せてくれて。みなさんには申し訳ないんですが、手紙の返事書いたの音さんだけなんです。」
「きゃーっ。」
「お世話になりながら、ちゃんと言えてながったんですが。音さんは、素晴らしい女性です。でっ、お嫁に下さい。どどうか、お願いします。」
吟は、その話のやり取りを聞いていた。先を越されたと、へたりこんでしまう。
「お、可笑しいわ裕一さん。」
「ああ、冗談が?何だ柄にもねえ。すっかり騙されちまった。」
光子と三郎は、笑い飛ばした。
「冗談では、ありません。僕は、音さんと結婚したいです。」
「どういう事?」
「私も今、初めて。」
「一緒に過ごして確信しました。僕には、あなたが必要です。僕の音楽には、あなたが必要なんです。どうか、どうか僕の申し出を受け入れて下さい。」
「裕一さん。」
裕一が差し出した手を音が握った。おいおいおい。ダメダメダメダメ。三郎と光子が手を引き離す。
母の怒りと父の怒り
「光子さん、話が違いませんか?あなた先ほど言いましたよね。娘には別れろと言ってある。娘も了承していると。これ、どういうことだ。」
「そちらこそ、突然家に押しかけて来て。えっ住まわせてあげた挙句、いきなり結婚を申し込むなんて、どういうつもり?」
「ごごごごめんなさい。どうしても気持ち抑えきれなくて。」
「謝んな、こっちは悪くねえ。」
「悪いでしょう。大事な娘をたぶらかして。」
「たぶらかしたのは、そっちだろうが。ファンレターなんか書いて来なけりゃ、こんなことになってねーんだ。」
「何言っとんの?あんた、ファンレターにのこのこ返事書く方がどうかしとるわ。もしかしたら、若い女は音だけだったからじゃない?」
光子は、三郎の口にまんじゅうを押しつける。
「おいおいおい、口の減らねえ女だな。そんなだから、こんな娘が育つんだよ。」
「父さん、ひどいよ。」
「裕一、いいが目覚ませ。よぐ見ろ、一見かわいぐ見えっけど。慣れりゃどごにでもいる顔だ。イギリスさ行ってみろ、比べもんにならねえほど美人がわんさかいんだぞ。こんなとこで一生決めるこどねえ。」
「人を美醜で判断するな。お父さん、見かけの美しさなんて本当の美しさではありません。心のキレイな人が美しい人なんです。」
「性格は顔に出るって言うけどな。」
「そうです、心がキレイだと顔にも出ます。」
「何だよ、結局見かけってことじゃねーが。」
「あなたも大変ね、このヘリクツは生まれつき?」
「ヘリクツとは何だ。」
「普段は、もっと穏やかで優しい父なんです。」
「そう?まっとにかく、外国へ行っていつ帰って来るか分からない男に嫁にはやれません。」
光子は、まんじゅうを食べ始める。三郎が苦しそうにしている。
「廊下の突き当たりです。」
「何がだ?」
「お腹痛いんでしょ?どうぞ。」
「行ってきなよ、漏れっちゃうよ。」
「漏れっかよ大人だぞ。何言ってが…。突き当りだな。」
三郎は、トイレに急いで駆け込む。
僕には君しかいないんだ
「どうして?急に。」
「分がんねえ、勝手に言葉が出た。」
「本気?」
「本気。」
「いいの?私で。」
「音さん、音さんちょっとこっち来て。僕には、君しかいない。音さん嫌なの?」
「私にも、あなたしかいない。」
「ありがとう。」
「裕一さん、結婚しても歌手になる道は諦めない。それでもいい?」
「僕も望んでる。二人で頑張ろう。お互いエールを送り合って、音楽の道極めよう。もう一度言います。僕と結婚して下さい。」
「はい。」
「やったー。」
裕一は、音にキスをした。それを光子が見てしまった。光子は、戻って来た三郎の足元にお茶をこぼす。
「あち、あちちち。」
着物が濡れてしまった三郎は、安隆の浴衣に着替える。
「で、どうすんだ裕一。」
「音さんと結婚します。許して下さい。」
「留学はどうすんだ?」
「行く。」
「二人じゃいけねーぞ。」
「私、努力して力つけて。期待されるような歌手になって、追いかけます。」
「おう、見上げだ根性だ。」
「本気です。」
走り出した汽車は止まれない!
「しかしな、ここの家じゃあ女が行きたい道行くの普通みてえだけど。世間は違うぞ、裕一が養子に行く家は特に頭が固い。」
「父さん、反対なの?」
女だからとか男だからではない。歌手を目指す女と裕一の結婚を茂兵衛が許すはずがない。
「あんた、もし結婚は許す。歌手は諦めてくれって言われたらどうする?裕一、結婚は許すが音楽の道は諦めてくれと言われたらどうする?」
「三郎さん、あなたが頼りです。そちらのご一族を説得して下さい。二人のために、二人の夢のために。よろしくお願いします。」
「あんた、さっきまで反対してたじゃねーか。なして急に変わったんだ。」
「うっ、二人があのその…。せっ、二人が接吻しとるとこ見ちゃたのよ。汽車は走り出しました。もう止まれません。」
「どうにもあんたの言ってることが理解できねえ。」
「裕一さん、たしかにあなたは未来を嘱望される作曲家かもしれんけど。私に言わせれば、まだ1曲しか認めてられないひよっこよ。」
もろ手を挙げて喜べる男ではない。それでも光子は裕一に託そうとした。
「頭はダメって言ってるけど、心が行けって叫ぶの。だから、しょうがない。許す、私は。」
光子は、安隆の遺影を持って来る。
「音を幸せにすると誓って。」
「はい。私、古山裕一は音さんを幸せにすると誓います。」
「音。」
「はい。私、関内音は裕一さんを幸せにすると誓います。」
「よし、あとは三郎さん。古山家の許しを頼みます。」
「何だが分がんねえが、まぁ俺に任せどけ、なぁ。」
朝ドラ「エール」23話感想
「二人で頑張ろ? お互いにエール送り合って、音楽の道、極めよう?」
「もう一度言います、僕と結婚してください」
「はいっ」はぁぁぁキュンキュンした〜(ฅωฅ`)♡
裕一さんの可愛らしい福島弁でのプロポーズも、音さんの笑顔も最高です…
初々しい接吻も最高です…(ฅωฅ`)♡#朝ドラエール #エール pic.twitter.com/FczlnizUSw— いねまき (@inemaki) April 28, 2020
#朝ドラエール 『郡山 柏屋』の薄皮饅頭が出てきてびっくり!創業嘉永五年(1852年)歴史ある郡山の和菓子屋さん。こだわりの自家製の餡でふっくらした小豆の食感が楽しめるつぶあんも好き。もちもちのごまゆべしはパッケージがカッコイイ。添加物が入っていないところもお気に入りです。 pic.twitter.com/ENZ9i8TJ8H
— 絵理 (@HellSonicBallet) April 29, 2020
「慣れりゃどこにでもいる顔だ」
二階堂ふみがどこにでもいるわけないだろう三郎さん #朝ドラエール— ぬえ (@yosinotennin) April 28, 2020
#エール 第23回
裕一人形ほしい💕
かわいい💗#朝ドラエール pic.twitter.com/3xXrzeSIVh— あーや (@ayari_libra0806) April 29, 2020
#朝ドラエール 音と二人でいる時には本当にのびのびして吃音も出ない裕一。一緒にいるための「努力が苦にならない」だから必死でしがみつく。大胆になれる。
— かな ドラマ鑑賞アカ (@kanadorama) April 28, 2020
#朝ドラエール 地味なとこだけど、二階堂ふみさんの、コメディエンヌとして可笑しみの間合いをチューニングする能力は凄いんだと思う。今日もファンレターへの返事が自分だけと知った時の「キャー!」のタイミングは見事だし、ミュージックティとの会話のテンポも素晴らしいし。
— かな ドラマ鑑賞アカ (@kanadorama) April 29, 2020
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