信作が父親に薬を飲ませていた。真っ暗な店内でコソコソとしていた。そこへ、陽子と百合子が来てしまう。
第141話、武志は病気だから真奈を避けていた。会えない寂しさから真奈は家まで来てしまう。
見逃した方はこちらから⇨「【スカーレット】NHK」
「スカーレット」141話視聴率
第24週「小さな希望を集めて」第141話が、3月18日水曜日に放送されました。気になる視聴率は、18.5%でした!
陶芸家の神山清子さんがモデルになっています。男が多い蔵元で信楽焼に魅了されて行きます。波乱に満ちた人生をどう描くのか?
「スカーレット」141話ネタバレ
武志を見ていたい
「何飲んでんの?まったく男ふたりでコソコソコソコソ。薬や薬やろ?百合ちゃん、女の勘が当たったで。」
「何の薬?」
「何の病気なんや?」
「そんな大層なこと違うねん。ちょっと膝がな。」
「隠さんと言うてな。何でも言うて下さい。ほんで長生きして下さい。元気でいてくれたら、それだけでええ。いつまでも元気でお願いします。」
百合子(福田麻由子)は、義理の父・大野(マギー)を心配していた。
「お願いせんでも、ウチらは元気です。」
喜美子(戸田恵梨香)は、いつの間にか眠ってしまった。気がつくと毛布がかけられていた。雨の中、真奈(松田るか)は武志を見ていた。
「武志。」
武志(伊藤健太郎)は、夢中になって作品を作っていた。喜美子は、母屋に連れて行く。
「会いたくてヤングに行ったんです。」
「あっ、ウチの子の話な。バイト先行ったんや。」
「ずっと会うてなかったんで。」
「そうなん。」
「すみません、こんな話。」
「ううん、どんな話でも嬉しいわ。男の子は言うてくれへんからな。あの子ちゃんとバイトしてた?」
「行ったときは、もう終わってたんで。約束しんと行ったんで、あかん言われて。」
「あの子、そんなこと言うの?」
「嫌いやとも言われました。」
「ええー。」
「すみません、そんなん言われてもまた来てしまって。ほしたら途中で雨降ってきてしまって。負けへんで言うて傘こうて。ウチは何と戦ってるんでしょう?何やってんのやろ。」
喜美子は、お茶を淹れた。
「家に帰ったら、亡くなった祖母の匂いがして。もういいひんのに家の中に残ってるんですね。そういう残り香っていうか。ほんで思うんです。会えるときに会いたい人には会うておこうって。ほやから嫌い言われても来ました。」
「あの子な、今作ってる作品があるんよ。いつ完成するか分からへん。明日できるかも知れへんし、1年かかるかも知れん。何年かかっても出来ひんかも知れん。それでも作る、作り続ける。今それで一生懸命なんや思うわ。」
「あのウチ、見て来てええですか?」
「ええんちゃう。」
「行ってきます。」
武志にしか出来ない作品
「えっ、何で?何でいるん?いつ来たん?」
「お疲れ様です。」
「どういうつもりや。」
「作品作りのじゃまやから?ジャマせんようにします。」
「病気やからや。こんなんあかんって。もう来たらあかん。」
「どういうこと?」
「帰り。」
「病気やからウチと会うの避けたん?えっ、そうなん?そうやったん?そんなんおかしいわ。
「おかしいないわ。」
「関係ないやん。」
「関係あるて。帰って下さい。」
「ほな、ほな帰ります。帰りますけど、病気やからウチと会うの避けるいうのは納得できひん。そういうのは許可しません。許可しませんので、また来ます。おじゃましました。失礼します。ほなまた。」
真奈は、1人で帰って行く。翌日、喜美子は真奈が置いて行った傘を干す。八郎(松下洸平)が来てくれた。
「おはよう。」
「おはよう、休み取ってくれたんや。」
「京都行くんやろ?」
「展示会の打ち合わせな、日帰りやけど武志頼むな。」
「起きてる?」
「起きてるよ、向こうで朝から熱心にやってるわ。」
武志は、工房で作品を見つめていた。
「なぁ、見てやこれ?」
「何かどっかで見た光景やな。」
「お父ちゃんもこうやった?」
展示会の打ち合わせのため住田が来る。病気のことを知った。
「おかしいとは思っとたんです。穴窯の予定を変更する言わはったり、作品を仰山売りに出さはったり。まさかそんなご事情があったやなんて。」
「住田さん、お母ちゃんおったら叱られますよ。そんな、腫れ物に触るみたいに。なぁ。」
「せやな、病気や言うても武志は武志なんで。」
「俺は俺なんで。」
「そうですよね。ほな、武志くんに京都のお土産でも買うてこようか?美味しい和菓子でも。」
「ええな、よろしゅうお願い致します。」
喜美子は、京都に向かった。武志と八郎は、作品作りを始める。
「このイメージは何や?」
「水たまり、皿の中に水たまりがあるイメージや。あかん?」
「ううん、あかんことないけどな。例えばな、お母ちゃんの作品は、お母ちゃん独自の発想や。」
「天賦の才や言うてた。掛井先生がな、ほんで俺は努力型やて。」
「せやけど、武志かてお皿に亜鉛結晶で雪降らせたんちゃうか?」
「雪な、納得いくもんは作ったつもりや。」
「武志、独自のひらめきや。」
「俺、独自?」
「水たまりでええんか?これは、お皿に青をのっけただけやな。これやったら、お父ちゃんにも出来るで。お父ちゃんに出来ひんことやれ。僕を超えて行け。頭柔らこうしてな、常に柔らこうしとかんとイメージする力は沸いて来いひんねんって。お父ちゃんに言われたないやろ。」
ここが硬いねん。八郎が武志の頭を触ると熱があった。
「熱いな、熱あるやん。」
八郎は、病院に連絡をします。解熱剤を飲んで安静にして下さい。それでも下がらなければ連絡してほしい。
「あほ、そんなとこで。部屋で寝ちゃんと。布団で寝なあかんって。」
「ええやん、ここでも。お母ちゃんなんか最近、茶の間でうたた寝してるで。」
「なぁ、熱があるんやで。」
「うるさいな、もう。お母ちゃんより、うるさい。」
外に雨が降り出す。干してあったビニール傘は、雨で濡れてしまった。
朝ドラ「スカーレット」141話感想
真奈ちゃんが忘れていったビニール傘に降りかかる雨。光を反射して煌めく雫が、武志の陶芸家としての心を刺激したようで…「会いたい人には会うておこう」という真奈ちゃんの行動が武志に力を与えることになるのか #スカーレット https://t.co/B0oTDbJ8Q9
— ぬえ (@yosinotennin) March 17, 2020
石井ちゃん、タケシが夢中で作品つくる姿を好きになったんだろうな。ずっと見てたいんだな。昔のきみちゃんを思い出すなぁ。だから作品づくりの邪魔になるのであれば引くことに納得できるけど、病気が理由なら納得できない。納得できないことは受け入れない。きみちゃんを思い出すなぁ#スカーレット
— にゃー (@mfMkqwa2UpTTu3H) March 17, 2020
真奈ちゃんがグイ真奈になったのはおばあちゃんの死がきっかけでもあったのか。「会える時に会いたい人には会っておこう」と。信作もそう、おばあちゃんが亡くなったのをきっかけに変わった。「誰かの死を契機に死生観が変わる」それを何度も見せてくるのには何か意味があるのだろう。#スカーレット
— こぐま (@in_july2018) March 17, 2020
喜美子に超えていかれることをどこかで恐れていた八郎が僕を超えていけと息子に言えるようになった。
歳を重ねると許せることが増える。
自分を認めることもできる。
歳をとることも悪くない。#スカーレット— 圭 (@momohiro82346) March 17, 2020
自分が京都に行って家を空けるからと八郎を頼ること。
このこと自体がとても嬉しかった。武志のことあって当たり前にまず八郎を頼ることができるようになったことがね。いまの二人の関係なんだなと。#スカーレット— カリヤ (@OknRRCaCxVULyfw) March 17, 2020
スカーレット141話、おばあちゃんをなくしたばかりの真奈さんのセリフがさ、もう泣くしかないやつよ、もうここには居ないのに匂いが残ってて、だから逢いたいひとには逢える時に逢わなくちゃいけない、それで武志に逢いに来ちゃう。病気が理由で逢いたくないなんて「許可しません」いいぞ、女の子。
— かおるこ (@pasdeLapin) March 18, 2020
#スカーレット 141話
・毛布かけてくれる優しい息子
・真奈ちゃん一歩間違うとストーカーやけど、病室で手を握った経緯があるからこそやねんな…
・常治のように、喜美子も娘がいたらなって思うこともあるのかもね
・お茶を入れたり、傘を干したり…こういう何気ない丁寧な日常を大事にしている— こまち (@komachi_gochi) March 17, 2020
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