草間(佐藤隆太)が信楽に来ていた。久しぶりに会う喜美子(戸田恵梨香)は、嬉しそうに笑った。
第104話、僕にとって喜美子は女や。八郎は窯炊きを止めようとした。
見逃した方はこちらから⇨「【スカーレット】NHK」
「スカーレット」104話視聴率
第18週「炎を信じて」第104話が、2月4日火曜日に放送されました。気になる視聴率は、19.3%でした!
陶芸家の神山清子さんがモデルになっています。男が多い蔵元で信楽焼に魅了されて行きます。波乱に満ちた人生をどう描くのか?
「スカーレット」104話あらすじ
励ましのタヌキの置物
マツ(富田靖子)は、草間に手紙を書いていた。
「お母さんから手紙を頂いたんだよ。喜美ちゃんが頑張ってるから見に来てあげて下さいって。あっもう喜美ちゃんって年じゃないか。」
草間は仏壇に手を合わせる。
「あの柔道教わったいう話、聞いてます。年賀状もお手紙もよう頂いて、ありがとうございます。」
喜美子は、穴窯の話をしようとした。
「今年からひとり暮らしも返上した。ネコと暮らしてる。住み着いたんだよ。ネコちゃんって名前つけたんだよ。」
「歯もみがかんと寝てしもうた。」
「疲れたんやな。」
「野球やったから。」
「ありがとう。お世話んなりました。」
八郎は、自分の家に帰ってしまった。喜美子は、穴窯の説明をした。
「2週間?」
「灰の量を増やしたいんで。窯炊きの日数も増やします。」
喜美子は、そこまでの仮説を立てた。薪代は何とかできる。
「ほやけど、この窯が持たへんかも知れん。崩れ落ちるかも知れません。」
そうなったら、もう出来ない。次が最後になる。それでも諦めきれない。マツは、慶野川のことを手紙に書いていた。
「慶野川さんが今の喜美ちゃんを知ったら、何て言うんだろうね。」
「陶芸家はやめとけ言うてはりましたからね。笑わはるんちゃいますか?きききって。アホや言われそうです。」
それでもやると決めていた。草間は、どうやって励まそうか悩んでいた。
「思ったより元気でよかった。やっぱり渡そう。」
草間は、慶野川からもらったタヌキの置物を渡した。
「小さな焼き物だけど敬意を表して。見守ってもらおう。」
「よろしゅうたのみます。」
喜美子は、タヌキの置物に挨拶した。また、いつか会おう。
八郎の切なる喜美子への想い
「喜美ちゃん、土の配合変えるって言ってたけど。あの時、土を掘ってた。慶野川さん、初めて会った時に土を掘ってた。」
喜美子は、慶野川が掘っていた土を集めに行く。
「信楽の土は、ええ土やし。何がええんでしょう?」
慶野川は、そう言った。ザラッとした手触りでも温かい土。喜美子は、この土を使って作品を作ろうとした。
信作と百合子は、結婚した。家族みんなで正装して写真を撮った。そこには、八郎と喜美子も写っていた。
「この写真な、こう大きく引き伸ばしてサニーに絶対飾ってやるわ。」
信楽中に貼ってやる。陽子は、退院して元気いっぱいだった。
「マツさんもな、健康診断いうのちゃんとやった方がええで。」
八郎は、帰ってしまう。信作は、後を追いかける。
「頑張ってお父さんやってるんねんてな。週に1回か2回会うてるんやろ?」
「お父さんは、頑張ってやるもんやないで。頑張らなような関係になったら、あかんで。百合ちゃんと仲ような。」
「穴窯、手伝おうてって言われた。頼まれたから引き受けた。言うとくな。次は長い。2週間炊く言うてた。」
喜美子は、家族で窯炊きの番をお願いする。
「夜も鮫島にやらせえ。」
「こう見えて、二人っきりになるとダーリンって呼んできますねん。」
八郎が『かわはら工房』に顔を出す。2週間、炊き続けるのはホンマか?どっから2週間ていう数字が出た?
「積み重ねた結果や。1,150℃で2週間。」
「1,150℃で2週間炊き続けたら、どないなる思う?窯がもたんで。崩れ落ちるで。焼き過ぎて下手したら火が燃え移って火事になる。」
危険だから止めて欲しい。自分が出した結論だから、やらせてもらう。
「前に言うたな、同じ陶芸家やのに何で気持ち分からへんのって?僕にとって喜美子は女や、陶芸家やない。ずっと男と女やった。これまでも、これからも。危ないことせんといて欲しい。止めて欲しい。」
八郎は、喜美子の目を真っ直ぐに見つめていた。
朝ドラ「スカーレット」104話感想
ハチの男と女発言は、決して喜美子を馬鹿にしてる訳では無いし下に見ている訳でもない。喜美子の陶芸のセンスはきっと誰よりもハチが認めてる。でも愛しているからこそ危険なことはして欲しくないし、愛しているからこそ借金の苦労も背負わせたくない。それが真綿の枷なのがつらみ… #スカーレット
— じょー🌟11m (@joe_1125) February 3, 2020
慶乃川さんに持された土を喜美子が「ただの土や」と言った第1話。その土が「ただの土」ではなくなった第104話。喜美子のこれからの人生を180度変えるかもしれない、これからの人生を幾重にも彩るかもしれない土になった。何この震えるくらい緻密なロングロングパス…
— こぐま (@in_july2018) February 3, 2020
ずっと不思議だった。
同じ陶芸家として次は喜美子芸術は喜美子と言い穴窯建設の後押しをしたのに、何故八郎は信じ切れず中止を譲らなかったのか。
ずっと喜美子を心から愛する女性としてしか見れず、心底守りたかったからなのか😭。
愛が陶芸家としての2人を別つ原因となるなんて😭。#スカーレット pic.twitter.com/u5bKSCrzJz— マルマルコ (@marukodorama) February 3, 2020
「君は鋭いね」も「子どもだからと言って許されることではない」も、草間さんは、心の栄養がすっからかんの時でさえ、喜美子を子どもだから、とか、まして女の子だから、ではなく、最初から一個の人間として接した人で、それが喜美子の自我の根底にあるのだと今日、気がついた。
#スカーレット— こぐりす (@kogchy) February 3, 2020
僕にとって喜美子は女やった。
陶芸家やない。
ずっと男と女やった。
これまでも、これからも。
穴窯で意見違えて、信じてくれないのかと咎められ、家の金使い果たされ、別居して、他人行儀になってなおのこの言葉。
なんて熱烈な愛の言葉なのだろう。
なんて残酷なすれ違いなんだろう。#スカーレット— ハル (@hal_tare) February 3, 2020
八郎が喜美子の作陶を認めてないなんてことはないと思う。ただ八郎は男女関係でいたかったし、喜美子が危険な目に会うのが嫌なのだろう。そういう意味では、八郎さんの思いは遠く昔のままなのだ。ただ今の喜美子は女でありかつひとつの陶芸家である。これはもうふたりは元には戻れない。#スカーレット
— つくよみ (@shoshitsukuyomi) February 3, 2020
#スカーレット 今日のラストの八郎のセリフは本当につらくて悲しくて、ちょっとすぐには感想も出ない。でもこの一幕が、物語の大きな楔なのは間違いないですね。
— かな ドラマ鑑賞アカ (@kanadorama) February 4, 2020
女だから心配だからやめて欲しい陶芸家である前に女であると言われて、絶望はしても嫌いにはなれない。
前の喜美子ならなんでわかってくれないんだと駄々をこねるように叫んでいただろうけど。
僕と喜美子は別の人で、私と八郎さんも違う人だと喜美子はもう知っている#スカーレット— ハル (@hal_tare) February 4, 2020
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