なつ(広瀬すず)は、雪次郎( 山田裕貴 )と一緒に『人形の家』を見に来ていた。咲太郎(岡田将生)の劇団の舞台だった。
第62話、なつは芝居を見て感動していた。アニメーターに通じるモノを体感していた。
朝ドラ「なつぞら」62視聴率
第11週「なつよ、アニメーターは君だ」第62話が、6月11日火曜日に放送されました。気になる視聴率は、 21.7% でした!
草創期の日本アニメーション界を支えた女性アニメーター・奥山玲子さんがモデルになっていると言われています。
朝ドラ「なつぞら」62話あらすじ(6/11放送)
新劇「人形の家」
なつは、東京で初めで舞台を見ることになる。咲太郎の劇団の舞台は、なつに衝撃を与える。
「いいえ、私はもう奇跡なんて信じない…。私たちの生活が本当の結婚になるなら、さようなら。」
なつと雪次郎は、その感動を咲太郎に伝える。咲太郎は、女優・亀山蘭子(鈴木杏樹)に会わせてくれた。なつは、感動のあまりうまく感想が言えなかった。
「本物は普通なんだって思いました。普通って言うのは、普通の人がまるでそこにいるみたいな、伝える力がプロなんだと思いました。」
雪次郎は、お菓子と同じくらい芝居が好きだった。新劇の世界に触れたことは、感動しかなかった。
「そう、それでよく芝居をやめられたわね。」
なつと雪次郎にとって、この出会いは運命なのかも知れない。
『人形の家』は、人形のように可愛がられてきた女性が目覚めて家を出る物語。なつは、北海道の家を出るときに反対されたことを思い出した。
「演劇や文化は、問題の解決にあるんじゃないとイプセンは言ってます。その目的は、人間の描写です。人間を描き出すことです。イプセンは詩人や哲学者として、それを描いたんです。」
思ったより難しいトレース!
その夜、なつは蘭子のような芝居を絵に描けたらと思いながら白蛇姫の絵を描く。そして、不合格になった日のことを思い出していた。
なつは、キレイな線を描けるように何度も練習を重ねた。
『白蛇姫』が完成すると仕上課では、何もすることがなかった。その時間のあるときにトレースの仕方を覚える。
「トレースは、見ての通り動画の線を崩さずに写し取ることです。同じ仕上げの仕事でも、その技術には年期が必要です。」
なつは、自信はないけれど挑戦してみたいと手をあげた。
「ずっと動画のクリーンナップの練習をしてきたので、キレイに線を描くのは大丈夫だと思います。というより思いたいです。」
同じものを何枚も描き続けることになる。トレースしたセルを重ねる。その重ねた絵は、少しづつズレていた。
朝ドラ【なつぞら】62話感想
「本物は……普通なんだと思いました。普通の人が、まるでそこにいるみたいというか……伝える力がプロなんだと思いました。」
あるがまま、演技ではなくそこに一人の人物がいるように。基本だけど、難しいこと。雪次郎、何事もそうよ。奇をてらわず、そのまま、あるがままは難しい。
#なつぞら— 酒上小琴【サケノウエノコゴト】 (@raizou5th) 2019年6月10日
「よく演劇(芝居)を辞められたね」という言葉に雪次郎くんが『ハッ!』としたのがすごく印象的・・・・・製菓の修業はやらなきゃいけないこと、芝居はやりたいこと ・・・・最終的に雪次郎くんはどっちの道を選ぶのかな? #なつぞら
— 瞳@梅桃 (@mata_karu) 2019年6月11日
蘭子さんの「あなた、それでよく演劇を辞められたわね」という台詞が心に刺さった。やりたい、続けたいと思ってもいろんな事情で続けられない人はいる。家業というものの重さが今よりも重かった時代。雪次郎くんは「辞めるか・続けるか」なんて考えたこともなかっだろうに。重い一言だった。 #なつぞら
— ユーリ@6/23こくほこソ35b (@juli0920regnum) 2019年6月11日
#なつぞら 蘭子さんの、なつへの態度はあくまでも表現者とファンの距離で、でも雪次郎への態度は自分たちの領域にある者へのそれだった
— かな ドラマ鑑賞アカ (@kanadorama) 2019年6月10日
蘭子さんが会話の中であの瞬間、雪次郎くんの言葉の根底にある、自分たちと同じ「俳優」としての飢えをするっと見抜いて、すごく同じ目線で心底からの哀れみを向けていたことに、雪次郎くん当人も思わず立ち上がれないほど痛烈に気付いていただろうからつらい #なつぞら
— よしいのようなもの (@aosjyoshe) 2019年6月10日
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