きらら

『IWAKURA』は業績は順調に上がっていた。めぐみと舞はリストラした社員を呼び戻した。父の夢を叶えたい、舞は新しい一歩を踏み出そうとしていた。

松平を裏切った水野信元は、元康の叔父だった。水野がいる刈谷城を攻めるが織田の援軍に苦戦する。今川が助けに来ることはなかった。

めぐみは工場を悠人に売却する。そのお金で借金を返済、新しい従業員も雇うことができた。舞は浩太に新しい受注の報告をすることができた。

岩倉に薄型テレビ用のネジの依頼があった。しかし、新しいネジを作るための設計士がいなかった。舞は結城に連絡をする。

舞は岩倉のネジをもらった。これを見本に営業に出ようとした。めぐみは岩倉の技術力を守るために価格交渉に向かう。

東大阪に悠人が来る。この家をマンションにせえへんか？悠人が提案する。悠人なりの優しさ、めぐみには分かっていた。めぐみは舞と一緒に頑張ると決めていた。

父が守ろうとした工場を私が守る。舞は『IWAKURA』の営業担当になった。ところが、めぐみが社長になったことで取引先からの信用は失いつつあった。

松平元康は、大高城に取り残される。信長は責めることなく引き返してしまう。ところが、三河の松平昌久に責められてしまう。覚悟を決めた元康は…。

舞は小森の再就職先を決める。小森は、岩倉で働いた誇りを胸に納得する。そんな時に柏木が舞を心配して会いに来た。

めぐみは会社の存続を決める。その矢先に大切な取引先を失ってしまう。めぐみはリストラせざる追えないと考えていた。

めぐみは会社を畳む覚悟を決める。舞は大反対する。母の力になりたい、舞はパイロットになる夢を諦めようとしていた。

浩太は会社を守るため無理をした。それがなければ死ぬことはなかったかも知れない。無理をしなくてもいい、めぐみは笠巻の優しさに感謝していた。

浩太が亡くなり会社の存続が難しくなった。めぐみは社長代理になるが、会社を畳むことを決める。浩太の想いを受け継ぐことはできなかった。

松平元康は駿河で人質になっていた。三河に帰ることになって、生活の違いに驚かされる。今川義元は織田信長と戦を始める。元康は兵糧運びをすることになった。

苦労かけて堪忍な、いつか楽させるから。浩太は、めぐみに約束していた。その夢は叶わないまま、浩太は工場で倒れてしまう。

太陽光発電の受注を待っていたら会社は潰れる。しかし、浩太はリストラはしないと決めていた。従業員は行き場所を失う、めぐみは心配していた。

傷が浅いうちに工場は売った方がええ。悠人の言葉に浩太は衝撃を受ける。ちょっとずつ大きくした会社を手放すことはできなかった。

浩太は借金の返済のため、受注できる仕事を探していた。ある日、舞は疲れて肩を落とした父の姿を見つめてしまう。そんな岩倉に新しい仕事が舞い込んだ。

浩太は借金返済のためリストラを行う。梱包の仕事は最後の砦、不良品は出荷しない。会社を支えたパート従業員は岩倉の仕事を誇りに思っていた。

『株式会社IWAKURA』は、リーマンショックの影響を受けていた。その心労から浩太が倒れてしまう。舞は五島から病院に駆け付けた。