裕一(窪田正孝)は、福島に帰って来た。裕一には、賞金と『竹取物語』の版権量の8000円が送られていた。現在のお金で2500万円の大金です。
第26話、音楽も留学も裕一のすることは全て認められてきた。家と家との繋がり結婚だけは認められなかった。
見逃した方はこちらから⇨「NHKドラマエール」
「エール」26話視聴率
第6週「二人の決意」第26話が、5月4日月曜日に放送されました。気になる視聴率は、19.9%でした!
昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而、その妻・古関金子をモデルにした話です。昭和という激動の時代に心に寄り添う曲を生み出した。
「エール」26話あらすじ
裕一の結婚と家族の大反対
『喜多一』では、茂兵衛(風間杜夫)が裕一を待ち構えていた。
「坊ちゃんが、今日帰ってくるんだと。」
「そりゃあ良がった、何てとても言えねえ。」
「文通相手と結婚するらしいんです。恵まれだ家庭に生まれて、大っきな家の跡継ぎの養子になり夢に進むことも許してもらい。何が不足なんですか?」
「及川、お前どうしたんだ。」
「長男なんだ、家のこと第一に考えるべきでしょ。僕たちの家族や人生もかかってるんだ。坊ちゃんは少々無責任過ぎます。」
「おうおう、口が過ぎるぞ。」
裕一は、福島に戻って『かわまた銀行』に行く。
「ああ、長い間すいませんでした。豊橋の土産です。」
「まさが、実家さ寄ってこなかったの?」
茂兵衛は、待ちわびていた。まさ(菊池桃子)が頭を下げる。
「兄さん、ごめんなさい。」
「母さんが謝るこどじゃねえ、あいづが悪いんだよ。」
「あいづはダメ。兄さんよ。」
「あいづだよ。今度の騒動の全部が、あいづのワガママのせいなんだよ。」
「今回のごどはそうがも知れないけど、留学は裕一の努力もあっから。」
「努力?あれ、努力なの?ただ好きなごど、やってるだけでねえの?それってもっと苦しいものじゃねえの?」
「裕一だって、苦労して作曲したのよ。」
「もう嫌なんだよ、何で?何も勉強してねえ田舎もんが、そんなすごい賞取ることになってんの?何か間違ってる。」
「浩二、結果だ。過程なんて、どうでもいい。結果が全てだ。おめえも商売するなら覚えとけ。」
浩二( 佐久本宝 )は、頭がいいが殻を破ることができない。
「結婚相手は俺が決める、別れさせろ。」
茂兵衛は、最後にそう言って帰ってしまった。三郎(唐沢寿明)は、裕一のところにいた。
「何で嘘ついたの?」
「すまねえ、お前を帰すにはこらしかねがったんだ。茂兵衛だげなら何とか出来たんだが、まさか母さんが反対するって思わなかったからよ。」
「それなら、そう伝えて欲しかった。」
「そうが?正直に伝えだらお前帰って来たが?結婚許すまで帰って来ねえってごどになったら大変なことになる。」
「大変なこどって何?」
「留学に間に合わなくなんだろうが?課題の曲も作ってねーし、外国行くのにいろいろと手続きもあるし。」
「俺に任せどけって言ったよね、父さん。」
「俺はあの子のこと知ってるし、お前が想いも知ってる。ただそれを俺がまさに伝えでも、今ひとっつ伝わねえんだ。あのまさが絶対ダメだって言うんだ。」
「言い訳だよ。父さん信用したのに。」
「すまねえ、とりあえず家に帰るべ。母さんにお願いすっぺ、俺も頭下げるがら。」
「それ父さんの役割だよ。」
「だけどお前の結婚だ。最後は自分で尻をふぐもんだろ?」
「結局、逃げるんだ父さんは。」
「逃げてねえ、一緒に頭下げるって言ってんだろうが。」
裕一は、明日帰ることに決める。
浩二の不満が爆発!
音(二階堂ふみ)は、『東京帝國音楽學校』の面接に来ていた。10年前に新しい日本の音楽を想像するために作られた学校だった。
「伝統を重んじながらも、世界に通用する人材を育成することを目的としています。」
吟(松井玲奈))と音は、東京の親戚の家にいた。開いているはなれの部屋を貸してもらえることになっていた。
「かなり厳しそうだった。」
世界に通用しない人は必要ない。音にとっては衝撃的な言葉だった。
裕一は、福島の実家に帰って来た。
「母さん、聞いてますよね。なぜ、反対なんですか?」
「あなたの幸せを考えてのことよ。」
「僕の望みは結婚です。お許し下さい。」
「まさ、俺がらも頼む。この通りだ。」
「あなたは外国に何をしに行くの?」
「音楽の勉強です。」
「そこに結婚は必要?」
「必要です。彼女がいないと曲が書けません。」
「裕一。あなたの目指す世界は全ての人生を捧げたとしても、一流になれるのはごく一部の人なのよ。想像もできない過酷な戦いを勝ち抜かなければならないのよ。」
「分かってる、その力の源が彼女なんだ。」
「じゃあ、もし彼女の心が変わって。あなたの目の前がらいなぐなったら、あなたはどうするの?」
「音さんは、そんな人じゃない。」
「人の心は、分からないわ。」
「母さんひどいよ。音さんは、信頼できる唯一の人なんだ。」
その言葉を聞いて、浩二が笑い出す。
「浩二、大丈夫が?」
「えっ俺の心配?心配するんなら兄さんだよ。おめでたいよ、つくづくおめでたい男だよ。兄さんさ、どれだけ恵まれてっか分かってる?みんな兄さんの心配してんだよ。それなのに、文通で知り合った女を唯一信頼できる人だあ?何だよそれ?それじゃあ家族は信頼できねえってことが?父さんや母さんにこれだけ愛されて、信用できねえってこと?」
浩二は、今までガマンしてきた思いをぶつける。
「なぁ、確かに兄さんは音楽諦めて養子に行ったよ。けど結局まだ戻って来て、勝手に留学決めて。それをみんな何にも言わずに応援しようって言ってんのに。女に現を抜かして結婚するなんてどうかしてるよ。回りの愛を当たり前だと思うなよ。もっと感謝しろよ、これまでずっとガマンしてきたけど。俺、兄さんが嫌いだ。何で、何で?いつも家族の中心で…。」
「浩二、ごごごめんな。本当にそんな、つつもり…。」
「気づいてよ、もっと俺にも関心持ってよ。」
「浩二、もういいべ。」
「父さん、俺家立て直そうって頑張ってんだ。分かってる?」
「分かってるよ。」
「もっと分かってよ。」
浩二の悲痛な叫びだった。裕一は、ひとりで考え込んでしまう。
「覚えてねーがも知んねーけど、兄さんが唯一俺にくれたもの。」
「浩二、本当にごめんな。」
「謝るなら、家族の幸せを第一に考えて下さい。」
朝ドラ「エール」26話感想
子どもの頃にもらったスノードームを、裕一に返してしまう浩二。#佐久本宝 さんは #窪田正孝 さんとのシーンを「お兄ちゃんは受け身というか、僕が役柄的にきつくあたってしまうときも、ぐっと抑えてくれる。支えてくださっているから発散できています」と振り返っていました。#朝ドラエール#潤浩 pic.twitter.com/nKszicwHmX
— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) May 3, 2020
見事な魂の叫びでした(T_T)
浩二くん辛かったね。— さくら (@oOau27bhECQXjJe) May 3, 2020
小さい頃、母に甘えたい裕一は弟を可愛がる母をみて、ぐっと我慢していたんだよ…。兄には兄にしかわからない弟には弟にしかわからない感情があるんだよね。お互い辛かったね。
— an (@an441108) May 3, 2020
三郎さんに当たる裕一
初見ではお父さんに任せて八つ当たり?って思ってしまったけど、
見返すとやっぱり悔しそうだし悲しそう…
音楽を諦めて養子に行く時に家族から突き放された気持ちになっていただろう裕一
信じられなくなった父の言葉を信じたかったのかもしれないな😢#エール #朝ドラエール pic.twitter.com/cnnLhNHTj3— 刹那(せつな) (@se_tsu_n_aKM) May 4, 2020
特に秀でた才能は無いけれど兄に代わり真面目に家業を継いで家の建替えも計画的に考えている出来た弟浩二くん。
簡単に音楽の才能を発揮して外国留学を決めてしまう(様に見える)兄の文通相手との結婚宣言に叔父や両親が翻弄され続けているのが我慢ならなかったのね。#エール #朝ドラエール pic.twitter.com/HmVbmWZt2y— マルマルコ (@marukodorama) May 3, 2020
喜多一で、裕一の帰りを待つ茂平衛と古山家の面々。弟の浩司は裕一への闘士をあらわに。印象に残ったのは茂平衛の言葉。「結果だ、過程なんかどうでもいい。結果が全てだ。」(意味を)良くとっても悪くとっても、本当の事だ。しかし、茂平衛はこれを徹底して貫いてきたんだろうな。#エール pic.twitter.com/vaT6EzYlXa
— blues安兵衛 (@1968Wizard) May 4, 2020
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