『かわはら工房』では、電気釜が壊れて修理をしていた。喜美子(戸田恵梨香)が注文を受けた絵付け小皿は仕上がっていない。
第94話、
見逃した方はこちらから⇨「【スカーレット】NHK」
「スカーレット」94話視聴率
第16週「熱くなる瞬間」第94話が、1月23日木曜日に放送されました。気になる視聴率は、18.3%でした!
陶芸家の神山清子さんがモデルになっています。男が多い蔵元で信楽焼に魅了されて行きます。波乱に満ちた人生をどう描くのか?
「スカーレット」94話あらすじ
電気釜が壊れる
「本焼き3分の1以上、残ってる。八さんの個展に向けての器も焼けてへんもんな。」
窯屋の腕はいいから、すぐに直してくれる。八郎(松下洸平)はそう思っていた。
「畳と女房と電気釜は、新しい方がええで。なっ。」
電気釜を修理することは出来なかった。『カフェ・サニー』にいたマツ(富田靖子)のところにも連絡が入った。
「喜美子の絵付小皿は、これで全部やな。ほんで八さんの個展の作品は、また取りに来てあげるし。」
「申し訳けありませんでした。」
「いえ、先日ウチのが朝までお邪魔してしもうて。迷惑かけました。」
照子(大島優子)と敏春(本田大輔)が来てくれた。『丸熊陶業』の電気釜を使わせてもらうことになった。
「大丈夫か?聞いたで、電気釜が壊れて大変なんやてな。」
「そやねん、ほやからな。挨拶は、また先送りになってまう。ごめんな。家の中が落ち着いていた方がええやん。」
マツは、その会話を聞いてしまう。
「電話いややな。会いたいな、たまらんな。」
「ウチもたまらん。会いたい。」
「俺も会いたい。」
「ウチも会いたい。」
百合子(福田麻由子)は、信作(林遺郁)と電話で話をしている。
「いつまでやってんの?」
マツは、お手洗いに行きたかった。百合子は、話があると切り出す。
「電話な、便利なようで明け透け何でもすぐに分かってまうもんな。お母ちゃんの時はな、恋文や。紙飛行機みたいに飛ばしてくれた。」
常治は、毎晩のように手紙を書いてくれた。誰にも分からないように飛ばしてくれた。
「さっきのあんたの電話と同じや。会いたい会いたい書いてきた。きったない字でな。」
穴窯を作りたい!
「お母ちゃん、さっきの電話な。あんな。」
「信作くん?」
陽子(財前直見)の様子もおかしかった。マツは、何となく気がついていた。喜美子は、疎いところがあるから知らないかも?
「ご挨拶に来てくれんねん。」
「よかったな。」
百合子は泣いてしまった。三津(黒島結菜)も嬉しそうに笑った。
「新しい釜をもう一つ、かわはら工房に置こう。喜美子が言うてた、あのカケラの色を出す窯や。」
「薪で焼く釜いうこと?ええの?ええの?」
喜美子は、柴田に話を聞く。薪で焼く工房は減っている。
「薪で焼くんいうのは、今や贅沢品やがな。嗜好品いうか芸術品いうかな。」
芸術品を作るような人だったら使っている。穴窯を使っている人から話を聞いた方がいい。
「ただいま、こんにちわ。」
柴田は、武志に質問をする。お父ちゃんの後つぐのか?陶芸に興味があるのか?武志には分からなかった。
「今は元気なんが一番や。よし。よし…、吉野川さんや。」
喜美子と八郎は、『カフェ・サニー』で会う約束をした。
「川原さんですか?これ穴窯の設計図や見取り図のもろもろ全部入ってます。」
慶野川の甥が来てくれた。慶野川は、昨年亡くなってしまった。穴窯を使っていたが壊してしまった。
「維持費が大変なんです。薪の代金がえらいかかります。1回焼くごとに何十万。そりゃ焼き上がった作品がうまいこと行って売れたらええですよ。」
売れるかどうかも分からないモノを続けられない。慶野川の残したノートには、薪代が34万とあった。喜美子は考えてしまった。
朝ドラ「スカーレット」94話感想
#スカーレット 最初から慶乃川さんは、芸術としての陶芸を追いかけた果ての影の部分の象徴として物語の中で設計されていたんですね。怖い怖い脚本だよ、本当に抜かりがないよ
— かな ドラマ鑑賞アカ (@kanadorama) January 22, 2020
村上ショージ演じる慶乃川さんの回想がこんなにグッとくる場面になるなんて、放送開始時はまったく想定してなかった!良い意味で裏切られる快感が面白い、本当に毎朝面白い!!
ありがとう!#スカーレット— 蒔岡雪子 (@yukikomakioka) January 22, 2020
薪窯のおっちゃん吉野川さん、亡くなっとった
「陶芸家になんかなったらあかんで」
金がかかると苦しんだ「あかん」の文字の辛さ#スカーレット pic.twitter.com/ibQpPG5sdP— 古池ぬこ (@furuikenuco) January 22, 2020
穴窯で焼くことにこだわり、一生を陶芸に費やした慶乃川さん。そういえば、タヌキの道の先にいたのは慶乃川さんだった。子どもの頃「この茶碗、歪んでいる。」そんなことを言っていた喜美子が、今は慶乃川さんの歩んできた道を追いかけはじめている。 #スカーレット pic.twitter.com/bEHx4JmWeM
— 酒上小琴【サケノウエノコゴト】 (@raizou5th) January 22, 2020
コメント