【エール】58話ネタバレと感想!保と恵の出会い恋のキューピットは

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NHKドラマ

裕一と音は、『バンブー』に来ていた。保に店名の由来を聞く。保は、古本屋の店主だった頃から話を始めた。

第58話、保と恵は古本屋で出会った。本好きな恵は、すぐに保つと気が合った。

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「エール」58話視聴率

第12週「古本屋の恋」第58話が、6月17日水曜日に放送されました。気になる視聴率は、19.6%でした!

昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而、その妻・古関金子をモデルにした話です。昭和という激動の時代に心に寄り添う曲を生み出した。

「エール」58話あらすじ

保と恵の出会い

10年目の神田には、保(野間口徹)の古本屋があった。木下(井上順)が本を買いに来ていた。

「今年は、ご両親の7回忌だろう。親戚とか集まらんのかい?」

「みんな疎遠だから、僕だけでやります。」

「なぁ、余計なことかも知れないが。思い切って外に出たらどうだ?」

「外は嫌いです。」

「ここにずっと座ってるのは、体にも心にもよくねーよ。前みたいにウチの店にコーヒーでも飲みに来いよ。」

「木下さんにコーヒーの淹れ方教えてもらったんです。同じモノが飲めるのに、何でお店に行かないといけないんですか?」

「コーヒーを楽しむってのは、場所とか空間とか雰囲気とかもあるわけよ。」

「まっ、僕のは更に進化してますけどね。」

保は、コーヒーの研究をしていた。珍しく若い女性が入って来た。本を落としてしまった。

「ごめんなさい。」

「気を付けて、本が傷みます。」

「吾輩は猫であるの初版かな?」

「奥付を見ないで、どうして分かったの?」

夏目漱石の『吾輩は猫である』は、上・中・下に分かれている。上巻に上の表記はない。それは、1話完結として発刊したからだった。

「処女作が、吾輩は猫であるなんて素晴らしいですよね。漱石の中では、何が好き?」

「やはり、心かな。」

「それじゃあ、最初の見かえし裏にあるラテン語が書いてあるの知ってます?」

「見逃してた、何て書いてあるんだ。」

「学が長く人生は短い。ヒポクラテスの格言。」

それから、毎週木曜日になると恵(仲里依紗)がお店に来るようになった。たった1度だけ来ない日があった。保は遅くまで店を開けて待った。

「こんな時間まで開けてやがって。」

「本の整理をしていただけです。」

「おー怖、恋する男は健気だねー。」

そうして、3ヵ月が過ぎて行った。

「保さん、あの。ここにいると気持ちが落ち着きます。では…。」

木下は、久志(山口太幹) を連れて来た。

「こんにちわ、佐藤久志です。保さんの状況は、叔父さんから聞きました。楽しいのに進展しない時間が続くと、女性は男性を恋愛対象から友だちへと認識を変えてしまいます。早く勝負かけた方がいいと思います。」

保は、幼い頃の久志に会っていた。裕一(窪田正孝)は、久志の名前を聞いて驚いた。

「たた保さん、その子蝶ネクタイしてなかった?佐藤久志は、音の先輩の、そこで劇やったでしょ。ヴィオレッターって。」

全ては行動なんだ!

久志は、保と恵の恋のキューピットだった。

「なぜ行動にでないのですか?彼女のこと好きでしょ?」

「はい。」

「あなたは、ずっと自分を誤魔化して生きて来た。」

「ちょっとハッキリ言い過ぎだぞ。」

「ひとりでいるのも好きだが彼女のことも好きだ。自分の中でどちらも欲しい。」

「この子、何者?」

「議員の息子。」

「これまでの関係が気まずくなるのがイヤ、自分が傷つくのもイヤ。」

「あああ、この子の喋っていると自分が愚かで、どうしようもない人間に見えて来る。」

「ある本に書いてありました。人は行動することで自分を変えられると、言いかえれば人は考えても自分を変えることはできないと言うことです。全ては行動です。まずは食事に誘って見ましょう。」

数日後、恵がやって来る。

「どうしたんですか?今日ちょっと変ですよ。」

「あっそうだ、コーヒー飲みます?」

保は、震えながらコーヒーを持って来た。

「保さんのコーヒー、美味しい。」

「ありがとう。あのー、あの。今度よかったら、ご・ご・碁でもやりませんか?」

「碁?教えて下さい。」

保は、恵を食事に誘うことが出来なかった。

「そんなに簡単に人は変われませんよ。」

「いいの、このままで?一生、本だけが友だちでいいの?」

「お二人は鈍いなー。僕は彼女が帰るときに気づいたんですよ。左の薬指、外国では婚約の時に男性から女性に指輪を贈る慣習があります。おそらく恵さんは、外国人の男性から求婚されているかと。」

「あー、そういえば話の端々で外国人の…。」

『竹取物語』を外国人に読んでもらったら、これは宇宙人の話って。千年以上も昔にこんな話考えるなんて、アメージングだって。そんな話もしていた。

「彼女、このまま月に行ってしまいますよ。行動するなら今しかない。」

「でも、もう婚約者がいるワケだし。」

「ダメもとでも、やって見ればいいじゃない。」

「ダメだと分かってて、やる必要ないでしょ。」

「あります。あなたがこの店を一歩でれば、全てが変わります。」

「変わらないよ。」

「変わります。言ったでしょ、全ては行動です。結果は変わらないかも知れない。恵さんは、得られないかも知れない。しかし、あなたは変わります。人生の分かれ道は、突然やって来ます。そこで行動すれば、全てが変わります。」

「久志、君は何者だ?」

「僕もいろいろありました。僕は行動しました。あなたにも行動して欲しい。」

「保くん、行け。店の外には、君の未来がある。」

「ずっと一人で生きているつもりでいたけど、間違っていました。木下さん、久志くんありがとう。月からかぐや姫を奪って来ます。」

恵は、外国人と一緒に歩いていた。保は、その二人の前に来た。

「ぼぼ僕は、あなたのことが全身全霊で好きです。僕は今まで過去を生きて来ました。でもあなたと出会って、初めて未来を見ることができたんです。失礼ですが、彼より僕はあなたのことが幸せにできます。ぼぼ僕と結婚して下さいって叫んだのいきなり。」

恵が左手に指輪をしていたのは、ただのファッションだった。外国人の彼も学生時代の友だちだった。

「その彼がもう感動してて、これが日本の武士道かーって。」

『バンブー』という名前は、二人で店を始める時に恵が考えていた。

「ほら、竹って根がすごいでしょ。私ずっとこうやってフワフワして生きて来たから、しっかり地に足つけなきゃって。そういう意味も含めてね。」

「へーっ、久志さんて、すごい。」

音(二階堂ふみ)は、嬉しそうに笑った。そこへ、久志が入って来た。その姿は、みんなには眩しく映った。

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朝ドラ「エール」58話感想

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