『船頭可愛や。』は、まったく売れなかった。裕一(窪田正孝)の契約が切られてしまう。これは、古山家にとっての一大事だった。
第48話、あなたの音楽を大勢の人に届けたい。裕一の曲は双浦環の心に響いた。
見逃した方はこちらから⇨「NHKドラマエール」
「エール」48話視聴率
第10週「響きあう夢」第48話が、6月3日水曜日に放送されました。気になる視聴率は、21.8%でした!
昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而、その妻・古関金子をモデルにした話です。昭和という激動の時代に心に寄り添う曲を生み出した。
「エール」48話あらすじ
レコードが売れない!
「そんなに売れとらんの?」
「もっとみんなに聞いて欲しいんだけどなー。」
「いい曲なのにね。ねぇ、契約金って本当に返済しないといかんの?いつもの脅しじゃなくて?」
「今度は本気。」
「どうしよう。」
「安心して、何とかするから。」
「何とかするって、どうやって。」
「とにかく、何とかすっから。音は、稽古のことだけ考えて。いい今頑張るときでしょ。気を付けてね。」
「行ってきまーす。」
音(二階堂ふみ)は、裕一のレコードをバッグに入れた。裕一は、久志(山崎育三郎)と一緒に鉄男(中村蒼)の屋台に来ていた。
「とは言ったものの…。」
「いい曲なのになー。」
「きっと私のせいです。私が下駄屋の娘だか…。」
「それは関係ない、元気出して。」
「契約金返したら、一文無しだよ。音の学費だって1年以上残ってんのに。僕も、おでん屋手伝おうかな。」
「おでん屋、舐めてもらっちゃ困るなー。」
「自分だって、なりゆきで始めたくせに。」
双浦環の歌への想い
音は、学校で練習をしていた。何かに悩む姿を双浦環(柴咲コウ)が見ていた。
「今度は、どこを悩んでいるの?」
「ここの半音階と…それと、わが家の財政について…。主人の契約が打ち切られるかも知れないんです。新しいレコードが全然売れてなくて。いい曲なのに、どうして売れないんだろう。」
音は、レコードを見せる。
「環先生、もしよかったら聞いて頂けませんか?」
双浦環は、目を閉じてレコードを聞いた。
「とってもいい。」
「よかったー。環先生が褒めてくださったって、主人にも伝えます。今すごく気落ちしているから、きっと喜びます。」
「ねぇ、この曲私が歌ってもいいかしら?私がこの曲を歌って、もう一度レコードを出すの。」
音は、双浦環を『バンブー』に連れて行く。裕一は、緊張していた。保(野間口徹)は、コーヒーを震えながら置いた。
「まことの光栄ですが、どどどどうして…?」
「船頭可愛やが、大変すばらしい曲だからです。西洋音楽をベースにしながら、流行歌としての親しみやすさも兼ね備えている。これが評価受けないなんて、日本の音楽業界は遅れていると感じました。」
音と裕一は、見つめ合って頷いた。
「私がオペラの世界で広く認めてもらえるようになったのも、プッチーニが私を見つけてくれたから。私は、いい音楽を広めたい。あなたの音楽を大勢の人に届けたい。古山さん、私に歌わせて頂けますか?」
「も、も、もちろんです。よ、よ、よろしくお願いします。」
小山田の反対
「えーっ、あの双浦環がー。」
廿日市(古田新太)は、その名前に驚いた。世界のオペラ歌手・双浦環が、『船頭可愛や。』を歌う。話題性はバツグンだった。
赤レーベルの作曲家が作った曲を青レーベルの歌手が歌う。
「世間は、赤とか青とか気にしませんって。」
廿日市は、チャンスと思っていた。でも、小山田(志村けん)の反対を受けてしまう。青レーベルの中心人物・小山田の存在は大きかった。
双浦環は、小山田に直接って話を聞くことにする。赤レーベルの新人作曲家が作った曲を青レーベルで出すことを反対していた。
「赤とか青とかその区分は、そんなにこだわるべきものですか?」
「だったら、なぜ君はあの男にこだわる?コロンブスのお荷物だぞ。」
「その古山さんをコロンブスレコードに推薦したのは、小山田先生ですよね。」
「その目、私その目を見たことがあります。ドイツにいた頃、先生と同じ目をした芸術家たちをたくさん見ました。彼らはみな、自分の立場を脅かす新しい才能に敏感です。」
小山田は、鼻で笑った。
双浦環で再リリース
裕一と音は、廿日市に会っていた。双浦環が歌えば小山田に逆らうことになる。でも、話題性はある。売れるかも知れない。廿日市は揺れていた。
「上の機嫌をとって今ある場所を守るか、勝負に挑んで大きな利益を得るか?どちらになさいますか?」
「おまえらに関わったら、面倒ばっかりだよ…。」
廿日市は、新しいレコードを出すことを決めた。双浦環が歌謡曲を歌う。発売前から大きな話題になった。
双浦環が歌った『船頭可愛や。』は、大ヒットになった。裕一のメロディーが街中に流れるようになった。
「今日ね、環先生に褒められたの。声が伸びるようになってきたって。」
「地道な特訓の成果だね。」
「絶対いい舞台にする。」
「楽しみだなー、音のヴィオレッタ。」
音は、お腹のあたりを抑えている。ムカムカすることが多かった。そういえば月のモノが来ていない。
「もしかして、音さん。赤ちゃん、できたんじゃない?」
「えっ?」
朝ドラ「エール」48話感想
【おでん屋は実話】
野村俊夫は上京後、浅草の入谷でおでん屋「太平楽」を開いて、生活費の足しにしていました。もっとも、客の入りに関係なく、理由をつけて自ら飲みまくっていたとか。なお、古関は下戸なので一緒に飲んではいないはず(43話のメモも参照)。 pic.twitter.com/6znp45hC8S— 辻田 真佐憲@『古関裕而の昭和史』(文春新書)重版決定 (@reichsneet) June 2, 2020
#朝ドラエール
環先生自らの歌唱で「船頭可愛いや」再レコード化
青レーベル(西洋音楽)中心人物・小山田先生横槍「自分の立場を脅かす新しい才能」と考えているのではと環先生
レコーディング。大ヒット!
音、このタイミングで
「すぐ~」「…当たりました」が #ツダケン 節 https://t.co/D3a3VAEjRh— うさみみ葉月(呉モヨ子) (@moyokousagi) June 3, 2020
朝ドラ #エール の柴咲コウ演じる世界の歌姫・双浦環が美しすぎる
柄on柄の一見 派手めな着物に負けない、華やかなお顔が 朝から目の保養です pic.twitter.com/PqcVadmc7Y— みんてぃあ🦁 (@tear_Bullet) June 2, 2020
環が「船頭可愛いや」を歌いたいと申し出ました😳
小山田からの圧力と板挟みの廿日市は頭を抱えてしまいましたが…
めでたく環版のレコードを発売できることになりました✨#朝ドラエール#窪田正孝#二階堂ふみ#柴咲コウ#古田新太#1月に撮影 pic.twitter.com/jnwF4ymiQy— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) June 3, 2020
当たった!
しかも、環さま版大当たりで藤丸版も売れたって!
やった!
絶対「世間じゃ双浦環版がもてはやされてるけどさあ、あの曲の真骨頂は藤丸版にあるよね(フフン」みたいに言いはじめてる層いるでしょwww#朝ドラエール— どぐりん (@dogurin) June 2, 2020
最近体の調子が不安定な音。
恵の勘がはたらきます。もしかして…#朝ドラエール#窪田正孝#二階堂ふみ#仲里依紗 pic.twitter.com/x3opgjlSkN
— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) June 3, 2020
#エール【運命の選択】「上の機嫌を取って今居る場所を守るか、勝負に挑んで大きな利益を得るか、どちらになさいますか?」ベートーベンの胸像を 双浦環の背後に入れて、大きな「運命」の選択を迫られる廿日市。このアングルはそういう意味の遊びだね。#朝ドラエール pic.twitter.com/zGDbEnNHPq
— ひぞっこ (@musicapiccolino) June 2, 2020
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