喜美子(戸田恵梨香)は、食事の支度をしている。武志が起きて来る。八郎もやって来る。
第149話、待ちに待った『みんなの陶芸展』が始まった。懐かしい人たちが集まって来た。
見逃した方はこちらから⇨「【スカーレット】NHK」
「スカーレット」149話視聴率
最終週「炎は消えない」第149話が、3月27日金曜日に放送されました。気になる視聴率は、20.1%でした!
陶芸家の神山清子さんがモデルになっています。男が多い蔵元で信楽焼に魅了されて行きます。波乱に満ちた人生をどう描くのか?
「スカーレット」149話ネタバレ
みんなの陶芸展
『みんなの陶芸展』の初日を迎える。武志(伊藤健太郎)が起きて来た。
「おはよう。」
「おはよう。」
朝早くに八郎(松下洸平)が来る。
「おはよう。」
「おはよう、早いな。またそれ何持って来てくれたん?」
「名古屋のお土産なー、来てくれた人に配ろう思うて。」
「ありがとう、ほやけど何人来る思うてんの?」
「足りひん?」
「足りひんやろ。」
「あちゃー。」
「朝ごはんは?一緒に食べる?」
「あっ食べる。どや?」
「うん、昨日が10のうち4やったとしたら、今日は7いや8やな。」
「おう、ええな。」
「なっ、川原武志のコーナーな。こーんな広いんや。」
「そんなに作品ないやろ?」
「100コくらい並べたった。」
「うそやん。」
『みんなの陶芸展』には、たくさんの人が集まっていた。草間(佐藤隆太)、ちや子(水野美紀)も来ていた。喜美子と武志の作品の前で止まる。
「あの…堀中ヤスエ先生の?」
「やっぱりそうですか、市議会議員の。」
「庵堂です。暮れでしたっけ?」
「暮れの…出版記念パーティー。」
「先生の本の台湾版を担当されて…。」
「翻訳を頼まれて…。」
ちや子と草間は、仕事で出会っていた。パーティーでは、社長の挨拶が長かった。ちや子があくびをしてしまうと草間と目が合った。
「ビックリした~。」
「そうですね、こんなところで。」
「こんなところで、お会いするとは。」
そこへ、照子(大島優子)がやって来る。敏春(本田大輔)と竜也(福崎那由他)も一緒に来た。
「草間さん、来てはったんですか?ご無沙汰しています。」
「照ちゃん、あっ照子さん。」
「いやいや、照ちゃんでええです。照ちゃんで。あっ敏春さん、草間流柔道の。」
「あかまつで1度、ご無沙汰しております。」
「ご無沙汰しております。」
「息子の竜也です。」
「ああ、そうですか?初めまして。」
「どうも。」
「ちゃんと挨拶せえ。」
ちや子は、喜美子がよく話す草間だと気がつき驚く。その頃、武志が体調を崩していた。真奈(松田るか)も来ていた。
「ごめんな、もう大丈夫やで。」
「はい。」
「夕べな、夢見てん。みんなの陶芸展の。俺のコーナーには、誰も来いひん。川原武志の作品は、みんな素通りや。」
「そりゃ、きっつい夢やな。」
「夢やのうても思うたりせえへんの?作品作っても誰も相手にしてくれへん。足を止めて見てくれる人は誰もおらん。なっ、お母ちゃんは思うたりせえへんの?誰ひとりとして認めてくれへん。」
「一人もおらん言うことないからな。」
「おらん言うこともあるやろ?」
「一人は絶対おるで、自分や。迷うたときは、その一人に聞いたらええ。その一人だけは、絶対に味方や。」
ちや子と草間が話をしていた。
「ウチそろそろ行こうかな。」
「お仕事ですか?」
「スケジュール、ぎっちぎちなんで。草間さん、お仕事は?」
「今は、のんびりしてます。翻訳や通訳の仕事を時々頼まれてやるぐらいで。」
「お住まいは、どちらです?」
「神戸です。」
「いやー、ええとこやん。草間さんの家、神戸みたいにシュッとしてはりますもんねぇ。すんません、昔から知ってるような気-して。」
「僕もそんな気―して来ました。」
「悪い、もうちょっとお話してたけど。行きますわ。喜美ちゃんには、また連絡するし。失礼します。お会いできて良かったです。」
「はい、また。」
「また。そや、これちや子さんからやー言うて武志くんに。力あげといてもらえます。ほな、また。」
「ぜひ、また。」
ちや子は、草間の手を握った。
いつもと変わらない1日は特別な1日
草間は、武志の手を握った。
「ありがとうございます。」
「今のは庵堂さんから。今度は、僕から。」
「あっ、強い。」
「ああ、ごめん。」
「いやいや、ありがとうございます。」
「作品、心惹かれる。とてもいい作品ですね。ありがとう。」
「いえ、ほんまありがとうございます。失礼します。」
喜美子と八郎も挨拶をする。
「ありがとうございます。」
「元気そうだね。」
「草間さんも元気そうで。変わりませんね。」
「ふたりは?」
「あっ、助けてもろうてます。時々、名古屋から来てもろうて支えられてます。」
「僕の方が支えられてるとこありますけど。」
「それにしても、草間さんとちや子さん。」
「僕も驚いたよ。」
「そんな偶然あるんですね。」
陽子(財前直見)と大野(マギー)が来る。あらー、草間さんやないですか?まだ柔道やってはりますか?百合子と子どもたちも来る。
作品展には、桜と桃も出展していた。真奈が武志にお願いする。
「こういうの作ってーや。」
「自分で作り-や。」
桜と桃が近づいてくる。
「おっ、二人とも上手に作れてたやん。」
「武兄のも見たで、よう出来てました。」
「キレイやったー。」
「ありがとう。」
「あんな、ピアノの発表会来てくれる?」
「ええよ。」
「彼女も来て下さい。」
「彼女?行きます。ありがとうございます。」
「発表会いつ?」
「春や4月や。」
「分かった。じゃあ楽しみにしてるな。」
「約束ー。」
武志は、小指を出すが。桜と桃は、おしくらまんじゅうのように歌いだす。約束約束、約束。
「何これ?最近こんなんなん?何やこれ。約束。」
信作(林遺郁)がジョージ富士川(西川貴教)を連れて来る。
「ご無沙汰しております。」
「川原喜美子さん、お招きありがとうございます。」
「こちらこそ、ありがとうございます。」
ジョージ富士川は、喜美子の作品を見て感動する。ええ色出てるな。
「器は使われることで、また違った魅力を見せてくれるんやな。」
武志男作品も見つめる。
「息子の武志です。」
「どうも、ありがとうございます。」
大学の講演会の話をする。
「小っちゃい頃に実演会もやったんやで。可愛かったで、こんなもんやったか。」
武志は、ジョージ富士川の絵本を持っていた。サインをお願いする。ジョージ富士川は、大きな白い紙に書き出す。
「今日が私の1日なら、私はどんな1日にしますか?さぁ好きに書いてや。何でも好きに書いてや。」
みんながペンを持って書き出す。武志も書き出す。
(いつもと変わらない1日は 特別な1日 武志)
喜美子は、武志の書いた文字を見つめる。武志は、病院に来ていた。
「うん、大丈夫だね。じゃあ、温かくして気を付けて。」
「はい。じゃあ、失礼します。ありがとうございました。」
みんなで琵琶湖まで出かける。直子が駆け出す。
「海や-。」
「ほんまや、海や-。百合子、海やで。」
武志は、真奈と一緒に琵琶湖を見つめる。喜美子も大きくて広い琵琶湖を静かに見つめる。懐かしそうな瞳だった。
朝ドラ「スカーレット」149話感想
武志の言葉にハッとなる
いつも通りに過ごせることがどれだけ幸せで ✨ありがたいことか…
しっかり心に刻みたい#スカーレット ♯149#松田るか #伊藤健太郎 pic.twitter.com/hKOragNw7t— 琴音; (@mkj0u_ko10ne) March 27, 2020
「いつもと変わらない1日は特別な1日」
半年間、絶え間なく日常を紡ぎあげてきた #スカーレット もそうだった。何気ない生活のひとコマの積み重ねなのに1回1回が特別だった— 京極ミズハ (@ienomaenigomiga) March 26, 2020
→なんといっても今日のはじまが、ご飯が炊ける湯気からですよ。熱々味噌汁作ってますよ。
そのいつもと変わらない光景が、特別なんですよね。
喜「朝ごはんは?一緒に食べる?」
八「ああ食べる!」
色々とあった川原家と #ハチキミ
いつもと変わらない1日は特別な1日#スカーレット 149— チョコレート (@kingkidsqueen) March 27, 2020
#スカーレット 149/150を見て
いやいやなんという完成された朝ドラだったんだろ
1回目からのエピソードが全て今週に繋がって完全な世界となっている
人生ってそうだ、時を経てから日常の中で分かることがある
意味があったことが分かる
積み重ねてきた日々に人とのえにしが繋がるんだ— こた (@azukota) March 27, 2020
そうそう、あの「とりゃ〜!」の
草間流柔道の草間さんですよ🤣#スカーレット pic.twitter.com/cbrWAoWFiT— uni (@uni12060099) March 26, 2020
もしかしたら奇跡は起こらないかもしれない。#スカーレット はなにも語らない。でもわかった。わたしたちの生きている世界はすでにつねに、小さな奇跡で溢れているということを。奇跡が起きることを待ち望まぬとも、いつもと変わらない一日が、でも実は小さな奇跡に溢れた特別な一日だということを。
— つくよみ (@shoshitsukuyomi) March 26, 2020
コメント