喜美子(戸田恵梨香)は、『丸熊陶業』の就職はできなくなってしまった。常治(北村一輝)は、大阪まで行って就職先を見つけてきた。
第12話、家族のために大阪に行くことを決めた。信楽を離れることに寂しさが募る。
「スカーレット12話視聴率
第2週「意地の誇りの旅立ち」第12話が、10月12日土曜日に放送されました。気になる視聴率は、22.4%でした!
陶芸家の神山清子さんがモデルになっています。男が多い蔵元で信楽焼に魅了されて行きます。波乱に満ちた人生をどう描くのか?
「スカーレット」12話あらすじ
大阪に行く喜美子
「大阪で働け、春からお前は大阪や。」
人生にはどうしても頭を下げなければならないときが3回は来る。そのひとつが喜美子の就職をお願いしたことだった。
「荒木さだ言う女子や、いとこや。せやから、そう心配はいらん。悪いようにはならん。」
大阪の就職先は、常治のいとこの会社だった。喜美子は大阪に行く話を直子(安原琉那)と百合子(稲垣来泉)にする。
「ほな、テレビジョン欲しい。」
喜美子は、お給料が出たらテレビを買うう約束をしてしまう。何年かかるかは分からない。
「金賞とったこと言うてなかったの?わが校だけでは、川原さんだけです。」
担任の寺岡先生(湯浅崇)は、喜美子の絵をほめた。絵だけでなく勉強も良く出来る。信楽では高校へ行く支援をしている。
「タダで高校行けるかも知れん。」
女子に学問は必要ありません。数学が得意なのは、家のお金の計算をしてきたからだ。常治は反対だった。
「大阪行って仕送りする。この子には、それ以外の道はありません。」
中学を卒業する日、もうタヌキに会えないことを寂しいと感じていた。そこへ照子(大島優子)がやって来る。
「大阪行く話やったら、きかへんで。約束したやろ、ウチで働けるように丸熊陶業のみんなを説得してあげるって。」
照子は、大阪に行こうとしている喜美子を止めたかった。どうしても行くなら自分を倒してからにして。信作(林遣都)は柔道着を持って来る。
タヌキの道の先
「しゃーない、来い。」
喜美子は、照子を道場で投げ飛ばす。それを見た信作は倒れてしまう。
「ウチ性格悪いさかい友だちでけへんかった。高校行ってもでへけんわ。あんたがいーひんと困るわ。」
照子にとって、喜美子のいない信楽での生活が想像ができなかった。
「大阪行ったら、あかん。信楽捨てるんけ、大阪行ったらあかん。許さへん、一生許さへんで。」
「照子、そんなんやから友達でけへんのやで。」
照子は切なくて泣いてしまう。喜美子は、その泣き顔を見て大笑いした。
「信楽に来たすぐのときにな、あの道でほんまもんのタヌキに会うたで。よそ者はタヌキに化かされるんやって、信作が言うてな。」
それ以来、タヌキには会っていない。もうよそ者ではないから、喜美子は信楽の子だから会うことはないと感じていた。
「ウチは信楽好きや、ウチは。ウチ、大阪行きたない。ここにいたい、ずっと信楽にいたい。みんなとここで暮らしたい。」
喜美子は、常治のお風呂を焚きながら訴える。
「タヌキの道の先ずっと行ったらな、左に行ってまたずっとずっと昇って行くんや。行ったことあるか?」
細い道を行くと夕日がキレイな道に出る。大阪に行ったら、もう見ることはできない。常治は、その夕日を見るように言った。
次の日、喜美子は細い道を辿った。そこから見える景色は、きっと忘れることは出来ない。そこで拾った焼き物を旅のお供にした。
10月14日(月)からは、第3週「ビバ!大阪新生活」がスタートします。大阪に行った喜美子は、思いもよらないことになってしまう。
朝ドラ「スカーレット」12話感想
#スカーレット【運命の皮肉】信楽で家族と一緒に暮らしたい喜美子が 大阪へ出て働かざるを得ない一方、信楽を出て婦人警官になる勉強をしたい照子は、後継者問題から 信楽を出ることを許されないという皮肉。たしか #ひよっこ の みね子も、父親の失踪が元で 奥茨城村から上京せざるを得なかったよね。 pic.twitter.com/j8fDwimJdh
— ひぞっこ (@musicapiccolino) 2019年10月11日
貧困というのは、愛情があろうがなかろうが、人生の選択肢がなくなってしまうことだというのを丁寧に描いてるなあと思う。ただ、才能のある人はどんな環境でも出てくる…というのは本当だけど、それは才能のない人は努力不足で貧乏なのも自己責任…ってなっちゃうからさじ加減が難しい #スカーレット
— 蓮花茶@実況 (@lotusteajikkyou) 2019年10月12日
タダで進学できる方法あっても、お金かからないからOKではないのよね。15になったら家族の「働き手」の1人なのよね。別に意地悪とか親のエゴとかじゃない。
今とは全然違うという事を、若い方々がどこまで受け入れて見てくれるかな。
歴史のひとつとして受け入れて見てくれたらいいな。 #スカーレット— すー ♪ (@Mok_chonsoo) 2019年10月11日
風呂を炊きながら、父ちゃんの顔を見なくていい状況でやっと本音が吐ける。その希望が決して叶わない事を喜美子が一番分かってる。でも泣きたかったんやな。お母さんの前でも「自分の力が足りなくて」と気に病む友人の前ではなく「大阪行け」と絶対言ってくれる相手にだけ吐ける本音。 #スカーレット
— 📎nobu (@nobu1717priv) 2019年10月11日
喜美子の本音を聞いても、じゃあここに居ろとは言えない。だけど喜美子へ負担をかけて悪いと思ってることも、大阪へやるのは寂しいこともちゃんと伝わってきた。
その上で貧乏の所為にしたり、逆ギレしたりしないお父ちゃんもまた歯を食いしばってるんだろうなと思った。
難しいお役だ
#スカーレット— 相模(TV実況) (@sagamidegozaru) 2019年10月12日
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