武志(伊藤健太郎)は、美術大学に合格した。京都の学生寮に入ることになっていた。
第109話、喜美子は八郎にお礼を言おうとした。電話に出たのは女の声だった。
見逃した方はこちらから⇨「【スカーレット】NHK」
「スカーレット」109話視聴率
第19週「春は出会いの季節」第109話が、2月10日月曜日に放送されました。気になる視聴率は、19.2%でした!
陶芸家の神山清子さんがモデルになっています。男が多い蔵元で信楽焼に魅了されて行きます。波乱に満ちた人生をどう描くのか?
「スカーレット」109話あらすじ
何でも楽しむんやで
喜美子(戸田恵梨香)は、夕日がキレイな場所を教えた。武志は、足元が悪くて引き返してしまった。
「この後、武志お借りしてええですか?」
明後日には、学が大阪に行ってしまう。大輔は、名古屋に行くことになっていた。
「今日が3人で集まって、最後の日や。ほやから大津まで繰り出そう言うてんねん。」
「ええけど、9時までには帰ってきいや。」
「9時?」
「高校生やろ。」
「卒業したで。」
「10時。」
「もう一声。」
「最終の1つ前までには、帰って来なさい。」
「ありがとうございます。」
武志は、マツの布団を敷いてくれた。
「寝るには、ちょっと早いけどな。遅うなるんで、先敷いとくな。」
翌日、武志は京都の学生寮に向かう。喜美子は、おむすびを作った。
「いらんし、そんなん食べてる人いやらへんし。」
武志は、慌ただしく行ってしまう。ところが、すぐに戻って来た。
「忘れてた、俺の代わりに今日からお祖母ちゃんの布団敷いたってな。お祖母ちゃんのこと頼むな。布団敷いてあげられやんで、ごめんな。体大事にしいや。ほな。」
「武志、楽しむんやで。何でも楽しみなさい。つまらんな思うたら、つまらんないうことを。しんどいことがあったら、しんどいなー言うてしんどいことを楽しみなさい。」
「お母ちゃんに会いたいな思うたら。」
「そらないわ。」
「会いたいな思うたら、会いたいないう気持ちを楽しみなさい。」
「なぁ、お母ちゃん。ありがとう。大学行かせてくれて、ありがとう。行ってきます。」
「いってらっしゃい。」
喜美子は泣くのをガマンしていた。武志も零れそうな涙を堪えていた。
武志の大学資金は、八郎が毎月送ってくれたお金を使った。
「十代田さんにお礼言おう思うんよ。」
マツ(富田靖子)は、八郎の連絡先を渡した。
八郎に女がいた
喜美子は、八郎(松下洸平)のところに連絡をする。すると女の人の声がした。
「あの、はくしょん。」
工房にいる喜美子のところに、照子(大島優子)が野菜を持って来た。
「どこの農家の奥様かしら?」
「家庭菜園、照子ですー。」
「かわはら工房、喜美子ですー。」
気色悪いな。ほんまや、もう40過ぎてるで。40ってでかいやんな、水がはじかんようになった。
照子は、無農薬の野菜を作っている。
「こういうの食べなあかんで。成人病の予防と対策。」
八郎にお礼は言ったのか?毎月忘れずに養育費を送って来た。別れた亭主の鏡だ。
「女がいた。ウチかて、ケジメや思うて電話したんや。ほしたら女が出よった。」
「キャベツ食べきれへんかったら、酢漬けにしたらええわ。ほなな。」
照子は、一度は帰ろうとするが戻ってくる。
「聞いて欲しいんちゃうの?いやー、聞いたるわ。しゃあないな、もう。何、どういうこっちゃ。ホンマに女?何言われた。」
「一方的に向こうが、しゃべり出しよった。」
「嫌な女やな。」
「悪口言うたら、あかん。ウチはただビックリしただけや。思わず受話器を耳から離してしもうて。」
「何言われたか分からんの。」
「冷たい声で抑揚のない言い回しや。」
「悪口やん。」
「ピー言うから、またビックリして、へくしょんや。」
「ピー言うたんか?ピー言うてたんか?もっと世の中知っとけ。今何流行ってるか。これから何が出てくるか。」
半径10メートルで生活をしているから、物を知らないのだ。
「ウチかて流行りもんくらい知ってんで。ピンクフィーバーズ。」
「もう解散したで。」
電話のことを直子が教えてくれた。留守番女や。それは留守のときに対応してくれる。
「あかんよ、お礼は言わな。無事、大学合格しました言う報告もな。」
母親としてちゃんとしなければいけない。喜美子は、百合子に叱られる。
百合子はバウンドケーキを持って来てくれた。
「ええよやるやる。コーヒーでええよな。お母ちゃんお茶?桜ちゃんと桃ちゃんはジュースな。お姉ちゃんはコーヒーやろ。お砂糖いらんやんな。」
直子がテキパキとお茶を淹れる姿は、家族を笑顔にしてくれた。鮫島と直子は、二人でよく旅行に行く。商売もうまく行っていた。
「あんな、肉じゃががうな重に代わるわけないやん。」
うな重が食べたい話になってしまう。鮫島のおごりで食べることになった。その夜、縁側ではマツと姉妹が並んで座った。
「お母ちゃんの幸せな死に方はな、こうやって楽しくお喋りしているうちに、ゆらーっと。」
マツは、ピンクのセーターを編んでいた。母と娘で久しぶりに過ごした楽しい時間だった。
朝ドラ「スカーレット」109話感想
楽しむんやで。なんでも楽しみなさい。つまらんな思うたらつまらんなゆうことを、しんどいことがあったらしんどいなゆうてしんどいことを楽しみなさい。お母ちゃんに逢いたいな思うたら逢いたいなゆう気持ちを楽しみなさい。
スカーレット109— よっちゃん (@souhei145) February 10, 2020
スカーレット(109) タケシ、おばあちゃんに優しくて布団も毎晩敷いてくれてこれからは敷いてなってお母ちゃんに頼んで「大学行かせてくれてありがとう」って!どんだけええ子なん!鮫島、とことん直子に合わせてあげてうな重まで奢ってくれて母子団欒のために早々に寝てくれて!どんだけええ男なん! pic.twitter.com/pejEtJCz9F
— にじこ (@nijiko_dx) February 9, 2020
〝たのしむんやで。なんでもたのしみなさい。つまらんなぁ思うたらつまらんなぁゆうことを。しんどいことがあったらしんどいなぁゆうてしんどいことをたのしみなさい。お母ちゃんに会いたいなぁ思うたら(略)会いたいなぁゆう気持ちをたのしみなさい。(喜美子)〟
『スカーレット』(109)より
— Ang_k (@An_Gr_Hy) February 9, 2020
スカーレット(109)喜美子、八郎へ電話をかけると女の人が出て…https://t.co/wdohQIq2ig
— 芸能旬なび☆相互フォロー (@geinosyunnabi58) February 10, 2020
#スカーレット いやもう凄いな、女の声に驚いてちゃんと聞かない意地、くしゃみを自分だと認めない意地、その意地を分かっていて否定も肯定もせずうまく流す八郎。変わっていく関係と変わらない人の本質と、留守電のくだりひとつでここまで描くんだもの。
— かな ドラマ鑑賞アカ (@kanadorama) February 10, 2020
留守番女の声、その胸のざわめきをしっかり心に刻んでね、喜美子。このままでいいの?ハチさん誰かのものになってもいいの?
留守電により、蓋をしてた八郎への思いを呼び起こし、世事の疎さも表現。うまい演出、さすがの脚本。
— はちむすめ (@5egNGiSW6Embwkz) February 10, 2020
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