昭和59年(1984)2月、喜美子の白血球の型が武志と一致するかどうか。結果が今日分かることになっていた。
第139話、武志の白血球と型が合う人を見つけるため、多くの人が検査を受けてくれた。
見逃した方はこちらから⇨「【スカーレット】NHK」
「スカーレット」139話視聴率
第24週「小さな希望を集めて」第139話が、3月16日月曜日に放送されました。気になる視聴率は、19.8%でした!
陶芸家の神山清子さんがモデルになっています。男が多い蔵元で信楽焼に魅了されて行きます。波乱に満ちた人生をどう描くのか?
「スカーレット」139話ネタバレ
白血球は一致しない
喜美子(戸田恵梨香)は、病院に来ていた。白血球の型が一致すれば骨髄移植の可能性が広がる。
「残念ですが、検査の結果。武志くんと喜美子さんのHLA、つまり白血球の型は一致していませんでした。」
喜美子は、待合室のソファで考え込む。そして、体操を始める。
「こんなところで体操してる人、初めて見ました。」
「すんません、何か?」
「もし、よかったら患者の会っていうのがあるんです。白血病の患者さんとご家族の会です。」
武志(伊藤健太郎)と喜美子のように白血球の型が一致しない人がやっている。
「いつでもご紹介しますので、おっしゃって下さい。大丈夫ですか?」
「大丈夫です。一致せんかったもんはしゃーない。まだ、父親の方が残ってますしね。」
武志は、アルバイト先に来ていた。
「入院してたんやな、もうどうもない?」
「ご心配おかけしました。また働かせてもらえたらと。」
武志は、アルバイトは続けようと思っていた。
「あんな、話があるん。今日、病院行って来た。」
「分かった、あかんかったんやろ?」
「あかんかったー。」
「まぁ、親でも一致する可能性はないに等しいって言うてたしな。」
「役に立たんかった、堪忍な。」
「謝ることやないで。もうええ。」
「もうええ、以上。」
武志は、新しい作品を作ろうとしていた。
「お母ちゃんもあっちで、明日の陶芸教室の準備しとるで。」
「静かにしてや。」
「そっちこそ、静かにしてよ。」
「なぁ、お母ちゃん。検査受けてくれて、ありがとう。」
『陶芸教室』の後、子どもたちと豆まきをすることになった。
「ほな、豆まきするで。怖い鬼来るで、用意してや。」
そこへ、八郎(松下洸平)が来る。
「鬼やって。」
「鬼来たでー。やるでー。鬼は外ー。」
「うぁー。あっ痛、ちょっとちょっと待て。ちょっとちょっと。痛い痛い。本気で投げたら、あかん。耳入った。」
たくさんの応援
八郎の検査結果も白血球の型が一致しなかった。
「まいったな、八さんもあかんかったか。」
「結果聞かされて、診察室出たあとどう帰ったか。よう覚えてへん。気-ついたら駅前で、武志と同じ年頃の子おってな。」
「罰金とることにしようか?後ろ向きのこと言うたらな。」
情けないこと、しんどいこと言ったら罰金を取る。喜美子は、ガラスの瓶を持って来た。その夜、照子(大島優子)と信作(林遺郁)が来た。
「ウチと信作と、あとな敏春さんも検査受けるで。」
「ありがとう。検査料金ださせてな、もちろんお礼もさせて頂きます。よろしくお願い致します。」
「そんなんするんだったら、帰るで。」
「いや、敏春さんにも声かけてもろうて。ホンマ、ありがたいんや。二人ともホンマに、ありがとう。」
「いやー、何してんのホンマ。やめー、白血球の型が合うてからにせえそんなん。」
「そや、なかなか合わへんのやろ?娘らにも言うてええよな?上の子らにも声かけるわ。」
「役場の連中にも聞いてみよう思う。」
武志は、学(大江晋平)と大輔(七瀬公)に病気の話をする。
「病気?」
「薬飲んでるやん。アパートもな引き払ったんや。」
「ちょっと待てや、真奈さんとつき合ういうことになった言う話か思うて。ほやから、なぁ。俺ら、よかった言うつもりで。」
「おめでとう言うたろ言うて。」
武志が入院していたのは知っていた。
「ただの貧血とちゃうんか?」
「まぁ、ただの貧血とは、またちょっと違うな。」
「じゃあ、何やねん病気って?」
「白血病や。」
「元気やん。」
「あと3年から5年はな。」
「3年から5年って何や?」
「治療が続くんや。」
「3年から5年治療が続いたら、どうなるん?」
「どうなるんやろな?」
「分からんのか?」
「ごめんな、おちのない話してもうた。」
「治る、そんときはこれや。おめでとう。」
「分かった分かったからもう。ありがとう。もう座りいや。ありがとう。」
学と大輔と真奈(松田るか)が喜美子のところに来る。
「検査を受けたい?」
「はい、骨髄移植いうの聞きました。」
「武志から聞いたん?」
「病名聞いたあと調べました。ほんで病院で骨髄移植がどういうもんなのか、ちゃんと聞きました。」
「ドナーになれるかどうか検査します。」
友だち関係は、二人が何とかする。喜美子は、心から感謝した。
「武志、見て。」
喜美子は、検査に協力してくれた人をノートに書いていた。
「ありがたいな。」
「連絡は、お母ちゃんがするんで。」
「任せるわ。」
直子から連絡が入った。直子の型も布袋の型も合わなかった。照子も敏春も合わなかった。
「あかんなー。全滅やな。」
「ありがとうございました。」
武志と喜美子は、ノートに書かれた人たちにお礼を言った。ちや子から連絡が入った。『カフェ・サニー』に来ていた。
朝ドラ「スカーレット」139話感想
#スカーレット【協力者】喜美子お手製のドナー適合結果チェックリスト。直子の新しいパートナー 布袋満の名前もある。結婚はしてないものの関係は良好なようだ。掛井先生の奥さんは貴子というらしい。また、子供時代に喜美子が竹箒でボコボコにしたガキ大将、黒岩次郎くんも検査に協力してくれている。 pic.twitter.com/S2UOlsGwKo
— ひぞっこ (@musicapiccolino) March 15, 2020
検査に協力してくれた全員の名前を書き出してるってことは全員の検査代出すつもりだし全員にお礼するつもりだよね、喜美子は。ヒロインのそういう態度をおざなりにせずにきちんと描いてくれるこの脚本はとても丁寧で誠実で優しい。
— こぐま (@in_july2018) March 15, 2020
わざわざ病院まで行って、骨髄移植の話を聞いてきたんだね。
こういう友人たちに恵まれたのは、武志だからだよね。
武志を助けたいって気持ちが、こんなに集まって…!!
ちゃんと感謝出来る子だからね、武志は…!#スカーレット— ドラみん (@dorraming) March 15, 2020
「骨髄移植とはどういうものか、病院できちんと聞きました」ドナーにもそれなりに負担のかかることだから、何も知らない人にはお願いできないものね…先にちゃんと調べてから来た大輔くん学くん、真奈ちゃん偉いよ #スカーレット
— ぬえ (@yosinotennin) March 15, 2020
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