喜美子(戸田恵梨香)は、八郎(松下洸平)と普通でいようと思った。八郎を抱きしめるが、返って意識してしまう。
第120話、陶芸にもう一度、恋がしたい。八郎が喜美子に本音を語った。
見逃した方はこちらから⇨「【スカーレット】NHK」
「スカーレット」120話視聴率
第20週「もういちど家族に」第120話が、2月22日土曜日に放送されました。気になる視聴率は、19.8%でした!
陶芸家の神山清子さんがモデルになっています。男が多い蔵元で信楽焼に魅了されて行きます。波乱に満ちた人生をどう描くのか?
「スカーレット」120話あらすじ
陶芸に恋したい
「片付けて、早う行こう。」
「これな、何回も壊そう思うた。」
「新人賞とったやつやん。」
「前に進むんは、壊しながら行くいうことや。昔、喜美子が言うてたの思い出してな。何回も壊そ思うた。」
「陶芸やってへんってホンマ?」
「今は、休んでる。」
「やりたいいう気持ちはあるん?」
「陶芸を始めた頃の感じになれへんかな思うとる。」
「どんな感じ?」
「ドキドキしてた。土触ったり、形作ったり。あの感じな、陶芸に対するあの感じな。恋やな。も1回好きになりたい、純粋にな。」
「ほな、壊したらええやん。壊して前にすすみい。ホンでウチともな新しい関係、築こうや。」
武志(伊藤健太郎)は、二人の話を聞いていた。
「ごめん、聞いてた。それ、お父ちゃんの大事な皿、ええの?割ってええの?」
「壊して前に進むんよ。聞いてたやろ。」
「せや。」
「ほな、ちょっと貸してみ。」
武志は、大皿を持って外に出る。足元がふらついて落としてしまう。
「武志、面白おじさん来たで。」
信作(林遺郁)がケーキを持って来た。
「怪我せんかったか?」
「割るつもりやなかったんやけど、ごめん。」
武志は、もっとカッコよくシューっと投げようとした。
「シューってお前、野球やないんやから。ほんで武志が割ってどないすんねん。」
「ほんまに、ごめん。」
「ええねん、スッキリしたわ。むしろ、ありがとうや。」
「八さん、これで前に進めるんちゃう?」
八郎は、笑った。喜美子も嬉しそうに笑った。八郎は、粉々に砕く。
「さっき、貴美子。八さんて呼んでたな。久々に聞いたで。あいつ明るかったな。」
「普通にしよう言われた。普通が何かよう分からんけどな。まぁ、意識しあう感じがな。意識せんとこ思うても、そう思うこと自体がさ。」
「嫌いで分かれたワケやないもんな。普通にして、そんで八さんか。」
「新しい関係、築こう言われた。」
「女やなー。女はそういうことケロッと言い出しよる。男はよう言わん。女は強いなー。」
そこへ、喜美子が来る。
「何してんの?いつまでやってんねん。カレー食べへんの?」
「食べます。」
人生を豊かにする方法
「俺にとってはな、科学や。釉薬にな、いろんな材料がある。いろんな材料が熱によって溶けあって化学反応おこすねん。ほうして色が生まれる。その色は無数や。無限にある。」
どの材料を組み合わせるかによって色が変わる。それが武志にとっては、楽しくてたまらないことだった。
「ほやけどな、釉薬で作り出される色は穴窯とは、またちょっと違うねん。」
武志は、釉薬の奥深さにこだわっていた。
「釉薬が作り出す色を追っかけとる。計算通り色が出た時には、そりゃもうたまらん。やったー思う。」
「色をコントロールしたいんやな。」
「お父ちゃんもそうやった?」
「まぁ、計算通りにいかんことも多いけどな。」
「どんな色を出したいん?」
貴美子は、嬉しそうに質問をした。
「そりゃ、俺だけにしか出せん色。」
「まだ、見つかってへんのやな。」
「まだ出会うてないんやな。これやっいう瞬間。」
「心が熱うなる瞬間な。」
ジョージ富士川が教えてくれた。
「お母ちゃんにとって、それが穴窯やった。出会えるとええな。」
「楽しみやな。」
八郎も応援した。
「ウチも負けてられへんな。よし、パリ行くか。」
飛行機は、乗るときに靴下を脱がないといけない。国際線は、もっと大変だった。小さくて、狭いところでガマンしなければならない。
「そんなん、しんどいん?」
「うそや、うそ。」
「信じてたん、お母ちゃん。かわいいな。」
「ウソ?ウソ?どこまでウソなん。」
小池アンリ(烏丸せつこ)の花瓶ができ上がった。
「前に小池ちゃんが教えてくれたやないですか?ウチの作品が、小池ちゃんの人生を豊かにしてくれる。ホンマにそうなら、ウチはまだ自分の人生を豊かにするより。誰かの人生を豊かにしてあげたい。」
パリに行くことよりも、何かを作りたい衝動にかられていた。
「そうか?もう1コ教えたろか?芸術以外で人の人生を豊かにするもんは、なんや?人を想うことや。自分以外の誰かの人生を想うことや。寄り添うこと、想いやること。時には背負ったりすることや。」
誰かの人生を想うことで、自分の人生も豊かになる。
「ええ作品つくってや。またいつか800万円で買いに来たるわ。楽しかったで。」
「ウチも楽しかったです。」
「ありがとう。」
「ありがとうございました。」
貴美子は、新しい作品を作ろうとしていた。武志は、窯業研究所で釉薬の研究をしていた。ふと見つけたサンプルに目が留まる。
「亜鉛結晶釉や。キレイやろ。」
「雪か?花が開いたみたいや。ええな、この感じ。」
2月24日(月)からは、第21週『スペシャル・サニーデイ』がスタートします!信作と百合子の家族の物語です。こうご期待!
朝ドラ「スカーレット」120話感想
八さんと喜美子と武志と。
今週のラスト良すぎた😭
たとえ家族の形が変わっても、関係性は根本の部分は何も変わってない。
言葉では言い表せられないような細かな心情が繊細に描かれてるから、これだけ惹きつけられる。
おまけに次回から信作週ときたら最高#スカーレット #120話 pic.twitter.com/x83Fjt8w2a— rippi🎩 (@pastelsnoopy17) February 23, 2020
八さんの器は武志が壊すことが最善やったような気がする。偶然そうなってしもただけやけど。自称おもしろおじさんの信作、呼んだら駆けつけてくれるの優しい。信作は八さん大好きマンながら喜美子の表情にも敏感で2人の間に立つには最良の存在。皆んな幸せそうで何よりでした!泣 #スカーレット 120話
— 夢野 (@onemuyegroeg) February 22, 2020
#今日のらぶしーん #スカーレット 120話
「陶芸やってへんてホンマ?」「今は休んでる」「やりたい言う気持ちはあるん?」「陶芸を始めた頃の感じになれへんかなと思てる」「どんな感じ?」「ドキドキしてた。土触ったり、形作ったり。あの感じな。陶芸に対するあの感じ・・・(続く) pic.twitter.com/Pbv2tS0RX5— 赤塚知隆 【終演】T1project「君へ」@下北沢B1 (@tomotakakatsuka) February 22, 2020
ハチ「お互い意識し合っている」
喜美子→平気なフリがハグして自爆
信作「嫌いで別れたわけじゃない」
2人の気持ちが改めて言動で現れた。
ハチと喜美子の創作意欲が今後変わるのかな?ハッピーエンドへの前フリですよね!期待😍#スカーレット #八郎沼— carandbus (@carandbus) February 22, 2020
「ひとの人生を想うことで自分の人生も豊かになる」
他者に目を向けることが、他者の時間と人生に思い巡らすことが極端に少ない喜美子にとっていい出会いだったな、小池アンリさん #スカーレット— ぬえ (@yosinotennin) February 21, 2020
「もう一個教えてやろうか。」
「自分の人生を豊かにするんは、(人に)寄り添う事、思いやる事、時には背負う事。」
「さっさとやり❗️」
小池ちゃんが大久保さんに見えて来た😢。
フランス行きを止めて作品作りに没頭する事を決めた喜美子、また一つ上の世代からエールを貰ったね。#スカーレット pic.twitter.com/OAvAOxLtiK— マルマルコ (@marukodorama) February 21, 2020
コメント