【スカーレット】146話ネタバレと感想!武志の新たな目標みんなの陶芸展

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NHKドラマ

喜美子(戸田恵梨香)は、武志の作った大皿から音を聞いた。急いで武志を呼びに行く。

第146話、何もない1日に新たな色を描いて行く。武志は、かけがえのない時間を過ごしていた。

見逃した方はこちらから⇨「【スカーレット】NHK

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「スカーレット」146話視聴率

最終週「炎は消えない」第146話が、3月24日火曜日に放送されました。気になる視聴率は、20.8%でした!

陶芸家の神山清子さんがモデルになっています。男が多い蔵元で信楽焼に魅了されて行きます。波乱に満ちた人生をどう描くのか?

「スカーレット」146話ネタバレ

器が生きている

武志(伊藤健太郎)の作った大皿は、パチパチと弾けるような音が聞こえた。

「はっきり聞こえたな、こういう皿の形状やからか?」

「せやろな。」

「釉薬の塗り方もあるんやろか?」

「あるやろな。」

「焼き上がって完成したと思ってたのに。終わってなかったんや。生きてるんやな。」

「せや、生きてるで。」

武志の作った大皿は、本焼きをして冷ましている間に貫入と言われるひび模様が広がった。聞こえて来たのは、微かにひびが入る音でした。

喜美子と武志は、器が生きている音を聞いた。八郎(松下洸平)は、『カフェ・サニー』に来ていた。大野(マギー)と話をする。

「そんなにハマってるんですか?」

「ほやねん、今日もね感性みがくんや言うてお友達とバーゲン出かけたわ。何でも楽しんでるわ。川原喜美子先生のお陰や。ほいで、八さんはいつまで名古屋で1人で暮らすんや?」

「あっ、はい1人です。」

「今、おもろい冗談言うて切り返そうとしたやろ?思い浮かばんと止めたな。」

「すいません。」

「もう名古屋、帰ってきたらええねん。ちゃうわ、信楽帰ってきたらええねん。ワシもええ加減やな。」

「ほんまですよ。」

「ほらー昔の噂する人もいはるかも知れんけど。」

「ああもう、そんな気にしてません。1回名古屋引き払おう思うたんです。武志のそばにいてやろう思うてね。せやけど会社辞めてまでいうたら、まだそれも武志の負担になる思うて。今のところ、このままで。」

武志は、食事をとらなくなっていた。大皿を見つめる。

「もう聞こえんもんやろか?もう落ち着いたんやろな。」

「せやな、ほんでも生きてるで。作品は、生き物や。」

「分かってる。」

テーブルの上には、食事が残されていた。

「武志、武志。開けるで。体調悪いんか?」

「いや、大丈夫や。」

「大丈夫なら、ご飯食べ。朝もろくに食べてへんやん。」

「味がしいひん。」

「熱は?」

「ない。」

「食欲は?」

「ないことは、ない。」

「ほな食べ、何も食べん分けには行かへんで。お母ちゃんはな、あんたが生きてくことしか考えてへんねん。生きて行くために食べて下さい。」

武志は、食事を食べ始める。

新たな目標

「何やったら食べられそう?食べられそうなん言うて。」

「何でも同じや思う。」

「ほんでも食欲はあるんやろ。」

「食べたい言う気持ちはあるで。」

「ほな、食べたいもん言うて。何かあるんちゃう?これやったら食べられるわ言うの。果物とか。」

「ええよ、これで。頑張って食べるし。大丈夫。」

「今日の予定は、いうてももうお昼過ぎてるけど。」

「何もない。」

「することなくなったか?」

「ご飯食べるんが、今日の仕事や。」

「そうか、ほな今日の大事な仕事や。」

「おう。」

『かわはら陶芸教室』には、陽子が来ていた。

「ほら、あのあれあれあの人。自由は不自由やいう。名前が出てけえへんのや。ほらあのあの人、先日芸術功労賞いうの取った人。」

「ジョージ富士川先生?」

「せや、ジョージ富士川先生や。サニーにも来たことあるんやで。喜美ちゃんもな、仲よう話してたわ。」

そこへ、信作が来る。

「こんにちわ、入るで。」

「どないしたん。」

「仕事で来たんや、ええかな。」

「ええけど、終わったから。」

「悪いけど、また大作戦や。今回は、ウチの若いもんが企画した。ほら、入れ。」

「失礼します。こんにちわ。」

年明けに信楽で活躍している陶芸家の作品を集めた展示会を開く。一般の人でも参加できる。

「ほやから、みんなの陶芸展。あっ、演歌歌手も。」

小さなイベントだけど、若い世代がバトンを引き継いで生まれ育った街を盛り上げる。岩崎は強い意志も持っていた。

「頑張りますんで、よろしくお願いします。」

武志は、薬を飲んでいた。

「ちょっと話してええ?」

「ご飯残して、ごめんな。」

「ううん、武志の作品のことや。作品うまいこと行ったら、智也くんに見せる言うたよな。琵琶湖大橋わたって見せに行ったらええわ。智也くんのお母さんにな。」

「えっ、一緒に行かへんの?」

「行かへん。」

「行く言うてたやん。」

「そんな暇のうなった。京都の展示会もあるし、終わったら今年は、も1回穴窯炊くで。」

「も1回?」

「みんなと陶芸展いうんがあるんよ。それに出品しよう思う。」

「みんなの陶芸展。」

「役場のな、武志と同じ年の子らが企画した。それに参加しよう思う。誰でも参加できんねん。子どもも大人もな。忙しいなるし堪忍な。」

「おう。」

喜美子は、作品をえらでいた。

「なっ、みんなの陶芸展参加せえいうことか?」

「そんなこと言うてへん。」

「誰でも参加できるって。参加しようかな。なっ、お母ちゃんの作品の横に俺の作品、並べてええ?」

「あかん。」

「何で?」

「親の力借りて出品するんか?参加するんやったら自分で言い。担当は鳥居さんと岩崎さん言うてた。自分で頭下げなさい。」

「いつや?」

「年明けや。」

「年明けか。それやったら、それまでに作品1つ…2つは作れるな。」

「う~ん。」

「よっしゃー。」

武志は、新しい作品を作る準備を始める。喜美子は、嬉しそうに武志を見つめる。

「何?」

目標や夢を追い求める。喜美子は、武志の姿を見ていたかった。

朝ドラ「スカーレット」146話感想

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