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日本では酒税を上げていた。峰屋は窮地に追い込まれる。万太郎は植物学を世界に知らしめることで日本を救おうとしていた。

実業家・高藤は、寿恵子を舞踏会に誘った。ダンスを踊るためにドレスを作る。寿恵子はクララのダンスを見て心が動いた。

武田勝頼は岡崎城を狙っていた。信康たちの動きは読まれて、苦戦を強いられる。夜になって信康の家臣・弥四郎たちは不穏な動きを見せる。

日本中の植物を探して、絵と文でまとめる。万太郎は一生をかける夢を見つけた。たくさんの人に植物を知って欲しい。万太郎はワクワクしていた。

万太郎が『白梅堂』に行くと寿恵子が待っていた。ボタンの葉の形をした和菓子は、ギザギザやツヤがそっくりだった。万太郎はその美しさに感動する。

万太郎は峰屋を捨てて東京に来た。その覚悟を忘れてはいけない。竹雄の言葉に目が覚める。東京中の草花を集める。そして、標本にすると決めた。

植物学を学びたい、ただそれだけで大学に通った。しかし、万太郎は大学ではよそ者扱いを受けてしまう。受け入れてもらえない寂しさを感じていた。

万太郎は朝が来るのが待ち遠しいと思っていた。学生たちは、やるべきことがたくさんあって。そんな万太郎の自由がうとましいと感じていた。

家康は武田との戦の後、気力を失っていた。そんな家康の心を万は癒してくれた。子どもができてしまったことが岡崎にいる瀬名に知られてしまう。

万太郎は学生たちの代わりに標本作りをする。田邊の部屋にあったボタンの花、寿恵子のために絵を描いた。まるで目の前で咲いているように見えた。

万太郎は東京大学に通うことになった。その話をすると丈之助は複雑な思いを抱える。しかし、不器用ながらも万太郎を励ましてくれた。

植物学に尽くしたい！万太郎は強い想いを持っていた。土佐の植物標本は、田邊教授の気持ちを動かした。もっと未来を見なければいけない、心が通じた。

万太郎は東京大学に向かった。田邊教授は10時にならないと来ない。万太郎は時間まで待たせてもらうことになった。

鹿鳴館でダンスを習わないか？寿恵子は叔母・みえに誘われる。しかし、母・まつは反対する。寿恵子は見たこともないダンスに目を輝かせた。

武田の大軍は徳川軍を飲みこもうとしていた。夏目広次は家康の具足をまとい、殿を守るために戦に向かう。家臣に守られた家康は生き延びることができた。

万太郎は長屋に住む人にお菓子を買う。そのお店で寿恵子と奇跡の再会を果たす。

万太郎と竹雄は十徳長屋に住むことになった。長屋にはドクダミが咲いていた。万太郎は新しい出会いを楽しみにしていた。

万太郎は標本を燃やそうとした男を見つける。値打ちがあるものだから、お金を払って取り返そうとする。そんな時、倉木の息子が熱を出してしまう。

万太郎と竹雄は下宿先を探していた。なかなか見つからなくて困っているところ神社が見える。2人は神様にお願いすることにする。

万太郎と竹雄の新しい生活が始まった。植物への情熱を持ち、親友・祐一郎と再会する。しかし、下宿先は狭く標本を置けないことになった。