5月13日(土)からNHKから放送がスタートした「みをつくし料理帖」、江戸時代を舞台にした時代小説です。
高田都さんが描いた時代小説は、累計発行部数330万部の大ヒットになりました。小説の中の澪は、黒木華さんにピッタリです。
第5回は、澪が料理人をする「つる家」が何者かに火をつけられる。それを聞きつけた吉原の花魁・あさひ太夫(野江)がお金を融通するところからスタートします。
みをつくし料理帖とは
大阪に生まれた天涯孤独な澪(黒木華)は、天満一兆庵の女将だった芳(安田成美)に救われます。
天満一兆庵が火事になり、ひとり息子の佐平を頼りに江戸に渡ります。
佐兵衛の行方は分からず、天満一兆庵の主だった嘉兵衛は気に病み無くなってしまう。
澪は江戸で「つる家」の主である種市に出会い働くことになる。澪は、大阪と江戸との味の違いに苦労しながらも道を切り開いてゆきます。
澪が料理を通して、まわりにいる人々を幸せにしてゆく姿が描かれています。
みをつくし料理帖 第五回あらすじ
野江が生きていた
澪は大阪にいるときに水害にあって両親を亡くしている。幼なじみの野江は、もういないものと思って生きてきた。
吉原にある「翁屋」の料理番・又二は、あさひ太夫にお弁当を作って欲しいをお願いしに来る。
「つる家」が焼けてしまい、気落ちしている澪がお弁当箱を開くと“雲外蒼天”の文字が書いてある文と十両という大金が入っていた。
澪は、野江ちゃんが生きていると気付く。吉原の花魁として生きる野江と料理人として生きる澪、いつの日か会うことが出来るのか?
あさひ太夫に会わせて?会わせてください!
そいつはできねぇ、あんたも吉原がどんなとこなのか知ってるだろう!花魁はかごの鳥。
どこぞの大臣に見受けされるか、年期明けまで待つか、あんた自身が同じ廓に身を売るか、そうでもしなきゃ会うことなんてかなわねぇよ。
澪は、あさひ太夫の十両で元飯田町にお店を開きます。
佐兵衛の行くへは
天満一兆庵の料理人だった富三は、佐兵衛の行方を芳に話す。佐兵衛は、吉原の花魁に入れ込んでお店のお金を使いこんでしまったのだ。
吉原の花魁は、佐兵衛に病気をうつして袖にしようとします。そのことに逆上した佐兵衛が花魁に手をかけてしまう。
佐兵衛は見受け代で廓と話をつけます。
その話を信じられない芳と澪は、何かの間違いだと佐兵衛のことを信じることに決める。
土用の丑の日
土用の丑の日は、なぜウナギを食べるのか?必ずウナギでなければいけない訳ではない!
少し前までは、“う”のつくものを食べる習わしがありました。たとえば、梅干しを猛暑の最中に食べるのは理にかなっています。
ひとくち宝珠
江戸城の料理人である小松原(森山未來)は、公方様に献上するお菓子を作ることになる。
澪の姿を見て、“煎り豆”を思う。素朴で地味、華やかさには無縁だが滋養に溢れている。やたらと人に懐かしがられ好まれる。
煎り豆からきな粉を使って「ひとくち宝珠」を作り上げる。
まとめ
高田都さんが作り出す世界観が好きで、本を何度も繰り返し読みました。泣けるシーンが多いから電車の中では読まない方がいいです!
これからの展開が楽しみな「みをつくし料理帖」、次回は佐兵衛の行方を知るために富三が吉原に行きます。佐兵衛はどこに?
心星ひとつ みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 時代小説文庫) posted with ヨメレバ 高田 郁 角川春樹事務所 2011-08-10 AmazonKindle楽天ブックス楽天kobo
(記事内の画像出典:公式ページ)
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